テセウスの船

『テセウスの船』上野樹里から託されたオレンジのノートの内容は?未来の新聞記事の詳細は?【ネタバレ】

『テセウスの船』田村心(竹内涼真)の妻・由紀(上野樹里)がまとめた「音臼小事件」についてのオレンジノートにはなにが書かれている??記事の内容はこちら!

由紀の遺したオレンジノートの詳細まとめ!音臼村で起こった事件の数々とは?未来が変わった?過去も変わった?


(由紀(上野樹里)の手書きで):

音臼小無差別殺人事件

発生日時:1989年(平成元年)3月12日 午後1時頃

発生場所:音臼村立音臼小学校 多目的室(宮城県仏南郡音臼村1627)

被害者:21人死亡(児童18人、職員3人)
※ 当時は音臼小で「6年生を送るお楽しみ会」が行われていた

容疑者:佐野文吾(当時35歳)→「音臼村駐在所」に勤務する警官

凶器:青酸カリ→昼食で出されたオレンジジュースに混入

裁判:1993年7月24日 死刑判決
1998年9月16日 控訴棄却
2004年5月28日 上告棄却 →死刑確定

〈容疑者〉
氏名:佐野文吾(当時)
職業:警察官(階級:巡査)
(宮城県警仏南署音臼村駐在所)
住所:宮城県仏南郡音臼村
(当時)
容疑:殺人
2004年 死刑確定
現在、宮城拘置支所に収監

自宅から青酸カリが発見された 物的証拠はそれだけ

佐野文吾 冤罪の可能性アリ?

音臼村で起きていた小さな不可解な事件・鈴、雪の中転倒事故についての記事内容は?

(由紀の手書きメモ):1989年1月から音臼小事件が起こる3月12日までに起きた事件の記事
1月7日発生 ☆1日に2件の事故
1989年1月7日 音臼小学校の児童、佐野鈴が神社の階段から転落

(添付されている新聞記事):
1989年(平成元年)1月8日毎朝新聞 朝刊
小五女児 神社の階段から転落
七日十五時頃、宮城県仏南郡音臼村の音臼神社境内の階段付近で、小学五年生の佐野鈴さん(十一)が倒れているのを通りがかった新聞配達員が発見し病院に搬送された。
警察によると、鈴さんは階段を上っている際に誤って転落。全治二週間の怪我をしたが命に別条はないという。現場となった音臼神社の階段は昨年にも七十代の男性が転倒し腰の骨を折るなど全治四か月の重傷を負っている。

(由紀の手書きメモ):
★音臼神社 毎年1月7日に「音臼稲荷祭り」が行われる。しかしこの年は中止に。
(転倒事故の)前例があるなら偶然か?

音臼村で起きていた小さな不可解な事件・千夏ちゃんのパラコート事件の記事内容は?

(由紀の手書きメモ):1989年1月7日
音臼村三島医院の次女、三島千夏ちゃんが自宅倉庫にあった除草剤パラコートを誤って飲み死亡。
パラコートは有毒の農薬
音臼小事件で使われたのは青酸カリ
どっちも毒薬

★三島医院
当時、音臼村にあった唯一の病院
パラコート
においは?味は?間違って飲める?お父さんは医者

無色無臭

誤飲防止で色を付けたり嘔吐剤入れたり

(添付されている新聞記事):
1989年(平成元年)1月8日毎朝新聞 朝刊
女児 除草剤を飲み死亡
三島千夏ちゃん(顔写真)
宮城県仏南郡音臼村で七日、三島医院院長・三島保(三六)の次女三島千夏ちゃん(五)が自宅の倉庫で倒れているのを姉が発覚し、病院に搬送されたがまもなく死亡した。
警察の調べで千夏ちゃんの死因は、パラコート中毒であることが判明。現場の倉庫には医療で使われる薬品の他、除草剤であるパラコートも保管されており、千夏ちゃんは誤って飲んだものと見られている。
宮城県警仏南署によると、千夏ちゃんは小学生である姉の自由研究を手伝うために先に倉庫に入ったものとみられる。倒れている場所のすぐそばにパラコートの容器があり、事故の可能性が高いと見られる。
パラコートは主に除草剤として使用されていて誤って服毒すると大人でも五十ミリリットルで死に至る猛毒で、以前から問題視されていた。

音臼村で起きていた小さな不可解な事件・目の不自由な仲本工事、火事の事故の記事の内容は?

(由紀の手書きメモ):1月15日発生
1989年1月15日 田中義男 一人暮らしで自宅の火事により死亡
火元は居間 なぜ? 出火原因

(添付されている新聞記事):
1989年(平成元年)1月16日 日売新聞 夕刊
元県議会議員 田中義男さん死亡 自宅火災 火の不始末か
田中義男さん(顔写真)
十五日、宮城県音臼村にある元宮城県議会議員で詩人の田中義男さん(七四)の自宅が焼けた火事で、入院中だった田中元県議が十六日未明病院で死亡したことが分かった。
十五日、木造二階建ての自宅から出火、田中元県議は一階の寝室で就寝中だった。田中元県議は全身に火傷を負い意識不明の重体だったが、翌午前一時二十分に亡くなった。一階の居間が火元とみられる。
田中元県議は大正三年、音臼村生まれ。仙台市教育委員会教育長を経て、昭和三十年2段目の県議選で当時の仙台市青葉区から立候補。四十一歳で初当選したが、二年後に辞職。昭和三十四年に当選し、以降昭和五十八年まで六期連続で務めた。在職中、尾形賢三知事まで三人の知事と向き合い、県議会議長や民自党県連幹事長などの要職を歴任。
引退後は幼少の頃から愛してやまなかった宮城県の大自然を主題として県内を巡遊しながら旺盛な句作活動を行った。六十八歳で糖尿病を患った後は、生まれ育った音臼村へと拠点を移す。

音臼村で起きていた小さな不可解な事件・千夏ちゃんのお姉ちゃん、あかねちゃんの失踪監禁事件の記事の内容は?

(由紀の手書きメモ):1月16日発生
1989年1月16日
音臼小学校の児童、三島明音ちゃんが失踪 現在も行方不明

妹の死と関係ある?

(添付されている新聞記事):
1989年(平成元年)1月21日毎朝新聞 朝刊
16日から行方不明 小五女児 写真公開 宮城県警情報提供呼びかけ
三島明音ちゃん(顔写真)
宮城県仏南郡音臼村で一月十六日から行方不明になっている小学五年、三島明音さん(十一)について、県警は二十日、写真を公開した。事件に巻き込まれた可能性もあるとみて公開捜査にふみきった。明音さんの両親は宮城県警仏南警察署で取材に応じ、情報提供を呼びかけた。
母親の聡子さん(三九)は「寒くて不安で、すごく怖いだろうなと思うと涙が止まりませんでした」と話し、捜索について「たくさんの方々にご協力いただき、心から感謝しています」と語った。父親の保さん(三六)も「ひとりで怖くて、どんなに心細いかと考えると、かわいそうでかわいそうで胸が張り裂けそうです」と声を震わせた。
仏南署などによると、明音さんは学校のクラブ活動を終えた後、午後五時頃下校。教諭が昇降口を出ていく姿を見た後の目撃情報はないという。
警察や消防が一日最大約三百人態勢で森林や川、空き家を捜索し、村内で聞き込みも続けてきた。
明音さんは身長約一三八センチ、ピンク色の上着に白のズボン姿だった。情報は仏南署(〇二二・三七・四五)へ。

(由紀の手書きメモ)→学校から自宅までは800m。目撃者なし

音臼村で起きていた小さな不可解な事件・木村メッキ工場の社長が雪崩に巻き込まれて死亡する事件の記事の内容は?

(由紀の手書きメモ):1月9日発生
1989年1月9日午前7時頃
音臼岳の荒川橋付近で雪崩が起こり、木村メッキ工場の工場長、木村敏行が巻き込まれて死亡。
自然災害なので事件性はない?
1989年1月で同じ村内での死亡事故2件目

(添付されている新聞記事):
1989年(平成元年)1月10日日売新聞 朝刊
雪崩に巻き込まれ男性死亡 宮城県音臼村
九日午前七時頃、宮城県音臼村にある音臼岳の荒川橋付近で雪崩が発生し、山道を車で走っていた木村敏行さん(七一)が巻き込まれ、車ごと約五十メートル下の崖に転落した。木村さんは午後一時頃に県警山岳警備隊により救出され、市内の病院に搬送されたが、胸部を強く圧迫されたことにより死亡した。
宮城県警仏南署の調べによると、雪崩は音臼岳東側斜面で、幅約十五メートル、長さは約七十メートルにわたって発生したとみられる。現場は傾斜三十度で積雪は約三メートルだった。
木村さんは、県外の取引先に向かうため、車で現場付近を通りかかったところ、雪崩に巻き込まれたとみられる。
県内では昭和五十九年一月に麗華町で雪崩が起き、二八二号国道で道路工事をしていた作業員が三名が生き埋めになって死亡した。
昭和六十一年二月には、大怖スキー場でスキー中の三人が雪崩に巻き込まれ、二人が死亡。
昭和六十二年二月には、尾仁尾岳西側で雪崩が起き、県道七号線を走っていた車を襲い、二名が死亡した。
昨年二月には阿古谷町で山スキーヤー二人を雪崩が襲い、一人が死亡、一人が骨折する怪我をした。

三島千夏、死亡からの時系列の箇条書きの内容は?

1月8日(日)7日に亡くなった三島千夏の通夜が行われる。

1月9日(月)午前7時頃、音臼岳の荒川橋付近で雪崩が発生。車で通りかかった木村メッキ工場の工場長、木村敏行(当時71才)が巻き込まれて死亡。

1月15日(日)元宮城県議会議員で詩人でもある田中義男(当時74才)が自宅で火事により死亡。当時田中さんは一人暮らしだった。

1月16日(月)三島医院の長女・三島明音(当時11才)が下校中に失踪。学校のクラブ活動を終えた後、午後5時頃下校。午後10時頃、娘が帰宅しないことを不審に思った両親が警察に通報。

1月26日(木)三島明音の捜索が打ち切られる。

2月1日(水)今西工業(株)の敷地内で飼い犬が不審死。発見者はこの家に住む今西幸子(当時56才)。

2月11日(土)除雪作業を行っていた竹下好夫(当時73才)が誤って自宅の屋根から転落し、死亡。

2月16日(木)塚本印刷(株)の敷地内で不審火。南側倉庫付近に駐めてあったバイクが燃える。

2月18日(土)佐々木紀子(当時36才)が自殺。死因はシアン中毒。佐野文吾は三島明音の事件の参考人として複数回佐々木紀子に事情聴取していた。

2月23日(木)井沢商店の倉庫から商品が入ったダンボール1箱が盗まれる。

2月27日(月)午前3時頃、音臼村役場に不審者がいると近隣の住民から110番通報。

3月12日(日)●音臼小無差別殺人事件 発生
〈死者21人〉
毎年恒例の「6年生を送るお楽しみ会」において、昼食時に出されたオレンジジュースに青酸カリが混入され、それを飲んだ児童18人、職員3人、合わせて21人が死亡。

3月13日(月)宮城県警仏南署に特別捜査本部を設置。