Amazonで販売されている充電池「Bonai」はどこの国のメーカー?
国内で充電池といえば「エネループ」が有名ですが、Amazonで充電池を検索してみると色々なメーカーの充電池がヒットします。
その中に「Bonai」という聞いたことないメーカーの充電池がありましたので、「Bonai」がどこのメーカーなのか調査しました。
「Bonai」はこの国のメーカーだ!
「Bonai」は2013年に設立された中国の深セン市にあるメーカーです。(公式サイトは「bonaipower.com」)
公式サイトに問い合わせのメールアドレスが記載されていますが、アドレスのドメインが「tuomantech.com」になっていますので、資本関係は分かりませんがTuomanという会社と密接な関係にありそうです。もしかしたら、Tuomanの社内カンパニーであったり、一つのブランドにすぎないのかもしれませんね。
そんなBonaiの主な商品は、充電池やモバイルバッテリーで、なかなかクールなデザインの商品を販売しています。
シンプルなデザインの商品が多いので、日本含む海外でも違和感なく受け入れられるのではないでしょうか。
メーカーは「Bonai」だけど…?
そんな「Bonai」ですが、どうやら自分たちは直接製造はしていないようです。
Amazonで販売されている充電池は、メーカーとしては「Bonai」ですが、実際の製造は「Bonai」が行っているのではなく、同じく深センにある会社「Shenzhen EPT Battery」社が行っているようです。AmazonでBonaiの充電池を購入すれば分かりますが、箱に「manufacturer: SHENZHEN EPT BATTERY CO LTD」と記載されています。
どちらにしろ、中国のメーカーによる中国製造の製品であることは間違いありません。
「Bonai」の充電池の評判は?
肝心のBonaiの評判ですが、客観的に見ると悪くないのかなと。
Bonaiの充電池は下記の認証を受けています。
PSEマーク:日本の「電気用品安全法」を守って製造もしくは輸入されたことを表すマーク
CEマーク:EU (欧州連合) 加盟国の安全・環境基準を満たすものに付けられる適合マーク
UL認証:アメリカ合衆国の試験、検査および認証を行う企業「UL LLC」の認証を受けたことを表しています。
メイドインチャイナの製品といえば、爆発が相次いだことから「チャイナボカン」などと揶揄されていましたが、そのイメージを払しょくするためか認証取得に力をいれているようです。
充電池の実際の性能ですが、レビューを読んでいると「自然放電が早い」との意見が見られました。ですが、全体としてはおおむね好評なようで、コストパフォーマンスを重視する方にはおすすめ出来るものと思います。
まとめ
というわけで、「Bonai」は中国の深セン市のメーカーでした。
深センは「紅いシリコンバレー」であったり「中国のシリコンバレー」とも言われる、テクノロジーの聖地と化しています。中国製品といえば粗製濫造のイメージがありましたが、それはもう昔のことかもしれません。「Made in Japan」のイメージが中国に抜かれないように、国にはもっと頑張ってほしいものです…。