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100円均一ショップ(ダイソー)で障子の張替え!そして結局ダイソーの商品を使わなかった理由

100円ショップ(ダイソー)の商品で障子の張替え!そして結局ダイソーの商品を使わなかった理由

我が家の障子がビリビリに破けてしまったため、障子の張替えをすることにしました。
できるだけお金をかけずに障子の張替えを行いたかったので、ダイソーで道具をそろえて障子の張替えを行いましたのでその顛末をご紹介します。

ダイソーで障子張り替え用品をそろえます!

まずは障子紙

ダイソーには障子紙自体が販売していました。
大きさは幅94cm×180cm。
厚みは坪量で40g/㎡。これが障子として厚いのか薄いのか分かりませんが、一般的なコピー用紙が64g/㎡なので、コピー用紙より薄いのはまちがいないですね。

刷毛(はけ)

古い障子をはがすためには、障子紙をはがす「障子紙はがし」を使うか、障子紙を十分に濡らす必要があります。
単なる欠品かもしれませんが、ダイソーで障子紙はがしが見つからなったため、刷毛で障子紙を濡らしてはがすことにしました。
これは霧吹きでもよいのかもしれませんが、あまり無駄に水をまき散らすのは嫌だったので刷毛にしました。

障子用ののり

障子用ののりです。ガイドがついているので直接障子の桟にのりをつけることができます。
成分はでんぷんでできています。
容量は200gで大体障子4枚分くらいになるでしょうか。

カッター

障子紙を貼った後に不要な障子紙をカットするためにカッターが必要です。
ホームセンターなどには障子紙専用のカッターが販売していますが、ダイソーでは専用のカッターは見つかりませんでした。ですが、これは普通のカッターで十分だと思います。

スポンジ

古い障子紙をはがしたときに桟に障子紙が古いのりが残ることがあります。これをスポンジでこすって落としていきます。
これはどのスポンジでもいいかなと思います。

以上で必要なアイテムはそろいました。
それでは障子を貼っていきます。

まずは古い障子をはがす。

まずは古い障子をはがしていきます。
刷毛に水をつけて桟をなぞって濡らしていきます。
数分放置してからはがすと簡単に剥がれました。
少し障子紙が残ったところは、濡らしたスポンジでやさしくこすって落としていきます。

桟が乾いたら新しい障子を貼っていきます。が、障子紙のサイズが合わない…

古い障子紙をはがしていざ新しい障子紙を貼ろうとしたところ、建具と障子紙のサイズが合わないことを分かりました…。
ダイソーの障子紙の高さは180cmなのですが、測ってみたら190cm以上の高さが必要なことがわかりました。
ちゃんと現在の障子の大きさをはかってから買わないといけませんね…。
ダイソーには180cmのものしか販売していなかったため、結局仕方なくホームセンターに障子紙を買いに行きました。
今回ホームセンターに障子紙を買いに行ったのは初めてなのですが、意外にいろいろな障子紙が販売していてびっくりしました。
今回購入したのは強度4倍で破れにくいという障子紙です。
こちらですね。

購入してからダイソーの障子紙とホームセンターで購入した障子紙を比較したのですが、厚さが全然違います
こちら比較画像です。

上がダイソーの障子紙で下がホームセンターで買った障子紙です。ダイソーの障子紙のクオリティの低さと薄さが伝わるでしょうか。
ダイソーの障子紙が1枚100円。ホームセンターで購入した障子紙は障子2枚分で約1,000円。ホームセンターで購入した障子紙はおよそ5倍の値段。メーカーの言う通り強度が4倍で4倍破れにくいとすると、障子を張り替える手間を考えた場合、ダイソーよりもホームセンターでキチンとしたものを購入したほうがコストパフォーマンスが高いのではないでしょか。価格が高いほうが見た目も良いですし、UVカットなどの機能などもあるため、圧倒的に良い障子紙のほうがおすすめです。
もちろんダイソーの障子紙も障子紙としての最低限の機能は有していますので、価格相応の商品といったところでしょうか。

結局障子のりもホームセンターで買いました。

障子紙を買うついでに一応障子のりも見てきました。
一つ障子のりを手に取って何気なく裏を見てみると気になる表記が。
それは「防腐剤」です。
障子のりはでんぷんで出来ているため、何も手を加えていないと2、3日で腐ってしまうそうです。そのため、「防腐剤」を添付しているとのことです。
ダイソーで購入した障子のりの裏面を見てみると「防腐剤」の表記がありませんでした。ただ、「主成分:でんぷん」と記載さているので、もしかしたら表記されていないだけで「防腐剤」が添付されているのかもしれません。ただ、表記されていないものより表記されているもののほうが安心して使えますよね。
さらに気になる表記を発見。それは「ホルマリンは使用しておりません。」と「建築基準法対応建具用でん粉系接着剤 F☆☆☆☆」という表記。


「ホルマリンは使用しておりません」というのは、そのまま、ホルマリンが使用されていないことを示しています。ホルマリンは防腐効果がありますが人体に毒性があります。このホルマリンが使用されていないことが示されています。
「建築基準法対応建具用でん粉系接着剤 F☆☆☆☆」は、いわゆるシックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドの発散量について書かれており、「F☆☆☆☆」は建築基準法で定められた区分のうち、最もホルムアルデヒドの発散量が少ないことを表しています。

今回ホームセンターで購入したこちらの障子のりにはこの記載があるのですが、ダイソーで購入した障子のりにはこの記載がありませんでした。私は建築のプロフェッショナルではないので、記載がないことがこの基準を満たしているのか満たしていないのか判断はつきませんが、表記されているものと表記されいないものどちらが安心かは判断がつきます。やっぱり記載されているほうが安心ですよね。
しかも、ホームセンターで購入した障子のりは本体価格78円でした。容量は150gとダイソーの200gよりは少ないですが、ダイソーのものより安心して使えますのでこちらのほうがおすすめです。

まとめ

結局ダイソーの商品は刷毛とカッターとスポンジしか使いませんでした。
決してダイソーの商品がダメなわけではなく価格なりの機能は有しているとは思いますが、トータルで考えるとそれなりの商品を買ったほうが手間が省けますし、安心して使える、というのが私の考えです。