魔女の宅急便で使われているる挿入歌・音楽・曲をご紹介します!
ジブリの作品は内容の面白さももちろんですが、場面を盛り上げる音楽も魅力的ですよね。
映画自体を見なくても、音楽を聴けばそのシーンが目に浮かぶくらい音楽が作品に与えている影響が
魔女の宅急便のどのシーンでなんという音楽が使用されているのが、印象的なシーンをピックアップしてご紹介します。
キキが故郷を出て空を飛んでいるときにラジオから流れてくるユーミンの曲は?
ルージュの伝言/荒井由実(松任谷由実)
魔女の宅急便で一番印象的な曲といえば、キキが生まれた町を出て新しい街を探してホウキで飛んでいるシーンで、ラジオから流れてくる曲じゃないでしょうか。
お父さんお母さんと別れたった一人で町で出ていくキキ(ジジはいますが)。キキにはまだこの曲の歌詞の意味は分からないでしょうが、一人で旅立つキキの環境や、年頃の子供ならではの少し背伸びしがちな心境を引き立てる、非常に絶妙な選曲です。
キキこれから暮らす街に初めてついたときに流れる音楽
海の見える街/久石譲
生まれた町を出たキキは、突然の豪雨に打たれたりしながら海に浮かぶ街を見つけます。
新しい街を見た街はきっと期待と不安で胸がいっぱいだったのではないでしょうか。
久石譲さんの「海の見える街」はそんなキキの気持ちを表現した名曲中の名曲です。
キキが赤ちゃんにおしゃぶりを届けるシーンに流れる音楽
空飛ぶ宅急便/久石譲
これから宅急便を始めるきっかけになる「初めての宅配」を行ったシーンで流れていたのが「空飛ぶ宅急便」です。
初めての宅配と言っても、おしゃぶりを赤ちゃんに届けただけですので、とくに仕事になったわけではありません。
でも、初めての土地で不安に胸をいっぱいにしていたキキにとって、自分の行いで人に感謝されたことできっと胸がいっぱいになったことでしょう。
案外小さな嬉しさや優しさや感謝の気持ちで人生が動くものかもしれませんね。
キキがパン屋さん「グーチョキパン屋」のお手伝いをすることになるシーンに流れる音楽
パン屋の手伝い/久石譲
赤ちゃんにおしゃぶりを届けたことから、宅急便を始めることにしたキキ。仕事をうけるために電話を引くことを考えていることをオソノさんに話すと、店番を手伝ってくれればパン屋の電話を使っていいこと、さらに朝ごはんまでつけてくれることになりました。
気前が良くて親切なオソノさんの優しさに触れたキキの、前途洋々とした気持ちが表れた素敵な曲ですね。
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キキが初めての依頼を受けて飛んでいくときに流れる音楽
仕事はじめ/久石譲
キキが初めての依頼を受けて飛んでいくときに流れる曲です。
キキの初めての仕事は「ジジ」そっくりの黒猫のぬいぐるみを届ける仕事です。
仕事を依頼してきたのは、キキがオソノさんのに空き部屋を借りた初日に外を眺めていたら目についた、白猫を飼っている部屋のお姉さんのようです。
初めて受けた仕事にキキの胸が高まっている様子が伝わってきますね。
あ、ちなみに、この仕事を依頼してきたお姉さんが飼っている白猫、実は名前があるんですよ!皆さんご存知でしたか?
白猫の名前についてはコチラ↓の記事でご紹介していますので合わせてどうぞ。

パーティーに誘われたあとのキキが忙しく働くシーンに流れる曲
大忙しのキキ/久石譲
宅急便の仕事を始めたキキの元に順調に仕事が舞い込んできます。
トンボにパーティに誘われたキキは参加するかどうか迷いながらも仕事に奔走します。
ちょうど「ニシンのパイのおばあちゃん」の家に行く前に流れる音楽ですね。
ウルスラとウルスラの小屋へ泊まりに行くシーンに流れる音楽
ウルスラの小屋へ/久石譲
街に買い出しに来たウルスラはキキの元に立ち寄ります。
元気がないキキの姿を見たうるすらは、自分の小屋へ泊まりに来ないかとキキに持ちかけます。
宮崎駿さんはこういう「たくましい女性」を描くのが本当に上手ですよね。
ステレオタイプな見方をする人は女性を「か弱いもの」として描きがちですが、宮崎駿さんは女性を「たくましいもの」として描きます。
実際意外と男性よりも女性の方が生きるチカラが強いのかもしれませんね。こういう物事の本質を見抜く力がジブリの作品にリアリティと生命の力強さのようなものを与えてるのでしょうね。
キキがウルスラの絵に目と心を奪われたシーンに流れる音楽
神秘なる絵/久石譲
ウルスラに誘われてウルスラの家に泊まりに来たキキはウルスラの書いた絵に目を奪われます。
ウルスラはこの絵のモデルがキキだと話します。
魔法の力が弱くなり落ち込んでいたキキはウルスラから元気にもらうきっかけをもらいます。
キキの魔法の力が弱くなった原因には色々な説がありますが、個人的にはこのウルスラとの会話の中にその答えがあるんじゃないかなぁと思っています。
キキがトンボを助けたあとに流れる音楽
デッキブラシでランデブー/久石譲
暴走した飛行船の綱につかまったままになってしまい、落ちてしまいそうになるトンボを、空を飛ぶ力を取り戻したキキが間一髪で助けます。
このあとに流れる音楽が「デッキブラシのランデブー」です。
基本的なメロディーは「空飛ぶ宅急便」と同じですが、コチラのほうが最後にふさわしく少し豪華な感じになっています。
エンディングに流れる曲は
やさしさに包まれたなら/荒井由実(松任谷由実)
魔女の宅急便のエンディングテーマは荒井由実(松任谷由実)さんの「やさしさに包まれたなら」です。
この曲はユーミンの3枚めのシングルで、特別魔女の宅急便のために用意された曲でありません。劇中で使用されているのはシングルバージョンではなく、アルバムバージョンが使用されていません。
荒井由実さんの音楽で始まり、荒井由実さんの音楽で終わる。選曲したかのセンスが素晴らしいですよね。
まとめ
というわけで、魔女の宅急便の挿入歌・音楽を印象的なものをピックアップしてご紹介しました。
荒井由実(松任谷由実)さんの「ルージュの伝言」「やさしさに包まれたなら」はもちろんですが、個人的には「海の見える街」が一番「魔女の宅急便」を象徴する音楽なんじゃないかなぁと思います。
あの地中海のような町並みのイメージ・期待・不安・懐かしさが入り混じった音楽…久石譲さんって本当にすごいですよね。
あ、ちなみにですが、松任谷由実さんの曲や各種ジブリのサウンドトラックはAmazon Music Unlimitedで聞くことが出来ます。初回30日間の無料体験もありますので、この機会に加入してジブリの音楽を楽しんでみてはいかがでしょうか。
トトロの音楽とかいいんですよね~。