海水浴できる最低気温・水温は何度?快適な気温・水温も!
夏といえば夏休み!
子供は毎日何をしようか楽しみにしてますし!大人はお盆休みが嬉しい!…ですが、夏休みになると子供をどこかに遊びに連れて行かなくちゃいけないかと思うと、考えただけで少し疲れちゃいますよね。
子供と出かける場所は色々ありますが、夏休みのレジャーといえば、やっぱり山か海!ですよね。
山もいいけど、私はやっぱり海が好きですね。
山の避暑地もいいですけど、海にザブーン!と入るのがやっぱり気持ちいい!これが夏の醍醐味ですよね。
でも、海のレジャーで気になるのは、天気と気温です。
気温が低いときに海に入ると寒くなっちゃうかもしれませんし、逆に気温が高すぎても熱中症の心配が…。
一体、海水浴するのにちょうどいい温度って何度なんでしょうか?
また、海水浴出来る最低気温は何度でしょうか?
色々な情報から海水浴にちょうどいい温度を調べましたのでご紹介します!
海水浴に適した気温・水温は何度?
海水浴に適している気温・水温は何度なのでしょうか?
また、海水浴が出来る最低気温・水温は何度なのでしょうか?
次の色々な情報から最適な気温・水温を求めたいと思います。
参考1.文部科学省の学校体育実技指導資料の基準
学校にはプールの授業がありますよね。
自分が子供のときのことを思い出すと、雨がポツポツしているときもプールに入った記憶があります。一体、プールに入る、入らないといった判断はどんな基準で行われているのでしょうか。
私は雨の日もプールに履いたことがありますが、さすがにどんな天気・気温・水温でもプールの授業が行われるわけではありません。気温が低かったり、水温が低い場合はプールの授業は中止になります。
では、学校のプールをやる、やらないの基準はなんでしょうか。
文部科学省が公表している学校体育実技指導資料第4集「水泳指導の手引(三訂版)」では、プールの水温が22~23度以上であることを求めています。ただ、この学校体育実技指導資料第4集「水泳指導の手引(三訂版)」で求めているのは水温だけで、「気温は何度以上でなければいけない、水温は何度以上でなければいけない」といった基準ははありません。あくまで、それぞれの学校で判断することが求められています。
なので、プールを実施するかしないかはそれぞれの基準でプール実施の可否を決めています。
というわけで、文部科学省の基準でいえば、最低でも水温は22~23度以上なければ水に入るのはやめたほうが良さそうです。
参考2.公益社団法人日本プールアメニティ協会の基準
次は温水プールの温度を基準にしてみましょう。
「公益社団法人 日本プールアメニティ協会」によると、
プールの水温は22℃以上が目安ですが、遊泳に適する水温は26℃~31℃です。気温は水温より高めで風がないことが理想的です。室内プールでは29~31℃が適温です。競技などの場合は、競技の規則に従ってください。
としています。
こちらの基準でも文部科学省の基準と同じように、水温は最低でも22℃以上であることを求めています。ただ、22℃というのはあくまでも最低基準で、最適な水温は26度~31度、気温は29度~31度を推奨していますね。
参考3.日本水泳連盟の基準
次は日本水泳連盟が公表している気温・水温を基準にしてみましょう。
日本水泳連盟が編集している「水泳指導教本〔第2版〕」によると、『水温+気温』の合計の温度で水泳に適しているかどうかを判断します。
「気温+水温」の合計が…
- 40℃以下は不適
- 40~45℃はやや不適
- 45~50℃はやや適
- 50~55℃は適
- 60℃前後は最適
- 65℃以上は不適
としています。
つまり、『水温+気温』が50℃~60℃なら水泳に適しているということになります。
例えば、水温が文部科学省の求める最低水温23℃であった場合、気温は27℃~37℃である必要があります。
また、水温が日本プールアメニティ協会が「遊泳に適する水温」とする26℃であった場合、気温は24℃~34℃ということになります。ただし、文部科学省の学校体育実技指導資料第4集「水泳指導の手引(三訂版)」によると、
水温が高くても気温が低ければ快適ではありません。
とのことなので、水温が26℃と適温であっても、気温が低い場合は不適ということになります。
なので、水温が26℃あったとしても、気温が24℃では海水浴には向かないと考えられます。
海水浴が楽しめる最低限の気温・水温は?
以上のことから私が考える海水浴が楽しめる最低気温・水温は「気温27℃以上、水温23℃以上」であると考えられます。
水温23℃で文部科学省の基準を守り、気温27℃+水温23℃=50℃となり、水泳連盟の基準に則った形になります。
ただ、気温27℃ですと、裸になると暑くは感じないと思いますので、日光が出ているかどうか、風が強く吹いていないかといった気象条件も重要になってくると思います。
海水浴が楽しめる最適な気温・水温は
私が考える海水浴が楽しめる最適な気温・水温は「気温33℃・水温27℃」であると考えられます。
水温27℃で「公益社団法人 日本プールアメニティ協会」基準の適した水温で、気温33℃+水温27℃=60℃で日本水泳連盟の最適な温度となります。
(「公益社団法人 日本プールアメニティ協会」は29度~31度の気温を推奨していますが、ここでは水泳連盟の気温+水温=60℃を優先しました。)
ここでご紹介しているのはあくまで一つの基準です。
気温・水温以外の気象条件(日が出ているか、風が強くないかなど)によっては、最適な気温・水温でも不快に感じる場合もあります。また、気温・水温が高すぎると熱中症の危険性があります。ご紹介している気温・水温は一つの目安としてください。
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海水温の確認方法
海水浴に適する気温と水温をご紹介しましたが、ところで、気温は天気予報などで調べることが出来ますが、水温はどのように調べるかご存知でしょうか?
海水温の調べ方をご紹介します。
水温の調べ方1.各海水浴場の情報
海水浴場にもよりますが、気温と水温を公開している海水浴場があります。
例えば茨城県の大洗サンビーチでは、Twitterでその日の気温・水温・遊泳の可否をお知らせしています。
大洗町の海水浴場情報】ー7月19日(金)9時現在
◎大洗サンビーチ海水浴場ー気温26℃、水温23℃、風(西2m)、波(0.5m)、「遊泳注意」。
◎大洗海水浴場ー気温26℃、水温21℃、風波良好、「遊泳可能」— 大洗観光協会 (@OaraiTourist) 2019年7月19日
他の海水浴場でも、同じようにTwitterでお知らせしている場合や、観光協会のWebサイトでお知らせしている場合があります。
お出かけする前に必ずチェックするようにしましょう。
水温の調べ方2.気象庁の日別海面水温
気象庁が毎日、海面水温の地図を公開しています。
前日の海水温を11時に更新する仕組みのため、当日の水温は分かりませんが、海水温の変化の推移が見られるため十分参考になります。
まとめ
というわけで、海水浴に向く気温と水温をまとめてみました。
水温も気温も、低すぎると寒くなってしまいますし、高すぎると熱中症の心配もあります。
ここで紹介したのはあくまで一つの基準です。水遊びは楽しい半面、命の危険もあることですので、くれぐれもご自分の体調や、温度・水温以外の気象条件もしっかりと確認し、良い思い出作れるように慎重に海水浴に行くべきか検討してくださいね。