『たけしの家庭の医学』スペシャル!原因不明の腹痛の正体は??正しい診断名は??
12/25放送の『たけしの家庭の医学』で腰痛について特集していたので挙げてみます!!
番組の症例では廊下を歩くのもやっと、というくらいに全身が痛むというケースでした。
症状1.腰全体にまとわりつくような重だるいような感覚
農作業中に起きました。
しかしそれはすぐに消えた。
症状2.腰にビクッとした痛みが。
ビクンビクン響くような痛み。
近くの医師に相談すると「変形性腰椎症」と診断される。
加齢などで椎間板や骨が変形し、痛みが生じる病だという。
症状3.その後首にまで痛みが出てくるように。
しかしこれもまた加齢による変形から来ていると言われ、ブロック注射を打つなどで対処。
ある時、右足だけ靴がきつくなり、突然履けなくなる。
症状4、右足のかかとにだけ痛みが。
痛みを感じる場所が次々に変わって行くことに不安を感じる。
その後、MRI検査やレントゲン検査、血液検査などを徹底的に受ける。
しかしそれぞれに変形が見られるものの、それ以外に気になる点はない、との診断。
結局、全部加齢による骨の変形による痛みだけ??
加熱治療や電気治療を受けるが、効果はほとんど感じなかった。
心療内科も受診し、抗うつ剤も処方される。
しかし良くなる実感は一切なく、それどころ悪化していく始末。
5.寝ている時も腰痛
最初の腰痛から8か月後、5m先のトイレに行くのに10分かかってしまうほどに悪化。
そして名医との運命の出会い!
セカンドオピニオンで本当の原因が明らかに!!
福島県立医科大学付属病院 整形外科兼教授 大谷晃司先生の診断により、新たな診断が!!
・前かがみになった時に痛くなる
・今は体を動かそうとすると痛む。
・寝ていても痛む。
と先生に問診で伝える。
次に先生が取った行動は、触診。
腰の骨を叩く→痛みがあれば、骨粗しょう症による骨折、感染症などの判断ができる
次に、腰周辺の筋肉を押してみる→痛みが出れば筋損傷、筋膜炎などが疑われる
次に、腰の少し上、背骨の両脇を叩く→腎臓の異常
しかし骨、筋肉、腎臓疾患の疑いは見られなかった。
次に、お尻の周辺の異常を見た。
その時!!
腰に近い、お尻の右上、左上を押したときに、痛い!という反応があった。
骨盤の上部に痛みを感じていることが判明!
お尻と腰のつなぎ目(付着部分)に注目した。
痛みは全てつなぎ目で起きている。
新たな診断はこちら!
それは免疫で起こる病気「乾癬性関節炎」だという。
乾癬とは、免疫機能が暴走し、皮膚の細胞を攻撃することで炎症が発生。
皮膚が赤く腫れたり、激しいかゆみを引き起こす。
奨励のケースの乾癬性関節炎では、免疫細胞が皮膚の組織だけでなく、関節の、骨と筋肉のつなぎ目までもを攻撃。その結果、腰や足など全身の痛みとなったのだという。
「乾癬性関節炎」
特徴1、安静時に痛みが出る
特徴2、痛む場所が数日で変わる
乾癬患者の15%は関節炎を発症していると言われている。
劇中の症例はかゆみの症状がなかったため、正しい診断が難航を極めた。
しかし痛みがつなぎ目(付着部)に起きていることに気付き、診断することが出来た。
その後、ステロイド治療などで普通の生活を送れるように!!
症状も個人差があると言われたら診断も容易ではないですよね。
かゆみがあれば気付きやすかったのかもしれませんが、こんなにも長く苦しんで辛かったでしょうが、やはりお医者さんはすごい!!頭が上がりません!!