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新型コロナを予測していた?山Pドラマ『インハンド』新型エボラウィルスはどうやって終息した?【最終回ネタバレ】

新型コロナウィルスを予知していた?山下智久主演のTBSドラマ『インハンド』の結末はどうだった?殺人兵器ウィルス「新型エボラ」はどうやって終息した??

村を封鎖してから300日以上を使い、山Pが生ワクチンを開発!

新型コロナウィルスが世界中で猛威を奮っています。
この事態がどうやったら終息するのか、少し先すらも私達庶民は予想できない。
それが恐怖ですよね。いつか光が見えるなら頑張りようもありますが、休校や、自宅待機、お店から生活用品がなくなるデマ拡散も、期限付きなら耐えられる。
閉鎖的空間の通勤、通学電車内も、駅内も、事務所だって、空気自体が敵にすら思えてくる。
日に日に感染者は増えるばかりだし、子供たちのメンタル面も保証はない。
お先真っ暗状態の現状ですが、生き抜くしかない。
免疫力を高め、予防に努めるしかない。

そんな中、この現状から最近ふと思い出したあるドラマがあります。
2019年春のTBSドラマ『インハンド』です。
山下智久さんが主演を努め、天才寄生虫学者の紐倉哲を演じました。
相棒には元医師の高家春馬(濱田岳)。
人間嫌いの氷のような天才学者と、人を救いたい心の優しい元医師の助手が奮闘するドラマでした。


最終回の展開は人類と、人工殺人兵器「新型エボラウィルス」との闘いでした。
ある会社が米軍と手を組み、その殺人兵器を管理していました。
そして栃木の相羽村を買い取り、その会社の研究基地を作ろうとしていました。
しかし、そこでその会社フューチャージーンの中の若手がそのウィルスをばらまいてしまった、という流れでした。

相羽村で原因不明の感染症が起きている、という知らせを受けた紐倉たち。
合羽村が故郷であった高家はすぐさま駆けつける。
しかし患者たちはどんどん増え、みんな5日も持たないで死んでいく。
紐倉の指示で相羽村を封鎖し、外部との接触を完全遮断。
小学校に研究基地や仮設ベッドを造り、治療に対応。
これはあの時と似ている、と紐倉。

これがどう終息していくのか気になりますよね。
現状の世界では封鎖は出来なかったので、このドラマと全く同じ状態とは言えませんが、これがどう行き着くのか、忘れてしまったのでまとめてみようと思います。
その当時、ちょいちょいまとめていたものを紹介しながら行きたいと思います。

『インハンド』最終回・高家春馬(濱田岳)はなぜ新型エボラウィルスから助かった?治療薬?ワクチンは?【ネタバレ】『インハンド』最終回ネタバレ・新型エボラに感染したはずの高家春馬(濱田岳)はどうして助かったの??理由は??その秘密は「衛生仮説」!! ...

以前、まとめていたネタバレです。
ここでは相羽村で蔓延した新型エボラに、医療に従事していた医師、高家(濱田岳)が感染してしまいます。絶体絶命の大ピンチでした。
しかし、高家はなんと一命を取りとめます。
殺人兵器「新型エボラ」の初めての生還者となりました。
封鎖から何百日と時が過ぎていき、だんだん感染の勢いは衰え、患者数が横這いになってきている頃でした。上記に貼りましたネタバレを簡単に言ってしまうと、高家の母(宮崎美子)は家で作っている漬物をいつも高家に差し入れていました。
それは高家が子供の頃からずっと慣れ親しんだ味で、母親の味でした。
忙しくてご飯があまり取れなくても漬物だけは、と母は常に届けていました。

そして封鎖から299日目に高家春馬、発症。
これまでの感染者の血液データをひとり遺さず見てきた天才、紐倉哲は、高家の血液データだけが違う様相になっていることに気づいていた。しかしその理由はわからない。
そのまま一人未知なる5日目を超えた高家に光を見出す紐倉。
そこで、かつての助手だった入谷(松下優也)が命をかけて「新型エボラウィルス」を研究したノートに気づく。入谷はウィルスの弱毒化に成功していた。
その弱毒化のデータと高家のデータは酷似していた。
弱毒化しつつあったそのウィルスに作用したものはなんだったのか?
高家の母からの証言を基に、紐倉は気づいた。
昔からの方法で野菜を作っている、と高家母は言った。

「衛生仮説」

上に貼りましたネタバレ記事の繰り返しになりますが、高家の実家のある区画では、人糞堆肥を使った無農薬有機野菜を作っていた。その中にはいろいろな種類の寄生虫が存在していた。それを幼い頃からずっと食べて育った高家たちの体の中には当たり前のようにそれら寄生虫たちが混在していた。ちょうど弱毒化したウィルスにその寄生虫たちが上手く作用したのでは、と紐倉。
こうして紐倉はその野菜や土を調べ、ありとあらゆる寄生虫を調べ始めた。
高家の体内にある弱毒化したウィルスと、その寄生虫を基に、生ワクチンを開発する、という展開に至るのでした。

こうして相羽村の封鎖は解かれ、新型エボラウィルスも終息していったのでした。
生ワクチンが出来上がるまでにその後、どのくらいの期間を要したのかは明らかにはされませんでした。
もう生きるか死ぬかの息も絶え絶えな病床の高家に、母が最期の晩餐として漬物を口に押し込むのはちょっと…って思っちゃいましたが、それも親心?(笑)
結果的に奇跡を起こしましたが、そういう時はもうちょっと消化の良いものとか、柔らかいものとかにしません?

紐倉の昔の助手・入谷が一人で研究していた「新型エボラ」の弱毒化にどうやって成功していたのか?とか高家は時期的な?気候的な?ものもあり、自然にエボラが弱毒化していってたのか?日々漬物を食べていたから弱毒化したのか?とか詳細はちょっと自信がないのですが、簡単にまとめてみました。やはり寄生虫学者の助手だから入谷は寄生虫が作用できるかも、と一人ですでにたどり着けていたのでしょうかね??
ちなみにかつての紐倉の助手。入谷についてはこちらも覗いてみてください!

『インハンド』紐倉の義手の秘密!人殺しの真意とは!元助手・入谷(いりや)の死の真実は?【第5話ネタバレ】『インハンド』紐倉哲(山P)の右手の秘密(過去)が明らかに!!元助手の入谷(松下優也)が自殺をした本当の原因は?第5話のネタバレはここだ...

この「新型コロナ」と同じ事態とはいいませんが、この現状で思い出されるドラマでした。
やはりここまで広まってしまった以上、ワクチン、特効薬の開発を待つしかないのでしょうか。今ある現状でも回復に向かう方、症状が出ない方、重症化される方、命を落とす方、一体何が違うのでしょうね。もちろん年齢や呼吸器の持病、体力など、個人差があるものですが、相手は目に見えない敵だけに、とても恐ろしいです。
そして医療関係者の方々や研究者の方々には頭が上がりません。
私達、一般庶民は感染しないよう、不用意に拡げないよう、一人ひとりが気をつけて生きていくしかありません。

山Pこと紐倉がとても良いことを言っていました。

「隣の人と手を繋ぐには、まず相手を知る必要がある。」

(新型エボラウィルスを研究のためにばら撒いてしまったフューチャージーンの一人が多少の犠牲は仕方ないことだ、科学者は100年後、200年後を見ているんだ!と主張。)
「今日が無事に終わらなければ明日は来ない。明日が来なければ明後日もない。100年後ってのはな、そういった欠けがえのない毎日の積み重ねでやってくるんだ。目の前の命を犠牲にするやつに未来は救えない。」

 

誰の命も平等で、大切。一人一人がこういう意識を少しでも持ったら、変な争いや差別は起きないのではないかな、と思いますよね。綺麗事ではありますが。
『インハンド』では相羽村だけの封鎖で良かったからというのもありますが、「セルフキッド」というものを政府から配布していました。
発熱や気になる症状を感じた者は自己申告か、他人からの連絡により、政府が家の前に届けに来る四角い箱のセットを受け取ります。その中には5日分の食料や薬品が揃っています。
5日間家から出ないで、そのキッドを使って生活をしてくれ、というものです。
外出は絶対せず、他人との接触もさせない、というもの。
その食料がなくなる頃(5日間を過ぎたら)、政府がまた生存を確認に来る。
5日を超えられれば疑いは晴れ、日常を取り戻す事ができる。
感染者の拡大を防ぐための策でした。
「新型コロナ」は範囲が広過ぎてもう手の打ちようがないのが現状ですが、これくらいの生活用品や食料の確保というか保証はあって良かったんだろうなって思いますよね。
現実とても難しいのはわかりますが、でも今やそれくらいの状況なんですよね。
だって学校は休校されても、食べ物はなくなるから買いに行かないといけないし、不要不急の外出はだめでも、必要ならば外へ行かないといけない。それで結局接触してしまうなら、もう防ぎようもない。お金を使うなら働かなきゃいけないし、働くなら子供は預けなきゃいけないし。食料やお金の問題は国で保証して欲しかったなぁ、なんて。
一番最初の段階ですべて休校休業して何日か分配布くらいならなんとかなったんじゃ?なんて甘いかな。今回未曾有の事態ですべてが「分からないまま」決断をしなくてはいけない国も大変だというのもわかりますが、どうなってしまうのでしょうか!
かつてのパンデミックを起こした新型インフルエンザもいまや普通の風邪っぽい立ち位置になっているワケですから、この事態にも人類は絶対に勝てる、と信じ、日々を懸命に生きるしかありませんね!!