スポンサーリンク
『大恋愛~僕を忘れる君と』最終回ネタバレ・砂浜で真司(ムロツヨシ)が尚(戸田恵梨香)に読み聞かせていた続編の新作『もう一度第1章から』の内容はどんなものだった??劇中セリフ抜粋!!
間宮真司著「脳みそとアップルパイ」の続編『もう一度第1章から』の内容が最終回で少し判明!!どんなことが書かれていた??その内容はこちら!!
その日、居酒屋はいつもより混んでいた。
店長に席をあけてもらって、僕は妻と2人並んで座った。
アルツハイマー病に進行したことを宣告された夜に、いったい何を食べたらいいのかも浮かばないまま、この店の扉を開けていたのだ。
店内を忙しそうに走り回っていた店長と女の店員が、奥のほうで何か話し始めた。
僕らの席からは2人の声は聞こえない。すると妻が彼等の口の動きに合わせて語り始めた。
「ごめんね、面倒な病気になっちゃって。」
僕は驚いて妻を見た。
妻は構わず続けて語った。
「ぜんぜん。ぜんぜん平気。迷惑かけると思うけど、一生懸命生きるから。よろしくお願いします。」
帰り道、やっぱり子供を産みたい、と妻がつぶやいた。
わたし達が愛し合ったという記録が欲しいと思ったようだ。
人生は不思議だ。
最悪の日に最高の未来が見えることもあるのだと、僕は知った。
*************
途中、記憶を取り戻した尚ちゃん、鳥肌ものでした!!
でも病気でもう長くない人が最期の最期に急に元気になったみたいになる感じに似ていて、希望かとも思いましたが絶望な感じもして、苦しかったです。
そしてその後、肺炎で尚ちゃんはこの世を去りました。
その読み聞かせの時以来、二度と真司のことを思い出すことはありませんでした。
病気って残酷です。
この世に病気なんてなければいいのに、と心の底から思いました。
そして最終回の最後、間宮真司の新刊『大恋愛~僕を忘れる君と』が完成し見事、尚ちゃんとの10年におよぶ愛の記録は完結を迎えるのでした。
スポンサーリンク
スポンサーリンク