『ドロ刑』伝説の大泥棒・煙鴉(遠藤憲一)はどうして斑目勉(中島健人)の仲間になって(協力して)くれたのか??原作未読な個人的解釈!!
泥棒刑事と伝説の大泥棒がタッグを組んで事件を解決!?
『ドロ刑』ではやる気なし若手刑事・斑目勉(中島健人)と伝説の大泥棒・煙鴉(遠藤憲一)がタッグを組んで、窃盗犯たちを捕まえていく不思議なコメディードラマです。
第1話では二人の出会い、そして初めての共同作業で有名な窃盗犯(高橋克実)を逮捕することが出来ました。
そもそもなんで煙鴉は斑目に協力してくれるようになったのでしょうか。
ヘタしたら自分のいる場所も手の内も明らかになるし、警察側には自分の情報が筒抜けになる恐れもある。それなのになぜ??
不思議だと思いませんか?
ということで、これまでの放送を見た感じで自分なりに考えた理由を載せてみようと思います。
そもそも二人の出会いは??警視庁近くのあるバーだった!!
第1話では二人の出会いのシーンが明らかにされました。
警視庁の近くにあるという豪華でおしゃれなバー。
そこで煙鴉は一人お酒を飲んでいました。
マスターとのやり取りで常連である様子が感じられました。
なんで泥棒がこんな豪華なバーに普段から入り浸れるのか!!(笑)
そこへイマドキ若者若手刑事・斑目勉がふらっとやって来ます。
今日あったことや自分の失敗、愚痴などをそこにたまたまいた煙鴉に聞いてもらいます。
勿論たった今知り合ったただのおじさんとして。
しかしどうやら斑目は刑事、しかも窃盗などを扱う捜査三課。
すぐに反応する煙鴉だが本人はひょうひょうと内部機密なども話していく。
イマドキな若者特有の、出世とか興味ないんで、的な態度。
しかしそのあと煙鴉を驚かせる発言を斑目はひょうひょうと言ってのける。
「煙鴉さん。」、と当たり前のようにその名前を呼んだのだ。
帰ろうとした煙鴉だったが驚き、再び隣に座る。
「証拠を遺さず、煙だけを遺す伝説の大泥棒」、と斑目は言う。
最初の事件、俺担当だったんですよ、その時と同じ香りが、と。
しかしそこまで分かっていて自分を捕まえようとしない斑目に煙鴉は戸惑う。
「今、俺オフなんで。」
俺が最強のドロ刑にしてやるよ。
自分の存在を、その時の犯行現場の匂いと完璧な証拠隠滅の状況から判断し、感じ取った斑目勉。
しかし現在は「キツツキのマサ」(高橋克実)を捕まえるために苦心している様子。
それを見た煙鴉は協力してやると言い出す。
「俺がお前を最強のドロ刑にしてやるよ。」
どうして??なぜ??
気になりますよね。
こうして二人はタッグを組み、キツツキのマサを捕まえるために動き出します。
警察たちと連携して、煙鴉は皇子山刑事(中村倫也)に手錠をかけられる動画を撮らせたり演技までして、見事にキツツキのマサを逮捕することに成功。
どうしてここまでしてくれるのか、終わったあとに斑目は煙鴉に問います。
煙鴉の答えはこうでした。
どうして強力してくれるのか?煙鴉の答えはこれだ!
斑目:「どうして協力してくれるんですか?」
煙鴉:「お前が俺を見つけたからだ。」
それしか言いませんでした。
でもその言葉を聞いて個人的にはひらめきましたね。
第1話の冒頭に小さなこども達が公園でドロケイ(ケイドロ)ごっこをして遊んでいる場面がありました。そんな中、木の上に登っていたある一人の男の子は小さく呟いていました。
「ここだよ。」
「僕はここにいるよ。」
その言葉で分かった気がしました。
昔から煙鴉は一人が多くて、いつも「みんな」に加われなかった子だったのかな。
ずっと誰かに気付いてほしくて、仲間に入れて欲しくて、寂しかったのかな。
完ぺきに証拠を消したり、存在を消したり、意図的にしているつもりは始めはなかったのだろうなと思いました。
けど何故か周りにはいつも感じ取って貰えなくて、自分の適性を活かしたら泥棒になっちゃったけど正義感や真面目さはずっと持っていて、そんな自分に気付いてくれる人をずっと探していたのではないかな、とそんな気がしました。
それに気付いてくれたのが斑目勉だった。
煙鴉は嬉しかったのでしょう。
煙鴉は第1話の冒頭で、自分が泥棒に入った家が大騒ぎになっているのを現地まで見に行っていました。警察官に成りすましたりして、警官に話し掛けたりしているのに、誰にもバレない。誰も自分を煙鴉だと言ってくれない。そんな日々でした。
それなのに斑目は煙草の香りで「煙鴉さん」、と名前を呼んでくれた。
警察だと分かっていて協力したのは何故なのかって気もしますが、本当は速く捕まえて欲しかったのかも??でも本音としては「友達が欲しい」ってことなんだろうなって気がしましたけどね。
その「友達」が「警察」だったのは誤算かもしれませんが、そんなこと飛び越えるくらい斑目の存在が嬉しかったのかもしれませんね。そう思うと煙鴉、カワイイな(笑)。
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原作を読んでないので、知っている方からしたら的外れかもしれませんね。
しかし原作通りにいくのかも不明な所なので、最初にドラマを見た時点で感じた予想なのでそこはご愛嬌で(笑)。
これからもこの不思議なコンビの行方に注目です!!