2019年04月期

『インハンド』最終回・高家春馬(濱田岳)はなぜ新型エボラウィルスから助かった?治療薬?ワクチンは?【ネタバレ】

『インハンド』最終回ネタバレ・新型エボラに感染したはずの高家春馬(濱田岳)はどうして助かったの??理由は??その秘密は「衛生仮説」!!

人糞堆肥を使った寄生虫!?

人によって作られた最終殺人兵器「新型エボラウィルス」が栃木県相羽村にばらまかれた、という展開だった『インハンド』最終回のネタバレ紹介です。

この新型エボラは従来のエボラに手を加えたもので、より殺傷能力の高まった最強兵器となっていた。従来のエボラは接触感染が基本だったが、この新型は飛沫感染でも感染してしまう、いわゆるインフルエンザ的な強い感染能力を持ったウィルスとなってしまった。
罹ったら最後、致死率は100%、患者たちは5日と持たなかった。

天才寄生虫学者の紐倉哲(山下智久)の助手で、元医師の高家春馬(濱田岳)は故郷のピンチに迷わず駆けつけた。防護服を身に纏い、患者たちの診察に当たる。
春馬の母・良子(宮崎美子)も息子の休憩には自分の家(土地)で作った野菜の漬物を持って駆けつける。その応援を受けて、医師としての努めを精一杯全うしていく高家。
村が封鎖されてから299日を迎えた頃、感染者数が増えなくなっていた事に気づく紐倉。
しかし恐れていたことがついに起きてしまう。
ミイラ取りがミイラに。高家が新型エボラに感染してしまう。
新型エボラは5日と持たない。絶望に打ちひしがれる一同。

しかし、相羽村の中で、高家家の周辺だけ被害が少ないことに紐倉は気づく。
この辺は昔から野菜を作ってんだ、と高家母。
そこで紐倉ははっとする。

「衛生仮説か」

この土地では昔から人糞堆肥を使った無農薬有機野菜が作られていた。
それを食べていたここの土地の人たちには色々な寄生虫が体内に存在していた。
アメリカ鉤虫にはNAPc2タンパク質という成分が含まれている。
これには抗血液凝固作用があり、エボラウィルスに感染した猿を治療できたという報告もあった。
たまたま弱毒化を始めた新型エボラウィルスに、高家の体の中にいた寄生虫達が上手く作用したのでは、と紐倉は言う。
こうして紐倉は高家から取り出した弱毒化したウィルスをもとに、野菜の成分(寄生虫)も調べながら、生ワクチンの試作に入ることを決める。

「この村を、いや、日本を救うよ。」

その後、天才紐倉は見事にニューボ(新型エボラ)ちゃんに効く寄生虫を特定することに成功。こうして見事村の封鎖は開放され、高家も復活を遂げました。
もともと冬に蔓延していたインフルエンザが春の訪れと共に沈静化していく、あんな感じでしょうか。そんな弱まったインフルに疲れが溜まって免疫力が落ち気味だった高家が発症してしまった。でも病に倒れているときも母・良子は漬物を無理やり口に入れてましたね。
死にかけの辛い時にあれ口に押し込むか?と思いましたけど、小さい頃から慣れ親しんだものだから、死ぬときだからこそ母の味を食べさせたげたかったのかな。
こうして高家のお腹の中で相羽村の昔ながらの寄生虫が働いてくれていたのですね。

弱毒化してない最初の頃、強力なときに罹っていたらもうだめだったかもしれないし、母・良子が常日頃から漬物を持ってきてくれなかったらダメだったし、元助手の入谷の記録がなかったら弱毒化に気づけなかったし、すべての奇跡が合わさった結果、天才がすべての点を線にしてくれました。

ちょっと無農薬野菜でも作ろうかなって、思いました。単純か!!(笑)