『シン・ゴジラ』ラストの尻尾のアップの意味は?人間のようなものはなに?ご説明します!
ゴジラシリーズの復活
昔は特撮映画が映画の花形で、「ゴジラ」シリーズは大人気でした。
「ゴジラ対メガゴジラ」や「ゴジラ対キングギドラ」など本当に人気がありましたが、いつからか特撮は撮られなくなっていきました…。
しかし、近年の特撮映画としては異例のヒットを飛ばした『シン・ゴジラ』。
リアルに迫りくるゴジラの脅威や、庵野監督独特の情報を滝のように溢れんばかりに視聴者に与え釘づけにする手法。
本当に一瞬も目が離せない映画となっています。
映画の終盤で「ヤシオリ作戦」が成功しゴジラが凍り付きますが、ラストシーンではゴジラの尻尾がアップになり、尻尾に人間(?)らしきものがくっついて固まっているシーンが映し出されました。
これは一体何を意味するのでしょうか…。
よ~く映画をご覧になっていればお分かりになるかもしれませんが、なにせすさまじく速い展開のため、追いつけない方もいらっしゃったのではないでしょうか。
あれはどういう意味があったのか…、ご説明いたします。
ゴジラの尻尾の人間(?)はゴジラの子供!
ラストシーンで凍り付いたゴジラの尻尾がアップになります。
その尻尾の先に映し出されているもの…。
それは人型の生物でまるで人間のようです…。
これはいったいなんなのでしょうか。
考察サイトなどで「ゴジラに取り込まれた人間だ」という説もあり、ゴジラの謎のひとつのように語らられるようなこともありますが、実はこれについては劇中でちゃんと説明されています。
劇中で塚本晋也演じる「間 邦夫」と高橋一生演じる「安田 龍彥」が以下のような可能性について言及しています。
- ゴジラの無生殖による個体増殖の可能性
- 世界中へねずみ算式に個体が群体化する
- 進化的見地から小型化だけでなく有翼化して大陸間を飛翔する可能性すらある
う~んちょっと難しいですね。
これを簡単に言うと、
- ゴジラは交尾なしで子供を産む。
- すさまじい勢いで子供が生まれ、またその子供も子供をすさまじい勢いで子供を産み群れを成す。
- ゴジラは小型化する。さらに、翼が生えて世界中に飛んでいく。
ということです。
このセリフがあった時点では可能性でしかありませんでしたが、その可能性が事実となってしまっている、ということを表しているラストシーンなんです。
もしもあの子供が完全生まれてしまっていたら、小型化したゴジラが世界中で暴れまわっていたことでしょう。
一体であれほどまでに東京を破壊したゴジラが複数現れたらと思うと…。
フィクションなのにゾッとしてしまいますね。
まとめ
劇中では巨大不明生物特設災害対策本部の「ヤシオリ作戦(矢口プラン)」が成功し、ゴジラの凍結に成功しましたが、もしも「ヤシオリ作戦」が失敗していたら…。もしも「ヤシオリ作戦」失敗後、核兵器を撃つタイミングが遅れていたら…。もしも核兵器でゴジラを倒すことが出来なかったら…。
本当に危機一髪で世界が終わっていたことを表すなんとも恐ろしいラストシーンでした。