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『たけしの家庭の医学』逆流性食道炎じゃない?胸焼けの本当の原因は??【ネタバレ】

『たけしの家庭の医学』3/5放送分ネタバレ・治らない謎の胸やけの正体は??

胸焼けについてを取り上げていたので載せてみようと思います。

胸焼けに悩み、検査をしたら末期の胃がんだった夫を持つ、ある主婦の記録でした。
胸焼けが気になり、検査をするも、大きな所見はナシ。
食生活を変えてみたり、色々な対処はするものの毎日悩まされてしまうほどに。
内視鏡や血液検査で分かったのは少しの食道の炎症のみ。
逆流性食道炎の診断により、薬を処方されるも、特に変化がない。
夜に激しい痛みを感じたり、明らかにおかしいと思いつつも、正しい原因が分からない。

娘に付き添われ、大きな総合病院へ。
胃以外にスポットを当てて検査をしてもらうことに。
しかし検査結果は異常はナシ。
(ご主人を胃がんで亡くされたことなど)精神的なストレスから来ているのかもしれない、と医師は言いました。
精神科も紹介され、認知行動療法というカウンセリングを受けたが、症状は全く変わらず。
それどころか一層ひどくなり、まともな食事すらとれなくなって行きました。

その後、孫の関係からいい病院を紹介してもらいました。
辿り着いたのは新潟病院。
なされた問診はこちら
Q.普段きつめの帯やベルトをしていますか?
A.いいえ
Q.猫背になりやすいですか?
A.いいえ
Q.普段の歩き方を見せてください。
A.(診察室内で歩いてみせる)
姿勢も問題はない、腹部圧迫も見られない、と医師。
くまなく検査をしていくことに。
レントゲンやエコー検査など。
しかし小腸、大腸、すい臓にも問題はナシ。
内視鏡による胃にも十二指腸にも問題ナシ。
食道内圧検査やシネMRI検査も問題はナシ。
再び問診へ。
Q.食事をまともに取れなくなってから体重はどのくらい落ちましたか
A.56から45kgに減りました。
Q.食後に起こる胸焼けや吐き気や腹痛のほかに何か気になる症状はありますか
A.そういえば、腹痛は食後だけでなく、夜寝ている時にも時々感じます。
Q.胸焼けや吐き気が悪化する時に取っている姿勢を教えてください
A.基本的にはどんな姿勢でも苦しいです。
Q.逆に楽になる姿勢はありますか?
A.ソファーなどに横になった時です
実際に診察室のベッドで再現してみることに。
Q.寝ている時はいつも楽ですか
A.仰向けになると吐き気がひどくなります。

そして医師は寝方の姿勢によって病変が消えたり悪化したりすることに気付く。
そこで今度は仰向けに寝た姿勢のまま、胃のエコー検査をすることに。
次に横を向いて胃のエコー検査。
仰向けで寝ると胃が膨らみ、横向きになると胃のふくらみが治まることが判明!
そしてようやく長年苦しんだ胸焼け・吐き気の病名が明らかに!!

長年苦しんだ原因不明の胸焼け・吐き気・腹痛の正体はこれだった!!

原因はおなかの血管にあった!!
その病名は「SMAシンドローム」!

SMAシンドロームとは、大動脈から分岐する通称SMAと呼ばれる動脈が、十二指腸の一部を圧迫し、障害を引き起こすというもの。
十二指腸が圧迫されることで、食べた食事も通りずらくなり、胃酸も停滞。
胃酸のかさが増し、逆流し、逆流性食道炎としての症状が起こっていた。
また、夜あおむけで寝ることで、動脈が直接十二指腸を圧迫していたため、激しい腹痛が起きていたと考えられる。
仰向けは重力の働きによってさらに圧迫していたのだと言います。
そして十二指腸を通れなくなった空気が胃を膨らませてしまっていたのです。
通常しない胃のエコー検査をしたことで発見されたのでした。

時間はかかったものの適切な治療を受けることができたことにより、全ての症状は改善されたそうです。
これはすごいですね。
胸焼け嫌ですもんね。もう何も食べたくないとすら思いますよね。
ここから解放された喜び、幸せはなにものにも勝りますね。
生き地獄のような毎日から抜け出せてほんとによかった!!