2019年01月期

『ハケン占い師アタル』アタル(杉咲花)の「お告げ・名言集(アタル語録)」第1話からのまとめました!!【ネタバレ】

『ハケン占い師アタル』派遣社員の的場アタル(杉咲花)の人を救う「アタル語録」をご紹介!!占い内容は?・お告げは??名言は??第1話から最終回までまとめました!!劇中セリフあり!!毎話ごとに一目でおさらいはここだけ!!

迷えるあなたへ・痛快爽快な社会派ドラマ『ハケン占い師アタル』が熱い!!

2019年冬ドラマ一押しのこのドラマです。
『3年A組』と並ぶおススメドラマ!!
イベント会社に働く派遣社員の的場アタル(杉咲花)は特殊能力を持っていた。
相手の心を読み、目を合わせた人間の過去を透視、原体験できる力だった。
それを隠して普通の社員として普通の生活をしていた。
はずだったが…。
ネットでの過去流出から、迷える同僚たちにその力を発揮することになっていく。
そこで同僚たちに告げられたアタルの名言集をまとめてみようと思いました。

毎回毎回、自分も救われています。
毎回、泣いてしまいます。
毎回の悩み人は、毎回毎回自分だと思って見ています。
そしてアタルの檄を待っている自分がいます(笑)。
10万は高いけど…、見てもらいたい!!!
もう水戸黄門のようだな、と思ってあのセリフを楽しみにしています。
「わかりました、あなたをみます」。

第1話・オドオドキョドキョド、自分に自信の持てない神田和実さん(志田未来)編


派遣社員でやってきたアタルに色々仕事を教えてくれる心の優しい3年目社員・神田和実。
司法試験を目指す浪人生の彼氏と同棲し、自分の稼ぎで暮らす頑張り屋さん。
香水を手放せない、言いたいことを言えない、自分に自信の持てない気弱社員の神田。
ではでは、占いの場面からスタートです!!

アタル:「言っとくけど、10万だよ、私の占い料。払えないでしょ、あんたの給料じゃ。じゃあ今回は特別。質問は3つまでね。」
神田:「え?」
アタル:「なに!なんか文句ある?」
神田:「なんでそんなに上から目線なんですか?」
アタル:「それ質問?1つ目?」
神田:「ち、ち、ち違います…」
アタル:「だったら答えない。」
神田:「そうなんだ………」
アタル:「早くしてよ!仕事遅れちゃうから!」
(体をびくっとさせる神田。)
神田:「あ、じゃ、じゃあ、どうして私は友達が出来ないんでしょう…」

―――(体を前のめりにさせ、神田の目を覗き込むアタル。
目のような影の中に昔の神田の過去の映像が浮かび上がる。
映っているのは小学生の頃の神田和実。
その映像の中にアタルは入って行く。
和実に代わってアタルがその頃の和実を体験する。
和実はいつものように女子グループの中で愛想笑いを浮かべて必死にみんなについていこうとしている。
その過去の自分の映像を食い入るように見つめる大人の神田和実。
そこで過去映像の中のある女子生徒が言う。
≪前から思ってたんだけど、神田さんって、くさいよね≫
≪うん、くさいくさい!≫
口々に盛り上がる女子グループたち。
必死に自分の匂いを嗅いでみる小学生の神田和実。
それを見ていた現在の神田和実は慌てて自分のバックから香水を取り出し、振りかける。)―――

アタル:「だから香水をつけるようになったわけ?ばかだねぇ、あんた。」
神田:「え?」
アタル:「あいつらが言ってたのはあんたの体臭じゃなくて、あんたの嘘くさい笑い方だよ。要するに演技がくさいの。笑いたくないなら無理に笑わない。笑いたいなら思いっきり笑う。今のままだと心がすり減ってあんた一生友達なんかできないよ。」
(神田、呆然。)
アタル:「はい、2つ目。」
神田:「あ、あの、私、あの、…この間みたいにミスばっかりしてるんですけど、この仕事向いてるでしょうか。」
アタル:「それは他人が決める事じゃなくて自分で決める事なんじゃないの?」
神田:「じゃあ、どうしていろいろなことが決められないんでしょう…」
アタル:「それ最後の質問ね?」
神田:「…はい。」
アタル:「要するに、あんたには愛がないんだよ。」
神田:「……?でも、私、あの、彼にも尽くしてきたし、職場でもみんなに迷惑かけないように頑張ってるし…」
アタル:「だから!一番大切な愛が欠けてんの!」
(語気がだんだん強まって行く。)
神田:「え?」
アタル:「自分に対する愛!」
神田:「………」
アタル:「周りのことばっか気にするより、少しは自分を愛そうよ。ラッキーカラーとかパワーストーンとかに頼ってたら幸せになっても全部それのお陰になっちゃうよ。それでいいわけ?あんたの頑張りとか努力とか関係ないわけ?あんたさ、人に胸を張れることは一つもないと思ってるかもしれないけど、それ違うから!!そんな人間この世界に一人もいないから!!!!」
(アタル、立ち上がる。)
アタル:「誰にでも必ずあるんだよ、自分にしか出来ないことが。」

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第2話・やる気いっぱい!コネ入社のおぼっちゃま、空回り社員・目黒円くん(間宮祥太郎)編

8歳の頃に母親を亡くし、以来、父との二人暮らし(+家政婦付き)生活。
父親のコネ入社でこの会社に入った目黒円(間宮祥太郎)。
父親はこの会社の大切なクライアントのため、周りの人は目黒君に強く言えない節がある。
やる気はいっぱいで朝から元気はつらつ、発声も素晴らしく真面目だが、周りの人はみんな自分を信用してくれていない、信頼して欲しいのに、常に孤独を感じている、そんなちょっと切ない目黒くんです。
声の通りがすごくて腹から出す大きな声に毎回笑っちゃいます!!
本当に愛おしいキャラの目黒くんです。
それでは占いスタートです!

アタル:「10万だよ」
目黒:「え、なにが?」
アタル:「あたしの占い料。」
目黒:「あ、そうなんだ」
(さいふを取り出し、準備をする。)
アタル:「おいおい、払えるのかよ!」
10万をキャッシュで抵抗なく差しだす目黒くん。
アタル:「いいよ、あとで。質問は3つまでね。」
目黒:「あの、なんか、普段とイメージ違うけど…、」
アタル:「早くしてよ!仕事中なんだから!」(イライラ。)
目黒:「あ、ごめん、ごめん、えっと、じゃあ…、なんで俺はモテないのかな…」
アタル:「あんたさ、どういう子がタイプ?」
目黒:「まぁ、キレイというか、かわいいというか…」
アタル:「だからダメなんだよ!面食いは。外見ばっかで相手の本質を見ようとしないから。そんなあんたの本性がバレるからすぐフラれんの!こいつ結構イケてるけど、中身全然ないや、って。」
(目黒くん、鳩が豆鉄砲を食ったような表情で、思考停止。)
アタル:「打ちひしがれてる暇あったら次の質問!」
目黒:「…っあ、じゃあ、俺、褒められたいんだけど、どうすればいいかな…。昔ママは、あ、母さんは、めちゃくちゃ褒めてくれたんだけど、それ以来褒められた記憶がなくて…」

―――(アタル、身体を前のめりにし、目黒の目を覗き込む。
目のような影の中に昔の目黒の過去の映像が浮かび上がる。
幼少期の目黒円。遊園地の帰りに父親におんぶされている。
アタル:「あれがあんた?」
目黒:「あぁ、う、うん、初めて父さんにおんぶされたんだ。」
その映像に入って行くアタル。過去の円を体験する。
幼少の円は畳みかけて自分の好きなことばかりを話し続けている。
父親:≪なぁ、ちょっと黙っててくれないか≫
幼少期円:≪っ、………≫)―――

アタル:「それは辛かったね、寂しかったね…」
目黒:「分かる?」
アタル:「おめえじゃねーよ!パパが、だよ!」
目黒:「…え?…どういうこと?」
アタル:「ママが死んで寂しがってるあんたを元気づけようと遊園地に連れて行ってくれたけど、本当はパパの方が何倍もつらかったかもしれないだろ?息子の前で泣くわけにも行かないし、これからちゃんと育てて行けるか不安で仕方ないし。」
(昔の映像を見て、自分をおぶってくれた当時の父親が泣いていた事に初めて気付いた円。)
目黒:「あ、…」
アタル:「少しは大人になれよ。上野さんに言われた事だってラッキーだと思わなきゃ。みんなの本音が聞けたんだから。」
目黒:「あ、じゃあ…、俺になにかいいところはあるのかな?」(半泣き状態。)
アタル:「それ、最後の質問ね。」
目黒:「はい。」
アタル:「あんたのいいとこは、中身が空っぽに決まってんだろ。」
目黒:「え、そ、それ、褒めてる?」
アタル:「初めてあんた見たときビックリしたもん。こいつどんだけ純粋なんだって。普通の人間が持ってる邪気とか悪意が全然ないし、呆れるくらい仲間とか奇跡とか信じてるし。だから本当は周りに馬鹿にされてるかもしれないけど、いつも明るく頑張って来れたんだろ?それなのにすねてんじゃねえよ!今まで通り自分らしさを失わずにいたら、必ず誰か手を差し伸べてくれるって。」
(アタル、立ち上がる。)
アタル:「この世に一人もいないっつうの。誰にも必要とされない人間なんて。」

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第3話・すべてがコレじゃない感の中を生きる、未来の見えない、パワハラ上司に悩む若手社員、品川一真(志尊淳)編

大学の演劇サークルで付き合った彼女と同棲中の社会人1年目。
彼女も友人も人から見たら笑うような夢を本気で真剣に真っ直ぐ追い掛けている。
声優志望の彼女、演劇に勤しむ友人のブログやインスタをなんだかんだとこまめにチェックしてしまう品川。
見下すように覗くも、羨ましくも想い、毎日ため息の繰り返し。
少し前まで同じ舞台に立っていたやつらが写真の向こうで眩しい笑顔を見せている。
自分はこのままでいいのか。ここが本当の自分の居場所なのか?
転職サイトを検索してはため息。友人のリア充を見てはため息。
会社では高圧的パワハラ上司・上野(小澤征悦)の声が聞こえて来るだけで憂鬱な朝。
そんな毎日を何とかギリギリで過ごしている若者社員です。
それでは占いスタート!!

アタル:「聴いてるかもしれないけど、質問3つまでね。早くしてくれる?サンプリング(仕事)遅れるから。」
品川:「あの、なんでそんなに偉そうなの?」(弱気ながら)
アタル:「それは気にしなくていいから。はい、1つ目。」(淡々)
品川:「あぁ、え~っと、嫌な上司がいて、いじめられるんだけどどうしたらいいかな」
アタル:「どうしようもないよ、向こうは変わらないから。それにね、どこに行ったって同じような上司は必ずいるから。でもさ、あんたにはあんなに心配して引き止めてくれる先輩がいるじゃない。正社員じゃない私からしたら、なに贅沢なこと言っちゃってんの、って感じだよ。はい、次!」
品川:「でも、…本当にここは俺のいるべき場所なのかな?」
アタル:「じゃあ聞くけど、あんた、なんでこの会社に入ったの?」
品川:「あぁ、俺、小さい頃からやりたいことが全然なくて、大学で演劇サークルに入って、初めて「これかな」って思ったんだけど。やっぱり将来食っていく自信がなくて、まぁイベント会社なら演劇にちょっと似てるかなぁって思って。」

ーーー(体を前のめりにさせ、品川の目を覗き込むアタル。
目のような影の中に昔の品川の過去の映像が浮かび上がる。
品川の大学時代、演劇サークルで舞台に立っている。
順調に進んでいた舞台を止めさせ、文句を言い始める大学生の品川。
≪俺がやりてえのはこういうことじゃねえんだよ!大体さ、演劇に命賭けるとかおかしくね?一生食っていける訳じゃねえんだし。は?なんで俺が謝らなくちゃいけねえんだよ!≫
過去の品川を体験しているアタル。
場を乱す品川。凍り付く現場。友人たちの、自分に落胆する顔。)―――

アタル:「なるほどねぇ、大学の時もそうやって逃げたわけだ。自分の思い通りに行かなくなったら。で?なにが残った?後悔だけか?あのまま続けてれば俺もここに居れたのかも、っていう。」
品川:「………」
(過去の自分の映像から目を背ける品川。)
アタル:「逃げてばっかりいるヤツに、自分の居場所なんか見つかる訳ないでしょ。はい、最後の質問。」
品川:「じゃあ、他のヤツはちゃんとわかってるわけ?今やってる仕事が正解だ、って。」
アタル:「そんなわけねえだろ!」
品川:「じゃあなんで…」
アタル:「それでも働くしかないからだよ!真っ暗なトンネルの中歩いてるみたいでも、いつかは光が見えて来るって信じて。そもそもあんたみたいな若造に、働く意味や喜びが簡単に分かってたまるかっつうの。そういうのはいろんなこと経験して、はじめてわかるからありがたみがあるんだろ?それなのに辛いことがあるたびに人のせいにしたり、チョイチョイって検索して、答え見つけようとしてんじゃねえよ!
品川:「………」
アタル:「この世に一人もいないっつうの。なにが正解か分かって生きてるヤツなんて。」

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第4話・墓穴を掘って出られなくなる恐怖に怯える頑固?昔気質?のオヤジ上司・現実から目を背け、過去の栄光にすがり、弱い自分を大声で隠しているパワハラ高圧的上司・上野誠治さん(小澤征悦)編


毎日毎日土を掘り続ける夢を見る、イベント会社で働く上司・上野誠治(小澤征悦)。
その自分で掘った大きな穴に足を滑らせ、深く深くに堕ちていく。
そして誰もいない夜の雑木林で1人で叫ぶ夢。
「助けてくれ~~~~~!」
そこで目が覚める、そんな朝を起きて、会社に向かう毎日。
中学生の娘とも上手く行っていないイライラシングルファーザー。
仕事も家庭もなかなか悩めるパワハラ高圧的、良いも悪いも声の大きい上野さんです。
過去(約10年前)に一度大きなイベントを伝説的に盛り上げた経歴があり、その過去の栄光だけが今の心の支えになっている。
ではでは、占いスタート!

アタル:「本当はさ、10万なんだよね、占い料。」
上野:「え?みんな払ったのか?」
アタル:「なんだかんだ言って一人も。」
上野:「じゃあ…」
アタル:「いいよ!あんただけにもらうわけにもいかないし!それより質問は3つね。」
上野:「…おお、そうなんだ…」
(アタルのキャラ豹変とテンポが速くて頭がついて行かずタジタジ。)
アタル「早くしてよ、ジジイ!」
上野:「いやいやいやいや、なんでそんな偉そうんだ、お前?」
アタル:「別にいいじゃん、あんたほどじゃないし。」
上野:「…わ、悪かったな。」
アタル:「ホラ!終電なくなっちゃうから。はい、1つ目!」
上野:「あ~、じゃあ、俺のケータイは、どこへ行ったのかな?」
アタル:「本気で探せばどっかにあるよ。」
上野:「え?それだけ?」
アタル:「ケータイは希望みたいなもの。よくなくすけど、案外すぐそばにある。」
上野:「え?正確な場所教えてくれないんだ?」
アタル:「はい、次!」
上野:「…なんで俺は、周りのヤツらから嫌われるんだ?俺は良かれと思って、あえて厳しいことを言ってるつもりなのに。娘も、会社のヤツらも、全然分かってくんねえし。」
アタル:「分かってないのはそっちだよ!怒るにはね、資格が要るの。自分に期待を持てない人間の言うことなんて誰も聞くわけないでしょ。本当は仕事に行き詰って自信も失くしてるのを誰にも知られたくないもんだから、つい声もデカくなって人を攻撃してしまうんだよ、あんたは!違う?人のこと説教してる暇があったらもっと自分を磨こうよ!そしたら会社のヤツや娘さんだって言うこと素直に聞いてくれるって!このまま墓穴掘ってたら深すぎて出られなくなるよ。」
(思い当たる節がありすぎて声も出せず、表情を歪める上野。)
アタル:「こりゃあ1本取られましたなぁ~って顔してないで、はい、最後の質問!」
上野:「え~、じゃあ、じゃ、俺はまた、伝説のイベントをやることができるのか?俺にまだ、その、…才能みたいなものは残ってるのか?」
アタル:「あんた、小さい頃なにになりたかった?」
上野:「あ~、あぁ、マジシャン、かな?」
アタル:「なんで?」
上野:「正月とかに、親戚の前でやったら結構ウケたのが嬉しくてさ。」

ーーー(体を前のめりにさせ、上野の目を覗き込むアタル。
目のような影の中に昔の上野の過去の映像が浮かび上がる。
小学生の頃の上野誠治。大勢の親戚の前で手品を披露する。
みんなが手を叩いて喜び、自分を凄い!!凄い!!とほめそやした。
その次にいとこの女の子がピアノを披露すると、みんなの笑顔は一気にその子へと注がれてしまった。笑顔の中心は自分ではなくなった。
誠治少年は裏でこっそりスプーンにカッターで切れ目を入れて、小細工をし、再びハンドパワーと称し、みんなの前でそのスプーンを曲げて見せた。
再びみんなが盛り上がり、自分を凄い凄い!と笑顔でもてはやした。
満足感に浸る誠治少年。)―――

アタル:「最初はみんなを喜ばせようとしてたのに、いつの間にか自分が凄いって認めさせるのが目的になっちゃったんだ?なんだ、今のあんたと一緒じゃん。自分の成功例や知識をひけらかして、みんなに「すごい」とか「さすが」って言われたいだけでしょ、あんた!例の伝説のイベントも見せてもらったけどさ。まぁ、素人のあたしからすれば、それなりに凄いとは思ったけどさ、「伝説」っていうほどのもんかぁ?って感じだったし。」
上野:「なんだと?」
アタル:「でも、あんたはいい顔してた。誰よりもいい仕事して、たくさんの人を喜ばせたいっていう情熱とやる気に溢れてた。あんたが失ったのは才能じゃない。その時の気持ちなんじゃないの?」
上野:「でも、どうやったら、取り戻せるか…」
アタル:「まず、最初に年寄りの三種の神器やめようか」
上野:「三種の神器?」
アタル:自慢話、説教、愚痴。そんなの辞めてさ、もっと未来を見つめようよ。人生長いんだから。もう戻ってこない過去の栄光いつまでも追ってないで、今手のひらに残ってるもの、大事にしようよ!」
上野:「なんだよ、それ」
アタル:「あんたの周りにいるじゃない。あんなに心配してくれる人が、まだ。それ失ったら完全に終わりだよ!」
(アタル、立ち上がる。)
アタル:「この世に一人もいないんだからね。自分だけで仕事ができる人間なんて。」

*************

第5話・「それ私ですか?」残業しない、歩み寄らない無表情のピリピリ女子社員・全ての物事において効率を求め、家のこと、お金のこと、仕事のなれ合い、すべてに嫌気がさすギリギリ精神で息苦しい現代社会を生きるベテラン先輩社員・メガネの田端友代さん(野波麻帆)編

仕事が何でも表情替えずにこなす、能力は高いバリバリキャリア社員。
しかしとにかく不愛想で無表情、感情がない。
仕事以外のことは全く歩み寄らず、馴れ合いもしない。
すべてのことに効率を求め、人のミスは冷静にぴしゃりと指摘。
早期退職した父とニートの弟に代わって一人で働く身。
家のローンは全て自分の肩にかかっていた。
仕事も愛想がないとか残業しないとか、仕事能力以外のところで文句を言われ、家では働かない男たちのしもべの様に家事に追われている。
そんなギリギリ精神を、ギリギリに保っていた毎日。
爆発しそうな田端さん(野波麻帆)の心のうちが耐えきれなくなる瞬間は近づいていた。
ではでは、占いスタート!!

アタル:「質問は3つまでね。占い料本当は10万なんだけど、今まで誰からももらったことないから、もういいや、もう。あ、急に偉そうな感じなのはこれがあたしのスタイルって言うか、こんな感じじゃないとやってられないから。はい、じゃあ一つ目の質問。」
(めちゃめちゃ早口で捲し立てるアタル。田端さん無表情で呆然。)
田端:「そんな、急にポンポン言われても…」
アタル:「こっちはあんたのマネして効率よく言ったんだからね?早くイベント行かなきゃいけないし!」
田端:「…わかった…」
アタルの前の椅子に腰かける。
田端:「質問は3つもいらない。1つでいい。」
アタル:「そうこなくっちゃ!で?なに?」
田端:「なんであたしは幸せになれないの?仕事だってもっと評価されていいのに、文句ばっかり言われるわけ?家で仕事もせずにブラブラしてる父や弟のためになんで家事をしなくちゃいけないわけ?忙しくて、恋をする時間なんてないのにどうやって結婚相手を見つけろっていうのよ?大体さ、神様っているわけ?もしそうなら、不公平だと思わない?なんで私ばっかり、こんなつらい目に遭わなきゃいけないわけ?はぁっ、はぁっ…」
(一人で息切れしている。)
アタル:「結局さぁ、あんたは欲張りなんだよね。」
田端:「はぁ?なにそれ」
アタル:「質問は一つしかない、とか言っといて結局、たくさん聞いてるし。」
田端:「あっ、…」
アタル:「まぁ、いいや。テーマ的には大体わかるから。要するに、自分の過酷な運命を呪ってるわけね?」
田端:「小さい頃からそう。体が弱かった母親の病気を治したくて医者になりたかったのに…」
アタル:「高校生の時にお母さんが死んで、おまけにお父さんが上司とケンカして会社を辞めたせいで、医学部を受けるのを諦めなきゃいけなくなったわけね。」
田端:「……それで…」
アタル:「弟が大学卒業したら少しは楽になるかと思ったけど、就活失敗したショックでニートみたいになって、結局まだ5年も残ってる家のローンは全部あんたが負担するハメになった。」
田端:「…あ、う、うん。」

ーーー(体を前のめりにさせ、田端の目を覗き込むアタル。
目のような影の中に昔の田端の過去の映像が浮かび上がる。
高校生の田端友代が入院している母の病室にやって来た。
学校のことを愚痴っている。
そんな友代の話を母親は穏やかに聴いている。
田端:≪ママ聞いてよ、もううんざり。≫
母親:≪そう。≫
田端:≪ママの病気だって不公平だよ、パパのワガママにさんざん耐えて来たのはママなのに、なんでこんな病気にならないとならないわけ?死ぬならパパが死ねばいいのに!≫
母親:≪ママは十分幸せだよ。≫
田端:≪なんで?≫
母親:≪自分で選んだ人生だし、好きなものといっぱい出会えたから。≫
そう言って、母は友代の手を優しく握った。)―――

アタル:「な~んだ、全部お母さんが教えてくれてたじゃん。」
田端:「どういうこと?」
アタル:「幸せなんて、周りと比べても意味がないの。あの人は格好いいパートナーがいるとか、あの人の家はお金持ちだ、とか思うから、自分の運命を呪いたくなるだけ。言っとくけど、世の中不公平なのが当たり前だから。世界中のみんなが平等に不公平なの。だから、テロや病気や人災で亡くなる人がいっぱいいる。私たちはこの世界で、この不公平な世界で生きていくしかないの。自分の運命を呪ったって意味ないの。生まれ変わることなんて出来ないんだから。あんたが結婚できないのだって、家族のせいにしてるかもしれないけど、それ違うから。自分のせいだから。」
田端:「…あたしのなにが悪いっていうの?」
アタル:「カフェのイケメンだって、もし告白してたら付き合ってくれたかもしれないのに、逃げたじゃない。」
田端:「…っ、それは…」
アタル:「結局あんたは、自分は不幸だ、世の中不公平だって文句言いながら、いいことを待ってるだけなんだよ。そこにあんたの努力も意志もないじゃない。そんなヤツが幸せになれたら、逆境を跳ね返して夢や希望をかなえた人に失礼だよ、逆に!」
(アタル、立ち上がる。)
アタル:「幸せは待ってるものじゃなくて、自分で作るもんなんだよ。」

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第5話終了時点ではここまででした!!
次回は大崎さん(板谷由夏)回です。
個人的には一番見ていられませんでした。
段々このチームは謎の結束力(大崎さんから見たら)が生まれ始め出して、楽しく良い雰囲気になってきました。なのにまだ自ら占いののれんをくぐるくらいですから、まだまだ(仕事以外の部分の)大崎さん自身に根付く深い深い悩みがあるのでしょうね。
やっぱり家庭の部分でしょうか。
一番辛くて見ていられない気になる存在でした。
でも、アタルの母親・キズナ(若村麻由美)と出会っちゃいましたが、キズナの能力でアタルの存在が読み取れちゃったりしないのでしょうか??
どうなっていくのか気になります!!
続いてはゴマすり部長の代々木(及川光博)も気になりますね!!
大崎さんの次かな??

残りの回はアタルの過去やこれからについて、になって行くのでしょうか。
今まで救ってもらった分、今度は私たちが!!って神田和実ちゃんたちがアタルのために頑張るのでしょうか。いいですね、こういう展開、嫌いじゃない!!!(笑)
今クールの日テレドラマ『3年A組』もそうですが、菅田将暉さんの熱血授業が話題になっていますが、今の現代人ってこういう人を求めているのかもって思わされますね。
みんな自分に自信がなくて、迷いながら生きていて。
右にも左にも動けなくて、前か後ろかも進めなくて、雁字搦めでもう苦しくて。
そんな現代人に光を差してくれるような、そんな人を求めているのかも。
すごく良いドラマだと毎回思います。
では、第6話です!

第6話・中学生の息子は反抗期?口を利かない夫は浮気中?会社では無茶苦茶上司とわちゃわちゃ部下たちとの間で板挟み、後ろから肩を叩かれるのがトラウマな自殺まで考えちゃった崖っぷち女課長、大崎唯チーフ(板谷由夏)回

出産育休を経て、この部署にやって来た大崎唯(板谷由夏)。
なので、自分を呼んでくれた代々木部長(及川光博)には何も言えないなんでも言いなりのDチームリーダー。今回はそんな代々木部長からの突然の出向命令。
このDチームから一人選べ、と課長である大崎さんに命令が。
選べない。家庭でも、仕事でも、頑張ってるのに。どっちにも道がない。
自分が辞めればいいんだ。そんな時、アタルが口を開く。
アタルの母・キズナ(若村麻由美)にすでに個人的に占ってもらっていた大崎は、そういうのは大丈夫、ちゃんといい人に見てもらったから、と返すが…。

アタル:「10万取られたでしょ?あの人に」
(いつものように足組み&腕組みスタイル。)
大崎:「15万、だったけど…」
アタル:「はあああ~?なに値上げしちゃってんの?あの人」(嫌悪感たっぷり。)
大崎:「アタルちゃん、いつもとイメージが違うのね…?」
アタル:「そこは気にしなくていいから。質問は3つまでね。」
大崎:「…あぁ、…じゃあ、出向のことどうしたら良いと思う?」
アタル:「っていうか、あんたはどうしたいわけ?」
大崎:「あ、…私は、誰も辞めさせたくない。でもそれじゃあ会社が納得してくれないだろうし…」
アタル:「そこをなんとかするのがリーダーの仕事なんじゃないの?」
大崎:「っ無理よお~、私は元々リーダーの器なんかじゃないんだから…。チーフになったのだって女性管理職がいないとマズイっていう今の社会風潮があるから選ばれただけで…。だから、今度のことで、神田さんを守ことできなかった。所詮、ニセモノなのよ、私。」
アタル:「やっぱり問題はそこね。」
大崎:「え?」

ーーー(体を前のめりにさせ、大崎の目を覗き込むアタル。
目のような影の中に昔の大崎の過去の映像が浮かび上がる。
高校生の時の大崎の姿。教室でなにやら発言している。
その映像に入って行き、大崎の過去を原体験するアタル。
ボランティアについて語る大崎。
みんなが言いにくいことを言ってくれた大崎を褒め、いい空気になる教室。
みんなから笑顔をもらってうれしそうに微笑む大崎少女。
しかし廊下を歩いている大崎の肩を後ろから叩くのと同時に声が掛けられる。
≪さっきの、パクリだよね?≫
しかし振り返ると誰もいなかった。
≪誰かの真似だよね?偉そう。≫
≪ニセモノ!≫
確かに聞こえる声。物体のない声だけが確かに耳に届く。
大崎少女は愛読書だった「世界の名言集」という文庫本をさっと隠した。)―――

大崎:「…………。」
アタル:「だから自分のことをニセモノだって思うようになったわけ?」
大崎:「小さい頃から学級委員とかやらされてたんだけど、私には人に誇れるオリジナリティーみたいなもの一つもないの。絵とか作文は有名作家の見様見真似だし。喋り方とか仕草も、当時憧れてた先輩のパクっただけだし…。会社に入ってからもね、仕事ができる上司のマネしてきただけで。だから、チーフになってからも、ず~っとビクビクしてたの。いつか「ニセモノ」って言われるんじゃないかって…。でも、誰にも、そんなこと、言えないし…。なんかこの頃、もう、疲れ果てちゃって…。自分が、水をもらえないで枯れかけてるサボテンみたいな気がしてきて…」
アタル:「確かに、デスクにあったサボテンみたいだよね、あんた」
大崎:「…あぁ、…でしょう?」
アタル:「っていうかさ、サボテンの花言葉って知ってる?」
大崎:「え?」
アタル:「偉大・温かい心・燃える心・枯れない愛、だよ。全部あんたそのものじゃん。」
大崎:「…何言ってるの、私はそんなっ…」
アタル:「さっきから自分がオリジナリティーがないとかニセモノとか言ってるけど、たとえ真似事でも、必死でいいお手本見習って、コツコツ努力続けたら、それ、本物だから。周りの人を幸せにするために、毎日毎日頑張ってきたら、それもう、あんたにしか出来ないオリジナルだから。今逃げだしたら、今まで頑張って積み上げて来たもの、全部なくなっちゃうよ?家族だって部下だって、船長のあんたが舵取るのやめたら、みんなどこ行っちゃうか分かんなくなるよ?」
大崎:「でも…、こんな、悩んでばっかりいる船長に…」
アタル:「じゃあ!部下の気持ちなんて無視して、権力振りかざす奴がリーダーなわけ?困ったときは部下に丸投げ、結果が出なければ人のせい。うまくいったら「自分がやった」って自慢する奴がリーダーなわけ?そいつらこそニセモノだから。」
(アタル、立ち上がる。)
アタル:「ホンモノのリーダーは、誰よりも悩んで悩んで悩み抜く人間なんだよ。」

*************

以上が第6話・大崎さん回でした。
占うまで見ているのが辛かったなぁ。
大崎さん辛い時に笑うのが余計苦しかったです。
苦しい、助けてって言えなくて、言えない代わりに泣きながら笑うしかない大崎さんが本当に辛かったですね。
最後の息子くんへのセリフで泣きました。
「これだけは忘れないで。ママはいつでもそばにいるから。だから、いくらでも悩みなさい!行ってらっしゃい!」
笑顔でそう言って送り出す母親の大崎さん、美しかったです。泣きました。
優しい愛情と微笑みに泣きました。
やっぱりお母さんは笑顔がいいですね。
素敵な笑顔でした。これじゃあアタル語録じゃなくて大崎さん語録になっちゃうな、ってくらい。最後のセリフは持って行かれました!!

第7話・不満ばかり、なんで自分ばかり?なパワハラ上司、ゴマすりアテンド命、ご機嫌取り命の代々木部長(及川光博)回


上司(社長や専務)にすり寄って、ご機嫌取りをして本社に戻してもらうことだけを心の糧にアテンドに命を懸けてきたDチームの代々木部長(及川光博)回でした。
社長のネクタイの色がどうだとか、社長の家族の誕生日を調べたり、結婚記念日を調べたりしてプレゼントを用意、社長秘書にまでおべっか。日々励むことはそればかり。
いやいやいや、そういうことじゃないんだよ~~~~と思っていた方も多いはず!!
でもそこを指摘する人間はだれもいませんでした。
自分はこんなに頑張ってるのに、自分の社長への気遣いでみんなの仕事がうまく回っているとすら自負していたのに、社内人事では本社どころか実質的な左遷の内示。
一生出世はナシと言われたも同然の、Dチーム専属上司と改めて言い渡されてしまう。
どうして?なんで俺が?こんなに頑張ってるのに?
自分を認めてもらえない不満ばかりが募り、いつしか他人に八つ当たりするように。
そんな時にやってきたのがアタルでした。
いやぁ、過去一番泣いたかもしれません。
苦しかったし、つらかったけど、良かった。
最後の奥様とのテレビ電話の温かさにも余計泣いた。
なんて良いドラマなんだ『アタル』!!!!
さてさて、早速占い行っちゃいましょう!

アタル、ふんぞり返って椅子で待つ。
代々木:「言っとくが、俺は占いとかそういうものは一切信じない。」
アタル:「そういうやつに限って愚痴とか不満とか山ほどあるんだよなぁ。俺はもっと幸せになっていいはずだとか、なんで俺がこんな不条理な目に遭わなければならないんだ、とか。」
代々木:「(まさに図星。)…お、お、俺は、そんなこと…」
アタル:「良いから早くしてよ、それでなくても疲れてんだから、こっちは!占い料だってみんなから貰わなかった分を含めて、70万払ってもらわないと割に合わないんだけど。」
代々木:「なんで、そんなに偉そうなんだ?いきなり!?」
アタル:「それは気にしなくていいから、早く悩み打ち明ける!」
代々木:「じゃあ、…俺は、もう出世できないのか?」
アタル:「そもそもなんのために出世したいわけ?あんた」
代々木:「それは、…権力を握れば自分のやりたいように会社を動かせるし…」
アタル:「じゃあ一体なにがやりたいわけ?会社で。」
代々木:「それは、…まず、売り上げを伸ばすことを考えて…」
アタル:「あとは会社の車で送り迎えしてもらって、重役室でふんぞり返ってれば満足なわけ?」
代々木:「っ、し、失敬なことを言うな!」
アタル:「大体さ、今の時代なにが起きるか分からないのに、会社が潰れたらどうすんの?」
代々木:「まさか~、うちの会社に限って~」
アタル:「だから~!思いもよらぬ事件に巻き込まれた被害者みたいな事言ってないで、現実を見ようよ。もっと大切なこと思い出そうよ。」
代々木:「なっ、なんだよ、それは?」
アタル:「そもそも、なんであんたこの会社に入ったわけ?」
代々木:「あっ、…それは…」

ーーー(体を前のめりにさせ、代々木の目を覗き込むアタル。
目のような影の中に昔の代々木の過去の映像が浮かび上がる。
若い頃、まだがむしゃらに働いていた頃だ。
目を輝かせ、出来上がった企画書を持ち、走り出す代々木青年。
辿り着いた部屋では代々木の憧れていた上司が代々木のことを嗤っていた。
≪代々木のやつ、うっとおしいんだよ~≫
≪毎回毎回使えねえ企画書持ってきてよ~≫
≪あいつの口癖知ってます?「俺は必ず世界一感動するイベントを作ってみせる」ですよ!≫
≪あははは!なんだよそれ!できるわけねえじゃん!あいつ才能ないんだから!あはは!≫
昔の映像を見て、また怒りに震える現実の代々木。)―――

アタル:「なるほどねぇ。憧れの上司にあんなこと言われたからクリエーティブな奴にリベンジしてるわけだ。だからそんな手帳持って、毎日せっせと上司をアテンドするようになったんだ。」
代々木:「アテンドの何が悪い!?贈り物をもらったり、気を遣われて嫌な気分になる人間なんて一人もいないし、そのお陰でどれだけ仕事がスムーズに運び、俺が会社にどれだけ貢献してるか分からないのか!?なぜみんなもっと俺を認めない!?小さい頃からそうだ。優秀な兄と弟に挟まれて、親は全然褒めてくれなかった。今まで好きになった相手にも…、一度も、見向きもされなかった…。なぜ、俺だけ欲しいものが手に入らないんだ!?
アタル:「だからって関係のない部下にパワハラしていいわけ?社内のやつらが陰口叩いて馬鹿にするようになっても、Dチームだけは今まで通り変わらなかったのに。大体さ、アテンドのどこが悪いとか開き直ってるけど、あんたのはアテンドじゃなくてアピールじゃん!本物のアテンドは見返りなんか求めず、相手のことを心から思ってやるものなんじゃないの?さっきから認めろ認めろとも言ってるけど、そうしてもらいたいなら、あんたがまず相手を認めろっての!
代々木:「………、」
アタル:「部下や家族に心からアテンドしたら、みんなあんたのこと認めてくれるようになるって。要するにあんたは怠け者なんだよ。逃げてるだけなんだよ!才能がないって言われて、傷ついたかもしれないけど、あの時、歯食いしばって諦めずにいたら、今頃クリエーティブな仕事してたかもしれないじゃん!
(アタル、立ち上がる。)
アタル:「この世に、才能のない人間なんて、一人もいないんだよ。どんなにつらくても諦めずに努力し続けることを才能って言うんだから。」

*************

良かった!!代々木部長、良かった!
エレベーターの前で社長に、部下を称え、全力で守るような発言をしたのも凄く良かった!!そして一息ついての奥さんとのテレビ電話がすごく泣けた。
奥さんの優しい表情で涙腺崩壊。
大切なものこんなに持ってたんじゃん!代々木~!!って思いました!!
本当に素晴らしい回でした。ミッチー良かった!

第8話・母親の呪縛からの脱却、みんなに占われるアタル(杉咲花)回!!と思いきや強烈に子供に依存する毒親・キズナ(若村麻由美)回だった!!

お金儲けのためにアタルを探し回っていた占い師の的場絆(若村麻由美)。
このイベントチームでアタルの働く意義はあるのかを責め立てられ、自分の存在意義が分からなくなったアタル。ここにいていいのか、自分はやっぱり占いしかないのか、母の言葉の呪縛に駆られてどん底に堕ちていくアタル。見かねたDチームがアタルを占うことに。

アタルがいつも自分が占いで使っていた部屋に入って行くと、もうすでにDチームのみんなが腕を組んで待っていた。
腕組み田端:「質問は3つまでね。」
腕組み目黒:「安心して、占い料は取らないから。」
アタル:「………」
腕組み神田:「なにやってんの、早くしてよ!」
せかされて、アタル、急いで向かい合った席に座る。
アタル:「あ、じゃ、えっ~と、皆さんは、この会社で私に何が出来ると思いますすか…」
腕組み品川:「やっぱ、その質問だよね」
腕組み脚組み大崎:「仕事をする上で自分にしか出来ない事って、結局は、自分で見つけるものじゃなくて自分で作るものなんじゃないかな。毎日働き続けて、時間をかけて、コツコツと作り上げていくしかないのよ、きっと。」
アタル:「………」
大崎:「ごめんね、ずーっと考えてたんだけど、これがあたしたちが出した精いっぱいの答えなの。もしアタルちゃんがここで働きたいのなら、私たちは全力であなたのことを守から。だからあなたは自分の気持ちをお母さんにぶつけるしかないと思う。働くうえで楽しいかどうか面白いかどうかって、とても大切だと思う。
一致団結するDチーム。
強い表情で立ち上がるアタル。
母・キズナを呼び出す。

キズナ:「わざわざ呼び出すってことは、見付かったの?あなたにしか出来ないことが。」
アタル:「それは、まだ見つからない」
キズナ:「じゃあ帰ろっか。」
アタル:「でも、私はもがきたい。」
キズナ:「もがきたい?」
アタル:「この会社で自分には一体何が出来るのか、自分にしか出来ないことはないのか。もがいてもがいて探したいの。」
キズナ:「なに言ってるの、アタル」
アタル:「例えば、あの警備員さんは、毎朝出勤してくる人、一人一人に違う言葉をかけてるの。もしなにかあったときはいつでも私が助けになりますよ、って。食堂のおばちゃんも、会社のみんなの健康を願っていつも笑顔で、「食べて食べて」ってサービスしてるの。掃除のおばちゃんはイベントで余った花を毎日トイレに飾ってるの。胡蝶蘭が多いのはきっと花言葉が「幸せが飛んでくる」って知ってるからで。よく行く居酒屋さんの店員さんも、私たちの仕事がうまく行ったら自分のことみたいに喜んでくれるの。だからあそこで飲むビールはどこよりも美味しくて…。みんな誰にも頼まれた訳じゃないし、誰も褒めてくれる訳でもないのに、限られた仕事の中で、自分にしか出来ないことを必死に見つけようとしての。ここの人たちも同じ。誰よりも面白いモノを作って、たくさんの人に喜んでもらおうと苦しくても懸命にもがいてる。AIはあんなに悩んだりしないし、あんなに無駄なこともしないかもしれないけど、この人たちが作りすみたいな奇跡は起こせないし、たくさんの人を暖かい気持ちには出来ないと思う。この会社にはこの人たちが絶対必要なの。替えなんかきかないの。AIじゃだめなの。私も、みんなみたいになりたいの。もがいてもがいて、自分にできることを見つけていきたいの。
キズナ:「もし、見付からなかったらどうするの?時間の無駄じゃない。」
アタル:「私はそうは思わない。分かった気でいてなにもしないより、無駄かもしれないけど、チャレンジしてから失敗する方が全然良い。」
アタル:「みんなといると、私は独りじゃないんだって思えたから。だから、お願いです。私をここで働かせてください。」
全く響かない母親。良い体験ができたわね、一流の占い師になるための骨休みだったのよね?とアタルの強い意志も主張も、全く意に介さない様子。
アタル:「わかりました。あなたを見ます。」

ここから形勢逆転!キズナを占うアタルの反逆!!

いつもの会議室へ。
アタル、椅子に座って腕組み、脚組み。
キズナ:「アタル、一体なにするつもり?」
アタル:「あんたを占うに決まってんだろ~!?」(キャラ豹変、母を罵倒するアタル。)
キズナ、アタルの豹変ぶりに開いた口が塞がらない。
キズナ:「????」
アタル:「んもう~、なんでこんな人間なっちゃったわけ?この人!?」
驚きで、声が出ないキズナ。
アタル:「母親だったから言わなかったけどさ、実はいっちばんヒドイものが見えるんだよね、昔から。」

―――(体を前のめりにさせ、キズナの目を覗き込むアタル。
目のような影の中に昔のキズナの過去の映像が浮かび上がる。
小学生の頃のキズナが女子生徒達に追い掛け回されている。
キズナ:「…なに、これ。あなたこんなこと出来るの?…」
キズナ少女は複数人のクラスメイト達から壮絶ないじめを受けていた。
≪きったねえ顔、洗ってやるよ≫
頭から水を掛けられている。
≪そんなんだから親に捨てられんだよ!≫
死にかけるキズナ少女にアタルが代わっている。
キズナ少女:≪光が見えた…。神様のお告げ…≫
唐突に言い出すキズナの意味不明な言葉に不気味がる女子たち。
キズナ少女:≪このままだと、死ぬよ、あんたたち。私には見える…。みんなに悪霊がついてる。あんたも、あんたも…≫
過去の映像を見詰めたまま、動かないキズナ。)―――

アタル:「苦しまみれに嘘ついたら上手く行ったから、それ以来、霊が見えるフリをして占いを始めたんだ。そうすればもういじめられなくなったから、辞められなくなったわけね。でもさ、これ以上、占いを自分の存在を見せ付けるための道具として使うのやめてくれないかな。占いって、相手を幸せにするものなんじゃないの?いい人生を送れるように手助けするものなんじゃないの?それなのに今のママは、自分のためにやってる。お金のためにやってる。そんなの、本物の占いじゃない。ニセモノだよ!」
キズナ:「いい加減にしなさい!」(すごい形相で叫ぶ。)
キズナ:「あなたになにが分かるの?小さい時、両親に捨てられ、学校で苛められ、占いだけがすがるものがなにもない私の生きていく支えだった。あなたの父親を出会ったとき、やっと幸せになれるかと思ったのに、あなたを身ごもったと分かった瞬間、あのクズ野郎も私を捨てて逃げて行った。また独りぼっちになっていっそ死のうと思ったけど、あなたを産んで、この子は相手の心が見えるんだって分かった時、ついに勝ったと思った。私が今までやってきた事は間違いじゃなかった。「ざまあみろ!」って世界中に叫んでやりたかった。それなのに、なんであなたにまで捨てられなきゃいけないの?あなたは私の言う通りにしてればいいのよ。一生、私の傍にいて占いしてればいいの!私以上にあなたのことを理解し、愛してる人間なんかこの世にいないんだから!」
アタル、立ち上がる。
アタル:「ママ、私はこれ以上ママを嫌いになりたくないの。この世でたった一人の家族なんだから。小さい頃、ママが言う通り占いをして、ママが喜ぶ顔を見るだけで幸せだった。でも、高校にも行かせてもらえず、毎日占いを続けていくのがつらくなっても、ママは私の話なんかきいてくれなかった。この生活がこのまま一生続くのかと思うと、不安でたまらなくなって、このままママが死んでくれないかって思った。それかあたしが死ぬしかないかなって。私は自分で選んで人生を生きたいの。普通の人みたいに働いて、友達と買い物に行ったり、美味しいものを食べたりしたいの。夏は花火を見たり、秋は紅葉狩りをしたり、恋もして、デートもして、自分の人生がどうなるのかドキドキしながら生きていたいの。もう分ってる未来なんか欲しくない。私が欲しいのは、真っ白なページの日記帳なの。お願いだから、もうママから卒業させて。

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籠の鳥のカナリヤのミーちゃん(アタル)は見事、大空へ飛び立ちました。
でも、今回のアタルちゃんはなかなか難しい話だなって思いました。
誰もが持てる訳ではない選ばれた才能を、選ばれし人生を全くすべて捨てて生きるっていうのも大きい決断だなって。もちろん金稼ぎの道具として人格、尊厳もなく、心が死んだまま生き続けるのなら、そんな人生は捨てた方が良い。でもただの才能ではなく、今回は「人助けをすることが出来る才能」なわけで、別に「0か100か」にしなくて良かったんじゃないかと思いましたけどね。
「普通の人」になりたい覚悟もあるのでしょうから、そのためには決断させるべきことだったのかもしれませんが。人を救うことが出来るこの才能を全く封印しちゃうのは勿体ない気がしてしまいました。アタルが大切な友人や相手が出来たときは、必要に応じて、使いたくなったら使えばいいじゃ~んって思っちゃいました。それじゃあダメ??(笑)

第9話・最終回のみんなへのアタルの占いは??最後の贈る言葉はこれだ!!セリフネタバレはこちら!!

とうとう最終回となりました。
小学生の卒業式のイベントで聞こえてきた子供たちの気持ちを抑えきれなくなったアタル耐えきれなくなって思わず占いの力を使ってしまう。
母と約束したのに守れなかった、と落ち込むアタル。
しかしそれを聞いたDチームのみんなは一言もアタルを責めることなく、褒めたたえる。
「いいんじゃないかな、それで。やっぱりアタルちゃんは占いでたくさんの人を救ってあげるべきよ。」
「私に言ったじゃん、自分にしかできないことがあるって。それってアタルちゃんの場合、占いでしょ?」
「本当はずっと一緒にここで仕事したいけど、」
「特別な能力があるのにそれを使わないのはやっぱり間違ってる。」
「別れるのは寂しいけど、アタルちゃんにしか出来ないことをやったら?」
「ひとは運命を避けようとして選んだ道で、しばしば運命に出会う。」
「占いはアタルの仕事だって考えたらどうかな?その道のエキスパートになるんだよ!」
みんなのその言葉がアタルの胸に響く。
「わかりました…。皆さんを見ます。」
こうして、アタルは最後に、Dチームに占いの力を使い、贈る言葉を。

アタル:「お願いです。私に占わせてください。占うとき、ずっと態度がデカかったのは、もうやらないって誓ったのに破った自分に腹が立ったっていうか、皆さんに嫌われた方がもう二度と、占ってほしいって言われないかなって…。」
アタル、神田和実の前に歩み寄る。
アタル:「神田さん、ううん、神田ちゃん。友達だから言います。もうすぐ赤ちゃんが生まれるんだから目黒さんに自分の気持ち、ちゃんと伝えなきゃ駄目です。目黒さんの気持ちが分かってるなら猶更。」
それを聞いた目黒途端にソワソワ。神田和実、目黒に向き直る。
目黒の魅力はよく分かっているし、目の前に幸せが待っている事も分かってる、自分でもバカだと思うけど、やっぱり元カレを選ぶ、と苦渋の決断をつたえる。
精一杯涙をのみ込み、和実の幸せを願う言葉を掛ける目黒。
アタル:「目黒さんは、もうすぐ運命の人に出会います。将来その人と結婚して、たくさん子供もできて、とってもいいお父さんになります。だからヤケになったりしないで今のままの目黒さんでいてください。」
目黒さん歓喜の表情。品川に話し掛けようとするアタルを呼び止め、掘り下げてツッコんでくる。「どうやったら運命の人って分かるの?」(ウキウキ)
アタル:「そんなの会えばわかるよ~」(いつもの癖で顔を歪めてイヤイヤ口調。)
目黒:「えっ……」(フリーズ)
アタル:「あ、すいません、いつもの癖で。その人は、なにかピンクのものを持っています。」
そうなんだ~と目を輝かす目黒。
アタルが近づいてきて思わず立ち上がる品川。
アタル:「品川さんはいつか上野さんに負けないくらいの伝説のイベントを作ります。だから今は、人に見せられるような企画書は作れないかもしれないし、なかなかいいアイデアが浮かばなくても、めげずに悩み続けてください。失敗しても良いから色々な事にチャレンジしてください。それが出来る人がいつか、「才能がある」って呼ばれるようになるんです。そしてあなたはそういう人です。」
アタル、上野のもとに歩み寄る。
アタル:「上野さんは誰よりも愛にあふれた優しい人だけど、自分の気持ちをちゃんと伝えるのが下手すぎます。今、田端さんとぎくしゃくしてるのも全部それが原因です。」
でもどうしたら良いか、と俯いてもじもじする上野。
アタル:「ストレートに言えばいんだよ、ジジイ!」(いつもの荒々しい口調。)
はっとするアタル。
アタル:「あ、すいません、つい、また…。大事な人には、ちゃんと言葉にして愛を伝えてください。余計なことは考えず。」
上野、改めて田端さんに愛の告白をする。微笑みあうふたり。
アタル:「田端さんはいつも冷静だからこそ、物事を悲観的に考え過ぎてしまう悪い癖があります。ご自分の家族のことで迷惑かけたくないし、上野さんの娘さんのことを考えると結婚に踏み切れない気持ちも分かるけど、上野さんなら大丈夫です。家族の人たちも、お2人がいてくれるだけで心が和むと思います。田端さんは自分が思ってるよりもずっと面白いんだから。」
え?そうなの?と驚く田端。かなり変ですよ、田端さん、と笑う品川、目黒たち。
アタル、大崎の前へ歩み寄る。
アタル:「大崎さんは、仕事を辞めちゃダメです。大崎さんは将来ここの社長になる人です。だって大崎さんはだれよりもこの仕事が、この会社が、そしてここで働いてるみんなのことが好きですよね。違いますか?だったらお義母さんの介護は大変だけど、家族みんなで話し合って、仕事を続けられる方法を見つけてください。いや、見つけられます、あなたなら。」
強く頷く大崎。
アタル:「皆さん、これからもチームみんなで良い仕事をいっぱいしてください。」
ここで代々木が勢いよく横から入る。
ちょ、ちょ、ちょ、僕には何も言ってくれないのかな?
アタル:「あ、すいません。部長はどうせこの会社辞めるからつい。行った方が良いと思います。どうせこの会社にいても絶対出世できないんだし。小さい代理店で給料が半分になっても本当にそこで働きたいと言えば、奥さんも娘さんも分かってくれます。50になっても昔の情熱を取り戻そうとするパパを必ず応援してくれます。」

私は今まで、人のことが何でも見えると思ってたけど、それは間違ってました。
皆さんがこんなに変わるのは見えませんでした。
だから、自分の占いが少しでも助けになったなら、私はこれからも占いを続けます。
自分の大好きな仕事として。(アタル、目をキラキラ輝かす。)

*************

こうしてアタルは占いを自分の仕事とするため、シンシアイベント会社を退社。
いつかクライアントとして皆さんにイベントをやってもらいたい、と占い師としての決意を述べ、新しい道を歩み始める。
こうしてDチームにはまた忙しない日常が始まる。
代々木も新しい場所で迷いながらも手探りで懸命に働き始めている。
そしてアタルは力強い足取りでどこかに向かう。
やって来たのは作業服を着た数人の社員がいる事務所。
職安かな?って最初は思いましたが、違いました。
突然の来訪者に驚く作業服の社員たち。
何か御用ですか?
「皆さんを見ます」
アタルはトレードマークの帽子を脱ぎ、前を見据える。
「ハケン占い師アタルです。」

*************

まさかのそういう意味だったのね、というドラマタイトル回収。
ダブルミーニングでもあったわけですね。
いやぁ、良かった!!良いドラマでした!
終わっちゃって寂しいなぁ。もっと見ていたかったなぁ。
でもこの終わり方なら続編ありまくりじゃないですか??
でもあの会社は次にどこ行くかはどう決めてるのでしょうね??
勝手に声が聞こえてきちゃうアタルなので一番強い念(?)が出ている会社に向かうのかな??気になりますね。
でも最終回は優しい感じで占いしていましたけど、やっぱり態度悪いアタルで聴きたかったな、と思ってしまうのは何故??(笑)
嫌そうな態度デカいアタルを楽しみにしてしまうのは自分でも不思議でした。
優しい導きで泣けましたけど、やっぱり待っていたのは口の悪いアタルちゃんでした。
でも時々顔を出してくれてホッとしました。ほっこり笑えました。
やっぱりアタルはあのキャラありきですねぇ。
続編待ってるよ~~!!!