ケルセチン!たまねぎ茶の健康パワーとは!?体のサビをとって老化対策!?
からだのサビとり?抗酸化作用!
「活性酸素」というものを聞いたことがあるでしょうか?
活性酸素とは、「ほかの物質を酸化させる酸素」のことをいいます。
この「酸化」ということから、活性酸素のことを「体のさび」なんていうこともあります。
なぜ活性酸素が悪いかというと、細菌やウイルスを攻撃する役目があるのですが、増えすぎると正常な細胞などを攻撃してしまうのです。
「じゃあ活性酸素を増やし過ぎなければいいのね。」
と簡単に思われるかもしれませんが、実は、人間が呼吸で吸い込む酸素の2%が活性酸素になってしまうといわれています。
つまり、普通に生活しているだけで活性酸素は日々作られているのです。
活性酸素自体は悪いことばかりではありませんが、現代社会の生活習慣では活性酸素が必要に作られてしまっているのが事実で、これからは活性酸素をコントロールことが求められています。
ではどうやったら活性酸素のコントロールが出来るのでしょうか。
そこで注目されるのが「抗酸化作用」です。
「抗酸化作用」とはその字の通り、「酸化するのに抗う作用」であり、活性酸素の活動を抑制することです。
世の中には「抗酸化作用」を謳うものはたくさんありますが、「ケルセチン」という物質が効果的であることが分かってきましたので、「ケルセチン」の健康パワーについてご紹介します。
「ケルセチン」とは?
ケルセチンとは「ビタミンP」とも呼ばれるフラボノイドの一種で、蕎麦やお茶、玉ねぎなどに豊富に含まれています。
黄色味を帯びた物質で、古くは染め物などにも使われてきました。
最近ではその健康効果に注目が集まっています。
では、この「ケルセチン」。どんな健康効果があるのか見ていきましょう。
心筋梗塞に
まずは、「ケルセチン」は心筋梗塞に効果があることが期待されています!
欧米の研究では、ケルセチンを多く摂取する人には心筋梗塞でなくなる人が少ないとの結果が出ています。
LDL-コレステロールの減少にも!?
メタボが気になってきた人が健康診断で気になる項目といえば、やっぱりコレステロールですよね。
ケルセチンはコレステロールの減少にも効果があると考えられていて、日本の研究チームのの調査では、ケルセチンを多く取っている人は血中のLDL-コレステロールが低いという結果がでています。
抗炎症作用も
ケルセチンは、アレルゲンのを抑制する作用もあります。
アレルゲンの抑制というと、これからの季節気になるのが花粉症ですよね。
この花粉症を代表するアレルギーにも効果が期待されます。
さらに認知機能の衰えにも?
さらに、「ケルセチン」は認知機能の衰えにも効果があると考えらえています。
岐阜大学の中川さんの研究では、アルツハイマー病のマウスや年を取って認知機能が衰えているマウスのエサに「ケルセチン」を混ぜて食べさせたところ、認知機能が改善したことを明らかにしています。
これを受け、発症早期のアルツハイマー病の方を対象にした研究も始まっています。
「ケルセチン」ってどうやってとるの?
こう見るとケルセチンっていろんな効果のある物質ですよね
では、ケルセチンはどうやって摂取したらいいのでしょうか。
ケルセチンは蕎麦やお茶に多くふくまれていますが、なかでも一番注目されているのが「たまねぎ」です。
緑茶の場合、100ml中、2mgのケルセチンが接種できますが、玉ねぎの場合は100gで10~50mgのケルセチンが摂取できます。
中でも最近注目なのは「たまねぎ茶」です。
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「たまねぎ茶」とは?
「たまねぎ茶」とはなんでしょうか?
皆さん、玉ねぎを調理する時、どのように調理していますか?
みじん切り?くし切り?
いえいえ、それよりもっと、前の段階です。
皆さんたまねぎの皮をどうしていますか?
もちろんむいて捨ててますよね?
実はこの皮にはなんと、みなさんがいつも食べている部分のおよそ30倍ものケルセチンが含まれているんです。
こう聞くと皮を捨てるなんてもったいなくて出来ないですよね。
でも皮を食べることなんてできないですよね。
そこで登場するのが「たまねぎ茶」またの名を「たまねぎの皮茶」とも言います。
たまねぎ茶はたまねぎの皮を乾燥させてお茶にしたもので、先ほど申し上げた通り、皮はケルセチンが30倍も含まれています。
この健康効果を美味しく取れるお茶、というわけなんですね。
いくらたまねぎが体にいいと言っても、なかなか毎食たまねぎを食べるのは難しいですよね?
でもお茶なら毎食後に無理せず飲むことが出来ます。
たまねぎ茶は玉ねぎの皮を乾燥させたお茶なので、自分で作ることも可能だとは思いますが、普段捨てていたものをいきなりお茶にするのはなかなか抵抗がありますよね。ですが、今はその健康効果が注目されていますので、「たまねぎ茶」が市販されています。
皆さんも気軽にたまねぎ茶の健康パワーを試してみてはいかがでしょうか。
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