「たけしの家庭の医学」オリーブオイルで心疾患が激減!?心臓を健康に保つ
2019年2月5日に「たけしの家庭の医学 3時間スペシャル」が放送されました。
この放送では、オリーブオイルが心疾患に効果的!?という内容が放送されましたので、どんな内容だったかざっくりご紹介します。
体が老化するように心臓も老化します。
この老化の先にあるのが心不全などの突然死です。
心不全による死亡は年間約8万人。1日220人もいるそうです。
この心臓に関する画期的な研究が発表されました。
それがオリーブオイルによる健康効果です。
スペインの研究チームによると、オリーブオイルを多くとった人は取らない人に比べ、心血管疾患のリスクが約44%も減少。総死亡率も約26%も低下したそうです。
このオリーブオイルをたくさんとる「ある地域」の心疾患が非常に少ないことが分かりました。
この「ある地域を」他の地域と比べてみると…
心疾患による死亡者数
フィンランド:268
オランダ:169
アメリカ:160
イタリア:93
クロアチア:80
クレタ島:25
となり、地中海に浮かぶギリシャ南部の島「クレタ島」の心血管疾患が少ないことがわかったのです。
実はクレタ島は5000年前にオリーブの栽培が始まった最古の地の一つと言われているのです。
心臓年齢の検査方法
心臓年齢の下記の方法で調べます
- 平常時の脈拍を測定
- 90秒間踏み台昇降運動を行います。
- 平常時の脈拍に戻るまでの時間を計測
これで心臓が老化しているかが分かるのです。
平常時の脈拍に戻るまでの時間の目安は
20代 1分54秒
30代 1分56秒
40代 2分08秒
50代 2分31秒
60代 3分21秒
です。
あ、ちなみにテレビでは言っていませんでしたが、最近はスマホのアプリで脈拍を測れるものがあります。正確なものではないかもしれませんが、ぜひ利用して見ください。
健康効果が高いオリーブオイルとは
クレタ島では「コロネイキ」という総ポリフェノールが多い品種が栽培されています。
エキストラ・ヴァージンオリーブオイルとはポリフェノールなど含有量が多く最も健康効果が高いと言われています。
心血管疾患の名医・東京都健康長寿医療センター副院長 原田和昌先生による解説
エキストラ・バージンオリーブオイルに含まれる成分「オレオカンタール」という成分が良いと考えられている。エキストラ・ヴァージンオリーブオイルは少しスパイシーさがあるが、この可r米が「オレオカンタール」によるもの。この「オレオカンタール」には抗炎症作用があり、加齢で起きる心臓や血管の炎症を抑えて老化を防ぐと考えられている。
そして効果的なオリーブオイルの使い方ですが、普通の油は加熱すると酸化し、動脈硬化を引き起こします。ところが、オリーブオイルの場合は他の油と比べ加熱しても酸化しにくい性質がります。
また、オリーブオイルは相性の良い食材と組み合わせることで健康効果を高めることが出来ます。その相性の良い食材とは「トマト」です。
トマトはリコピンなど抗酸化効果のある物質が多く含まれる野菜。実はこのリコピンは油に溶けやすく、油で調理すると吸収率が上がると考えられています。
オリーブオイルの摂取量は1日大さじ2~4杯を目安に摂取すると良い。
ただ、単純にこの量を摂取するとカロリー過多になる恐れが。今使っている食用油をオリーブオイルに置き換えて使うと効果が期待できます。
※生活習慣病を治療の方は医師にご相談ください。