2020年（令和2年）・オリンピックイヤーでうるう年の今年の土用はいつ？？鰻を食べる「土用の丑の日」はこの日だ！！土いじりの謎も！！
夏によく聞く「土用」「丑の日」とはいったいなんなの？？
無事に日本は「令和」の時代に突入致しました。
今年は令和2年。閏年のオリンピックイヤーです。
一つ一つこうやって令和の時代が時を重ねていくのですね。
文字通り、美しい平和の日本が続いていくことを心から願います。
さて、そんな今年、2020年（令和2年）の「土用」にスポットを当ててみようと思います。子供の頃はなんで突然母親に、夏のある日になったら鰻を出してくるの？って思ったことはありませんでしたか？
どうせなら明日も食べたい、というと「高いからそれは無理！」。
なんで今日だけ？なぜに突然？？
不思議でしたよね。大人になるにつれて分かっていきますよね。
お店でののぼりの意味とか。何故鰻なのか、などなど。
お店の食品コーナーも夏休みのある時期になると大賑わい。
旗もたくさん立ち並び、ウナギが所狭しと高値で並び始めますね。
高いのに皆さん一様に買っていく不思議。
土曜日じゃないのに土用。
ウシの日なのにウナギ？牛食べた方が良くない？？
なんのこっちゃです。
でも毎年毎年必ず休まず、その時期に同じ「ウナギ」を売り出してくるのは何故？？
色々と気にはなりますよね。
ということで、ここで簡単に説明してみたいと思います。
そもそも土用って何？？いつのこと？？何日間あるの？？
なのでここで、まずは「土用」の説明から。
土用とは、立春、立夏、立秋、立冬の前のそれぞれ約１８日間のことを指します。
つまり土用は合計で１年に各季節分、4回ある事になります。
現在では夏の土用のみが認識されていて、他の土用はあまり重視されていません。
本当はそれぞれにちゃんとあるのですけどね。
特段やることというか、イベントはないだけで。
そして「土用の丑の日」とは、その土用の期間中の、十二支が丑にまわってくる日のことを指します。
つまり、土用は18日間のことですが、「土用の丑の日」は土用の期間のうちのたった1日か、多くて２回だけの日のことを言うのです。
「土用＝丑の日」というイメージの方が多いと思いますが、実はそうではないのです。
土用はウナギをその期間、18日間食べ続けるという訳ではなく、その期間の「丑にあたる日」だけ、ウナギを食べましょうという日なのです。
なぜ「丑の日」に「ウナギ」なのか？？
土用とは季節と季節の変わり目にあたっていることから、新しい季節に体がついて行けずにバテたり体調を崩しやすい時期です。
急に涼しくなって疲れが出たり、身体が変化した気候について行かず体調が整わない。
なのでこんな時は、「うし（丑の日）」だけに、「う」のつくものでも食べてみんなで精をつけましょうという古くからの風習があるのです。
なので実際はこれは「う」がつけばなんでもいいそうです。
うどんでも、うのはなでも、うりでも(笑)。
ただ滋養強壮に強い「うなぎ」が主流になって現在に至る、というわけです。
また、この「丑の日にうなぎを食べる」という習慣を広めたのが、江戸時代を代表する学者・発明家である平賀源内だと言われています。
夏にうなぎが売れないことに頭を抱えたうなぎ屋が平賀源内に相談したところ、丑の日にうなぎを食べることを考案し、これが爆発的に受け現在に至るというのです。
今では「うなぎは夏に食べるもの」というイメージですが、昔は夏にうなぎは売れなかったのですね。実はこれは無理も無いことで、うなぎの旬は１０月～１２月なんです。
つまり、日本人は旬じゃない夏に好んでうなぎを食べてるってわけで、実に不思議な現象とも言えますね。
そしてそれが今もこうして受け継がれている、長い時を超えてもなお、面白いですよね。
旬じゃないかもしれないけど、高い値で生活には大打撃だけど、やっぱり美味しいんですよねぇ、これが！！
土用は土いじりが出来ない？理由は？？建築？お庭の手入れは？？高層マンションには関係ない？？
次に、「土用の土いじり」について、簡単に載せてみようと思います。
土用の期間には土いじりをしてはならない、という言葉をご存知でしょうか。
なんで？お庭の草むしりもだめ？？どうしてこの時期だけダメなのか？？
これは昔から言われてきた言葉です。
なぜなのか？？
土用の「用」には「働く」という意味があり、土用の時期は、土の働きが最も強く作用するとも言われてきました。
なので、この時期の、一切の「土」に関することを禁止する、とされてきたのです。
疲れが出やすい時、体調を崩しやすい（土用の）時期に、季節の変わり目に、土の作用が強く影響してしまうということなのですね。
具体的にはどういうことを指すかと言うと、引っ越し、新築、上棟、地鎮祭、造園関係、井戸掘りなどなど。
広い意味ではこの時期の結婚、就職なども良くないのだとか。
諸説あるようですが、理由の一説としては「土公神」という神様を怒らせてしまうから、という理由もあるそうです。
この神さまはその時によって居る場所を変えていくそうなのですが、土用の時期になると土の中に潜るそうです。
そこで土をいじり、掘り起こしてしまうと、潜っていた土公神の怒りを買ってしまうのだとか。
土の神様の怒りを買うとどんなことになるのか、考えるだけで恐ろしいですね！
なのでこの期間だけは土を穏やかに、心穏やかに、新しいことを始めるよりも、季節の変わり目に備える時期にしましょう！ということのようです。
また、これはそのいじった土がその土の上に住んでいる人たちに作用する、という話なので、土に足をつけて生活している事が前提なので、高層マンションにお住まいの方にはあまり関係ないとも言われているそうです。例えば、マンションの敷地内の草刈りをしても高層マンションの上層階の人たちにまでは影響は及ばない、といったような。
また逆に、その土（土地）の恩恵を上層階の人たちは受けることもない、ということも言えるようです。どちらにしても土用の時期になにかするかどうかはマンションの管理人の方たちや大家さん達には配慮して頂きたいところではありますけどね。
2020年（令和2年）の土用はこの日！一覧まとめはこちら！今年の夏の土用の丑の日はいつ！！？
土用とは、立春、立夏、立秋、立冬の前のそれぞれ約１８日間のことを指します。
・冬の土用
2020年1月18日（土）冬の土用入り
↓（17日間）
2020年2月3日（月）冬の土用明け
2020年2月4日（火）立春
・春の土用
2020年4月16日（木）春の土用入り
↓（18日間）
2020年5月4日（月・祝）みどりの日 春の土用明け
2020年5月5日（火・祝）立夏 こどもの日
・夏の土用
2020年7月19日（日）夏の土用入り
↓
※2020年7月21日（火）土用の丑の日
※2020年8月2日（日）二の丑
↓（19日間）
2020年8月6日（木）夏の土用明け
2020年8月7日（金）立秋
・秋の土用
2020年10月20日（火）秋の土用入り
↓（18日間）
2020年11月6日（金）秋の土用明け
2020年11月7日（土）立冬
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以上が本年（2020年）の土用の一覧紹介でした。
今年は夏の土用の丑の日が2回くるのですね。
鰻屋さん大忙しです！！
夏バテしますよね、猛暑が過ぎる近年の日本ですから、体調を崩したり食欲がなくなること必至なところです。それなのに、それでも、なぜかウナギは食べられるんですよねぇ。
ほんとに不思議！！たれのついたご飯まで美味しい！！
丑の日が2回も来ることは酷暑の日本を救うこと間違いなしです！
ウナギで精をつけて殺人的猛暑を乗り切りましょう！！
世界各国から人々が集まるオリンピックイヤーですから、うかうかしてると売り切れちゃいそうですね（笑）。
そんな白熱の今年の夏を、体調を崩す事のないよう、家族みんなで健康に、元気に楽しんでいきたいものですね。
そのためのヒントのようなものだと思って気軽に気楽に上手に活用して欲しいと思います。
先人たちが生き抜いてきた知恵を上手にお借りしながら、参考にしながら。
大事な家族を、自分の体を、大切に守って行って欲しいなぁと思います。
皆様の素晴らしい夏、一年になりますように！
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