『シン・ゴジラ』ヤシオリ作戦(矢口プラン)とはどんな作戦だった?超簡単に解説します!
「シン・ゴジラ」がテレビ放映!
2016年に上映された「シン・ゴジラ」がテレビで放映されます。
目まぐるしい展開と、リアルな特撮映像で圧倒されること間違いなし!なのですが、目まぐるしすぎて、もしかしてついていけなくなっちゃった方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
こちらではストーリーの鍵となる「ヤシオリ作戦(矢口プラン)」がどのような作戦だったのかご紹介します。
「ヤシオリ作戦(矢口プラン)」の概要
巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)はゴジラに関する2つの謎からゴジラを倒す方法「ヤシオリ作戦(矢口プラン)」を思いつきます。
1つ目の謎は、ゴジラはあの体の大きさから、何をエネルギーにして動いているのかです。
市川実日子演じる「尾頭 ヒロミ」は核分裂のエネルギーにより動いていることを提唱しましたが、「ありえない」と否定されてしまいます。
しかし、ゴジラが移動した経路から放射線が検出され、ゴジラが核エネルギーにより動いていることが判明します。
2つ目の謎は、形態変化を行ったゴジラがなぜ海に戻ったのか。
東京に上陸したゴジラは動き回った後、第三形態に変化したのち海に戻っていきます。
なぜ、ゴジラは海に戻っていったのか。
この2つの謎から「巨災対」はゴジラの対策方法を思いつきます。
その時のセリフを要約すると、
ゴジラの体内には原子炉のような構造があることが考えられる。
背びれなどから常時放熱している。
だがそれは余熱調整の補助でメインは血液流を冷却機能としている可能性が非常に高い。
だから最初の形状変態時は体温調整がまだうまく働かず一時的に退化し海中に戻ったと推測できる。
体内冷却機能の強制停止。停止されるとゴジラは生命維持のために自ら反応路をスクラム状態にせざるを得ないと思われる。
その過程で急速な冷却を必要とするので死に至るかは不明ですが少なくとも活動の凍結は可能。
う~んちょっと難しいですよね。
ざっくり簡単に言うと、
ゴジラは体内で核分裂によってエネルギーを作るけど、エネルギーを作ると体がめっちゃ熱くなる。そしたら多分、血液を循環させて体温を下げてると思う。
陸にあがって、第三形態になった時は、まだ体が慣れてなくて上手く体温を下げられなかったら、体温を下げるために海に水浴びに戻ったと思うんだよね。
じゃあさ、血液の流れを止めちゃったら、体が熱くなりすぎちゃうからエネルギー作るのを止めるしかなくね!?そしたら、死ぬかは分からないけど、エネルギーなくなっちゃうから動かなくなるんじゃね!!?
ということです。
そして血液の流れを止めるため、「血液凝固剤」をゴジラの口から流し込む「ヤシオリ作戦(矢口プラン)」が立案されたわけです。
実際、「ヤシオリ作戦(矢口プラン)」が実施された際は、通常コンクリートを流し込むために使われる重機を使って、血液凝固剤をゴジラの口に流し込んでいましたね。
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まとめ
「シン・ゴジラ」はスーパーヒーローが現れるでもなく、日本人の知恵を結集させてゴジラを退治しました。
ハリウッド映画に慣れてしまっている私たちは、ついついスーパーヒーローの登場を期待してしまいますが、日本の優秀な頭脳とあきらめない心でゴジラと戦う様子はハリウッドとは全く違うカタルシスがありました。
また、ゴジラを倒す方法は「爆弾」や「ビーム」ではなく、「口から血液凝固剤を流し込む」という一見すると地味な方法です。ですが、こういった地味な方法もたくさんの人の努力と知恵が結集されたものだとハッキリと見せることにより、非常にかっこいいシーンになっています。本当に「シン・ゴジラ」スタッフはすごいなぁと思わずにはいられないのでした。
ちなみに、「ヤシオリ作戦」の「ヤシオリ」の意味はコチラの記事で紹介しています。
