『大恋愛~僕を忘れる君と』第3話ネタバレ・若年性アルツハイマ―の前段階(MCI・軽度認知障害)である恋人・北澤尚(戸田恵梨香)の記憶確認チェックのために間宮真司(ムロツヨシ)が考えた本人確認の質問3つはこれだった!!「砂にまみれたアンジェリカ」「ミシマ」「松代神社」ってなに??
第3話ネタバレ・尚と真司のベッドのシーンで記憶確認のチェック!質問の内容はコレだ!!
第3話の序盤で間宮真司(ムロツヨシ)の部屋で二人が夜、お布団の中でくっつきながら話シーンがありました。北澤尚(戸田恵梨香)は言いました。
自分の記憶を確認しておきたい、何か質問して、と。
病院の先生ではなく、真司に聞いてもらいたいのだ、と。
しぶしぶ真司は言葉を絞り出し、尚に質問します。
真司:「好きな小説の名前は?」
尚:「砂にまみれたアンジェリカ」
真司:「うん。これは忘れないな。じゃあお母さんの旧姓は?」
尚:「ミシマ」
真司:「じゃあ俺が捨てられた神社の名前は?」
尚:「それは覚えてない…」
真司:「松代神社」
尚:「そうだ、松代神社だ。松代神社、松代神社、松代神社…」
そう呟き、尚はその言葉を頭に必死に記憶させていました。
尚:「好きな小説、母の旧姓、真司が捨てられた神社。この3つが言えなくなったら別れよう。」
尚は言いました。
真司:「別れないよ。」
尚:「このまま若年性アルツハイマーに移行しなかったら別れない。」
真司:「どうなっても別れないよ。」
真司からたくさんの愛を貰って幸せいっぱいの尚ですが、病気は確実に進行していきました。自分のクリニックで今さっき診察した人の存在を忘れてしまう、自分発信で予約していたはずのマンションの内覧をすっかり忘れすっぽかす。部屋の鍵を差したまま取り忘れる。
元婚約者で若年性アルツハイマーの権威である井原侑市(松岡昌宏)が新薬を研究中だとか進行を止めることができるかもしれないとか夢を見させるようなことを言うので期待というか希望を持っていたはずの尚でしたが、確実に追い込まれていきます。
しかしそんな時も心を落ち着かせるため、真司からの「本人確認のための質問3つ」を一人で繰り返します。
「好きな小説、母の旧姓、真司が捨てられた神社…」
今ならまだ、すっぽりとその時記憶が抜け落ちても、しばらくすると、落ち着ければ、「忘れていたこと」を「思い出す」ことができます。「軽度認知障害」が起きている事を「理解すること」が出来ています。
しかしそのうち「自分が記憶障害であることも」「理解しなくなっていく」のでしょうね。
それが普通になって、「これまでの自分」ではなくなって、「自分という概念」すらなくなっていくのでしょうか。
この3つの質問を答えられなくなる、質問すら思い出せなくなる、その意図すらも。
そんな時がいつか来るのかもしれないと思うととんでもない不安に襲われますね。
見ていてもう苦しくて泣きそうになります。