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【新型コロナウイルス】を予知していた?『アンナチュラル』のコロナ騒動はどんな内容だった?【第1話ネタバレ】

【新型コロナウィルス】を予言?石原さとみ主演の『アンナチュラル』第1話「名前のない毒」のネタバレ紹介!MERS(マーズ)コロナウイルスはどう終着した??

『アンナチュラル』第1話はどんなものだった?


新型コロナウィルスが世界中で蔓延しています。
このコロナパニックはいつまで続くのか。
出来ることの少ない私達はコロナ鬱に入ろうとしています。
そんなこの現状を思い出せるあるドラマについて載せてみたいと思います。
石原さとみさん主演の金曜ドラマだった『アンナチュラル』です。
2018年の1月期ドラマでした。このドラマの主題歌を担当した米津玄師さんはいまや知らない人はいないほどのアーティストになりましたし、主題歌の「lemon」は未だに様々なチャートに名を連ねています。
私個人としても大好きなドラマでした。
この『アンナチュラル』の中に、ウィルスと闘うお話があったことを覚えているでしょうか。自分も結構うろ覚えなのですが、日本が、世界じゅうがこんな状態なだけに、このドラマの内容が他人事ではないように思えて、この物語の結末がいったいどうなったのかどうしても気になってしまったので、改めて載せてみたいと思いました。

第1話・「名前のない毒」どんな内容だった?

不自然死究明研究所(unnatural death Investigation laboratory)、通称UDIで働く法医解剖医・三澄ミコト(石原さとみ)たちのもとに一人の男性のご遺体が運ばれてくる。
まだ若い男性の虚血性心疾患(心不全)とのこと。
しかし解剖した結果は、薬毒物死が疑われる急性腎不全。
この真相を追求すべくミコトたちはこの不条理な死に立ち向かう。

このご遺体、高野島渡は出張旅行から帰ってきて、体調を崩していたことがわかる。
高野島とともに仕事をしていた女性もその後、突然死を遂げていたことも判明。
二人は不倫の仲だったのか、と死んでも尚、汚名を着せられてしまう故人。
そんな中、高野島の恋人であった馬場(山口紗弥加)の証言により、様々なことが判明していく。

高野島の出張先はサウジアラビアだった。
そこで中東呼吸器症候群(MERSコロナウィルス)を疑うミコトたち。
致死率38.5%の、中東で流行っていた感染症だった。
高野島は帰国当時、風邪症状があった。
帰国後、医大で診察を受けた記録はあったが、通常コロナウィルスの検査まではしない。
遺体がUDIに運ばれてきたときも、死後200時間以上が経っており、腐敗化も進み、肺炎症状までは確認できなかった。
UDIのある駐在ビルに入っている他企業にPCR検査を出来る会社があり、検査をすることが出来た。こうして高野島の死因はMERSコロナウィルスだと判明した。
中東から日本にMERSを連れてきた張本人として高野島はマスコミやネットで叩かれてしまうことになる。

極悪人のように顔写真つきで吊し上げにされている恋人・高野島の現状に心を痛める馬場。
帰国後の翌日に会い、それが最期の夜になってしまった、と嘆く馬場にはっとするミコト。
その夜、しましたか?、と唐突に質問。
「キスはお好きですか?高野島さんと、男女の営み?異性間交流!!しましたか?」

馬場への尋問?により、ミコトはある仮説を立てる。
中東からの帰国の翌日、風邪症状はあったものの、高野島は恋人・馬場と濃密な夜を過ごす。しかし濃密な夜を経ても馬場の体内にはMERSの抗体は存在していなかった。
ということは、その日の夜にはまだ高野島もそのウィルスを持っていなかったとも言える。

その頃、同じUDIで働く中堂系(井浦新)は葬儀屋(竜星涼)からある不審な話を耳にする。最近、東央医大で不審死が相次いでいる、という噂だった。
中堂が一人水面下で調べた結果、その東央医大で亡くなった患者たちの死因はMERSの病状である心不全や呼吸逼迫で亡くなっていると多数報告されていた。
短期間に同じような死因が立て続いている。
そしてまた、東央医大にはコロナウィルス研究チームがあった。
ミコトたちはウィルス漏れを指摘する。
元厚生労働省だった神倉UDI所長(松重豊)は東央医大の駕籠院長(村井國夫)を呼び出し、その疑惑を指摘する。自分たちのミスを中東からたまたま帰ってきたある会社員になすりつけるつもりではないかと。院長はもちろんこれを否定。
15分で結果を目視できる検査キッドを200ロットも発注していますよね?研究のためとはいえ、多すぎるでしょう?
「これだけじゃあうちが感染源だという証拠にはならない。」

その頃、ミコトたちは最近東央医大で亡くなったばかりだというご遺体を追いかけて、火葬場まで行っていた。直前で火葬を辞めさせ、この方を解剖させて欲しいと名乗り出た。
傷んだ心を尚も刻みつけられるようなご遺族の荒ぶる感情を理解しながらも、受け止め、それでもミコトは事情を話し、なんとかご遺族に了承を得る。
こうして解剖した結果、やはりそのご遺体からもコロナウィルスは発見されたのだった。
その結果をミコトは急ぎで神倉と駕籠院長のもとへ伝えに来る。
「解剖が終わりました。ご遺体の肺からMERSコロナウィルスが検出されました。東央医大で亡くなった入院患者さんです。国立感染症研究所にも検体を届けました。これで感染のおおよその時期がわかります。高野島さんの検体と比べればどちらが先に感染したのかも。
ウィルス漏れを隠すことは、名前のない毒をばらまくのと同じことです。死ななくていい人が大勢死んだ。せめて、これから先は、賢明なご判断を。それから高野島渡さんの名誉の回復をお願いします。ご遺族がこれから生きていくためにも。」

こうしてコロナウィルス騒動は、東央医大で起きたウィルス漏れが原因だということが判明し、大学側は謝罪。
高野島さんは戦犯にならずに済みました。
『アンナチュラル』第1話では病院(研究所)のミスで起きてしまったパンデミックでした。ドラマはそれ以降を語ることもないので、その後どこまで広がったのかが気になるところですけどね。むしろ今となってはそっちが知りたいところ…。

東央医大には低圧室もあり、隔離はきちんとされている、というようなセリフもありましたので、それ以上は死者は出ていないのかな。
以上ですが、ざっくりとアンナチュラルの第1話のネタバレでした。
今回の世界じゅうに拡がる「新型コロナ」騒動でこのドラマを思い出す方も多かったのではないでしょうか。人類はいつだってウィルスとの闘いなのですね。
人類はウィルスと自然災害だけには勝てないのでしょうか。
それらはいつも突然襲ってきて、人の命を奪っていきますね。
しかしそれが、誰かかが故意的に起こした事故だったのだとしたら……。
すべてが手探りの新型コロナショックの真っ只中にある現在、自分たちに出来ることは何なのか、冷静に、そして懸命に見極めながら生きていきたいと思います。
そして、私達のほんの少しの心がけでこれ以上広まらないように、犠牲者が増える事のないようにしたいものですね。