2018年10月期

『僕らは奇跡で(僕キセ)』ウサギとカメって??榮倉奈々はウサギ??なぜ??その謎はこちら!!【ネタバレ】

『僕らは奇跡でできている(僕キセ)』第1話ネタバレ・「イソップ物語」の「ウサギとカメ」の相河一輝(高橋一生)の解釈はこちら!!この謎を解き明かせ!!

「寝ているウサギにカメは声をかけなかったのはなぜ?」この謎を解き明かせ!!

水本歯医者さんで出会った小学生の虹一(川口和空)くんと大学で動物学を教える相河一輝(高橋一生)。
第1話でイソップ物語の「ウサギとカメ」の絵を描いていた虹一くんと相河先生は、ある一つの謎にたどり着きます。
「イソップ物語」のウサギとカメのお話では、先を行っていて、寝て休んでいたウサギにカメは途中で追いつきます。しかしそのとき、なぜカメはウサギに声をかけなかったのか?もしかしたらウサギは倒れているかもしれないのに、どうしてカメはウサギに声をかけなかったのでしょうか。
この謎を解き明かすために奮闘する相河先生。
相河先生は大学の自分の授業でも生徒達にこの質問を投げかけていました。
そして第1話の終盤、公園で偶然会った虹一くんと「この謎」について答え合わせをします。
なんと虹一くんと相河の考えた答えはぴったり一致。
さて「この謎を解き明かした」相河一輝の答えは何だった??

育実(榮倉奈々)に「先生はウサギ」と言い放った相河。その真意とは!

第1話で水元歯医者で抜歯をした相河一輝。
担当医だった育実(榮倉奈々)に「先生はウサギっぽいですね」、とゆるりと発言。
しかし育実はこれを訂正。
育実:「あの、こう見えてウサギじゃないんですよ、私。意外と努力型?器用じゃないけど、こつこつ頑張るタイプで、どっちかっていうとカメですね。」
一輝:「こつこつ頑張るのがカメなんですか?」
育実:「…えぇ、…そうですよね?」
一輝:「物語の解釈は自由ですから。」
育実:「相河先生のカメはどういう解釈なんですか?」
一輝:「カメは全然頑張っていません。競争にも勝ち負けにも興味がないんです。カメは、ただ道を前に進むこと自体が楽しいんです。想像してみてください。地面を這いつくばって前に進むカメにしか見えない世界、地面から数センチの世界、その素晴らしい世界を楽しむためだけに、カメはただ前に進むんです。カメの世界にもはやウサギの存在はなく、寝ているウサギに声をかけなかったのもそのためです。帰ります。」
育実:「じゃ、…ウサギは?…ウサギはどういう解釈ですか?…能力があるのに油断して負ける、違いますか?」
一輝:「ウサギは、カメを見下すために走るんです。」
育実:「見下す…」
一輝:「はい。自分はすごいって証明したいんです。帰ります。」
診察室を出て行く一輝を追いかける育実。
育実:「私のどこがウサギなんですか?」
一輝はキョトン。

そして次の第2話でもう一度、育実は一輝にあの「ウサギの話」をもう一度問います。
しかしあっさり一輝は、
「自分にとってどうでも良い事はすぐ忘れるってよく言われます」、と知らん顔。
これ以上一輝はウサギについて掘り下げて語ることはありませんでした。

ですが、あの日以来、一輝の言葉が離れなかった育実。
第5話の最後「愛されたい」の涙や、第6話の「自信がないから、自分で自分をいじめてしまう」という本音へと繋がっていくのでした。
本当に良いものを見せてくれるドラマだな、とつくづく思いますね。
みんながそれぞれ懸命に生きているんだけどなんだか上手く行かなくて生きづらくて、でも相河先生と出会ってその肩の力が少しずつ抜けて行く、すごく人間の、人生の、重要な部分を見させて貰っているな、と感じます。いいドラマです。
個人的には樫野木先生(要潤)によく見せる悪い顔の相河一輝の悪い目がツボです(笑)。