大豆田とわ子と三人の元夫

『大豆田とわ子』かごめ(市川実日子)は亡くなった?死因は?病気?事故?どうしていない?透明はトロフィーはなに?【ネタバレ】

『大豆田とわ子と三人の元夫』第6話ネタバレ・渡来かごめ(市川実日子)がいなくなった理由は?あのトロフィーを遺して登場しないのはなぜ?

かごめ作・ふりる新人漫画グランプリに応募した漫画「輝くキッス」はどうなった?

とわ子(松たか子)のもとに集まる愛すべきダメな大人たち。
その代表格がとわ子の30年来の親友・綿来かごめ(市川実日子)でした。
とわ子家で自分の家のように寛ぎ、娘の唄とも親友になってしまう40過ぎのダメな大人。
しかし規格外の魅力で、なにものにも縛られず、誰にも捕まえられない、独特な世界観に自分軸で生きる素敵な女性でした。

その昔、二人で漫画家になろうと漫画を書き始めた事があった小学生の頃のとわ子とかごめ。40を過ぎて、かごめはその夢をもう一度追うと宣言した。
二人で名付けたペンネーム「空野みじん子」はかごめ一人のソロプロジェクトになった、と彼女は言った。

そして「空野みじん子」の初作品は完成した。
誕生日祝いに一番最初に読ませてあげる、とやつは言った。
しかし、突然やつはいなくなった。

第6話の終盤、三人の元夫たちの地獄の自己紹介、地獄の餃子パーティーのあと、それは明らかになりました。

午前1時17分、死亡確認。
直接死因は心筋梗塞。
気がついたらやつは一人で慰安室で眠っていた。

夜も寝ずに、徹夜続きで、ご飯はきっとお肉屋さんのコロッケ歩き食いで、応募前の追い込みで、特別不摂生だったのかも。
その時、とわ子にはかごめからの着信が入っていました。
仕事で人と会っていたとわ子は気付いていたけど、その電話を取りませんでした。
一人にさせちゃったな、とわ子の心には後悔が残りました。

そして新人漫画賞に応募した「空野みじん子」作品の結果は??

完成して、とわ子に一番最初に見せる約束だったので、出来上がったままアパートのテーブルにそれは置いてありました。
それを読んだとわ子は一人、応募の手配を進め、投函までを行いました。

第7話は、その後、1年後からのスタートでした。

とわ子の家には透明のガラスで作られたトロフィーが飾られていました。
1年前にはなかったそれは、やつのもので。
かごめのソロプロジェクトとなった「空野みじん子」による遺作の漫画作品「輝くキッス」は見事、佳作を受賞していたのでした。

それは最初で最期の「空野みじん子作品」が世に認められた証しでした。
生きた証でした。

 

それからの1年間、同じ痛みを抱えているとわ子と八作(松田龍平)です。

それからというもの、とわ子は他人にまでお節介する健康オタクになり、
誰にも明かせない想いを、浮かばれない想いを抱える八作は放浪の旅に出るのでした。

ずっと二人で馬鹿笑いして過ごせると信じていたとわ子とかごめ。
やつだけは死なないと何故か不思議に思い込めていたとわ子とかごめ。
そしてとわ子は自分の半分を失い、一人になったのでした。
一人ぼっちにさせちゃったな、と思いながら、一人になったのでした。

***

かごめは死んじゃダメ。
伝説的なオンナだけど、いつでも突然いなくなっちゃいそうな存在感だったけど。
いなくなっちゃダメな人だった。
喪失がデカい…。