『3年A組~今から皆さんは人質です』第2話ネタバレ・第2の犠牲者はだれだった??
人質生活2日目・柊(菅田将暉)の次なる課題は??
日本テレビ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」
前日のクラスメイトの衝撃的な死から数時間後の生徒らに、一颯(#菅田将暉)は次の課題を発表する。 #3A #永野芽郁 #片寄涼太 #川栄李奈 #上白石萌歌 #萩原利久 #今田美桜 #福原遥 #神尾楓珠 #TVer https://t.co/8QPpYkDWMi— TVer (@TVer_official) 2019年1月13日
クラスメイトの衝撃的な死から一夜明け、命を懸けた朝の体操をすます3年A組たち。
中尾の席、景山の席は空席だ。
今日も何も変わらない、とでもいうかのように柊一颯(菅田将暉)は今日も死をちらつかせながら笑顔でやって来る。景山の死の理由が分かったならもう解放されるはず。
そう思っていたのもつかの間、2日目にしてあらたな課題が放たれる。
「ドーピング疑惑」動画の投稿をした「投稿者:やり逃げX」を見つけ出す事、または名乗り出ること。
夜8時までに答えを出せなければこのクラスのうちの誰かが死ぬ、と。
「投稿者:やり逃げX」とは!!
SNS「MIND VOICE」に「景山澪奈(上白石萌歌)が全国大会でドーピングをした」と投稿をした人物。それが「やり逃げX」。
このやり逃げXは景山に対する過剰な執着心を見せていた。
そのほかの投稿には
「景山、しね 投稿者:やり逃げX」
「景山、笑うな、キモい。 投稿者:やり逃げX」
「あの女の部屋の窓を割ってやった… 投稿者:やり逃げX」
「あの女をめちゃめちゃにしてやりたい 投稿者:やり逃げX」
「あいつが苦しむ姿を見ると興奮する 投稿者:やり逃げX」
「あの女の水着を切り裂いてやった… 投稿者・やり逃げX」
「あの女を学校から自宅までつけ回した…投稿者:やり逃げX」
「景山なんて生まれてこなければ良かった 投稿者:やり逃げX」
「あの女の上履きをトイレの水に浸してやった 投稿者:やり逃げX」
「全国大会当日のロッカー。景山澪奈選手の鞄に謎のカプセル 投稿者:やり逃げX」
などがあった。
この「ドーピング疑惑」動画が自殺のきっかけになった、景山本人から聞いたから間違いない、と柊は言った。今回の課題は「自殺の決定打になったそのドーピング疑惑の張本人に名乗り出てもらうこと」。
課題の答えは??犠牲者はこの女子だった!!
宇佐美香帆(川栄李奈)!!
川栄李奈に「引き込まれた」「共感の嵐」など絶賛の声が多数…「3年A組」2話 https://t.co/6gukwb7kqj
— シネマカフェcinemacafe.net (@cinema_cafe) 2019年1月13日
全国区レベルで活躍する競泳選手だった景山澪奈(上白石萌歌)と仲良くなりたかった宇佐美香帆(川栄李奈)は積極的に声を掛け、親しくなって行った。
しかし自分のステータスを上げるために近付いてきたように感じた澪奈は香帆ではなく、茅野さくら(永野芽郁)を選んでしまった。
クラスの中心的人物だった自分ではなく、地味であだ名が「奴隷」の女・さくらを選んだ。
それが許せなかった香帆。
自分の中で何かが崩れ去り、自分の意志ではどうしようもできないほどの強い感情に支配されてしまった。ストーカーをしたり家の窓ガラスを割ったり、上履きをトイレに落としたり、自分の気持ちが晴れるまで何度でも澪奈に恐怖を与え続けた。その正体が香帆であることに気付いた澪奈。問い質すため、向き合う二人。
しかし(自分の思い通りにならないなら、自分のものにならないなら)死んでほしい、と真正面から言い放つ香帆だった。
人質生活2日目の夜8時。
爆弾の埋められた天井の下にクラス全員を並んで立たせ、爆破スイッチに指を置きながら、課題の答えを待つ柊。
「これは連帯責任だ。さぁ、死んでもらおうか。」
しかし誰も名乗り出る者はいない。
茅野さくらはクラスメイトの緊張がピークに達する時、ある生徒が追い詰められ肩で息をし始めた頃、「私です」、と勢いよく名乗り出た。
「私がやりました。」
しかしSNSにログインするパスワードを柊に問われ、黙り込んでしまう。
分からないからだった。
そこで笑いながら口を開いたのが真犯人・宇佐美香帆。
「なんでそんな嘘つくの?みんなを助けるため?みんなのために犠牲になるって?ハハハハッ、笑わせんなよ。私です、私がやり逃げXでぇ~す。パスワードはKAHO11815」
「説教?」
「そうだ、説教だ。」
柊が香帆に対し、言葉を発するたびに大声を出し、その声をかき消そうとする香帆。
「うるさ~い!」
「そうやって大声出して拒絶して、だれの声にも耳を貸さずに生きて来たんだな。そのせいであんな馬鹿な真似をしても何も感じない人間になったんだな。」
「なんであんたにそんなこと言われなきゃなんないの?」
「俺はお前の教師だからだ。お前を正しい道に導く義務がある。」
「うるさい!うるさい!うるさ~い!!」
柊は言った。
恐怖を感じながらも、悲しみを感じながらも、澪奈は少しも香帆を責めなかった。
むしろ自分を責めていた。
「もっとちゃんと言えば良かった。友達が欲しかったって。私は香帆と本当の意味での友達になりたかった」、と。
柊は代弁した。
「お前はそんな彼女の気持ちを踏みにじったんだ。」
泣き崩れる香帆。
「それが痛みだ。その痛みを一生忘れんなよ。」
香帆は昔、澪奈にハンカチをプレゼントしていた。
テントウムシのマークのハンカチだった。
しかし澪奈はその同じマークの色違いのハンカチをさくらにプレゼントしていた。
それすらも香帆は許せなかった。
泣き崩れる香帆に、澪奈からもらったテントウムシのハンカチを差し伸べるさくら。
澪奈、言ってたよ。
「それ、私の大切な友達が好きなキャラクターなんだ。」
いつも一人でいた孤高の女子、お弁当も一人、有名選手としてしか扱われない、まともな友達のいない高校時代、自分の価値は大会の結果だけ、そんなふうに過ごしてきた孤独だった彼女に最初の光をくれたのは確実に香帆だった。澪奈にとって香帆はずっと「大切な友達」だった。涙が止まらない香帆。
「今日の授業はこれで終わりだ、お疲れ様!」
*************
結論から言うと今回「死人」という犠牲者は出ていません。
「課題はクリアできた」ので「死」は免れました。
ですが、今回は「生きる」というペナルティーでした。
「あんたのせいで、このままいけばみんなに死ぬまで気付かれなかったのに。」
「(クラスの誰かが死んでも)いいよ、私じゃなければ。」
そういう犯人(香帆)に、
「ここのみんなにバレずに死にたかった、その気持ちも、姿も晒し、そういう目を浴びながら生き続けさせる事」でした。
高校生に限らず学校というのは閉塞的で、休み時間や登下校、お弁当の時間と、「ひとりを感じる」時間ってあまりに長いんですよね。もう一生これが続くのかとすら思えてしまう。
それが学校。そんな中、お弁当を一緒に食べようと声を掛けてくれたあの時がどれほど嬉しかったか、照れくさそうに笑い掛けてくれたクラスのみんながどれほど有難かったか。簡単に想像できます。思い出すたびにきっと心が温かくなるほど澪奈は嬉しかったのではないでしょうか。この二人の結末はあまりに悲しいものでした。
第1話で判明した「友達にはなれない」の手紙をもらったさくらみたいに、何も言わずに距離を置いてしまったのと同じように、澪奈も本音などを突っ込んで話すことなく香帆と距離を置くことを選んでしまった。少しずつ狂って、彼女は死に行きついてしまったのか。
それにしてもまだまだ動画を作った犯人は別にいて、みんなのちょっとずつの悪意がこうさせたのだとしたら、哀しすぎませんか。本当に悲しいです澪奈が悲しい。
この道しかなかったなんて思えません。
ぶっきーこと柊一颯(菅田将暉)の正体も気になりますね。
恋人だった相楽文香(土村芳)のことは今でも大切そうに愛おしそうに画像を見つめていますね。でも暴力DV彼氏だったようですね。それも意味があるのかな??
とにかく気になる『3年A組』楽しみ過ぎる!!
あ、立派な殺人犯なのですから、「第二の被害者」ってのもおかしな話でしたね(笑)。