織田裕二主演の月9『スーツ』シリーズ1・中島裕翔を採用した理由はコレ!どうして「鈴木大貴」として働くのではなく「鈴木大輔」を名乗らなければいけなかったのか!なぜ?二人の出会いは??どうしてニセ弁護士?
織田裕二、中島裕翔、二人の出会いはどんなだった??
自分の勝利のためにはどんな汚いやり方でもどんな危険な手でも使って突き進む危険な弁護士・甲斐正午(織田裕二)と、フリーターながら天才的な頭脳と記憶力を持ち、悪い道をギリギリで生きてきた若者・鈴木大貴(中島裕翔)が出会い、弁護士として奮闘していくリーガルストーリーです。
第1話は二人の出会いから始まりました。
昔なじみのワル仲間から麻薬密売の仕事依頼を受け、ある建物に忍び込んだ大貴。
途中でこの仕事がヤバいと予感した大貴は自身の判断で、ある部屋に逃げ込んだ。
そこは弁護士・甲斐正午の相棒探しの面接中の一室だった。
そして訳も分からず面接のような時間が始まる。
麻薬密売のための大金が入ったスーツケースを甲斐の目の前で派手に落としてしまった大貴はしぶしぶ自分の状況を語り始めることに。
大貴の記憶力、頭脳に驚く甲斐は大貴を採用するが「鈴木大輔」になれと命令!なぜ??理由は??
昔かつて高校2年生で司法試験の予備試験に合格していた鈴木大貴。
その衝撃はニュースにもなっており、その真実を確かめるべく記事を検索した甲斐は、目の前の男とまったく同じ顔がその記事に載っている事に気付く。そしてなにより六法全書を全て把握しており、一字一句間違えない正確さに、これは使える!とひらめくのだった。
その後、大貴は本試験の前に悪さを働き(先輩の替え玉受験。しかもバレて警察に捕まる始末)、本試験の資格を失ってしまっていた。
そんな大貴をどうしても弁護士として使いたい、そう思った甲斐は一体どうしたか。
なんと「鈴木大貴」として弁護士になるのではなく、「鈴木大輔」として弁護士になれ、と言いつけたのです。「鈴木大輔」に名前を変え、生い立ちもすべて「鈴木大輔」の資料を頭に叩き込み、完全に「鈴木大輔」に成り代わって生まれ変わって生きるのだ、と。
「鈴木大輔」っていったいだれ??
じゃあ一体「鈴木大輔」とはなにものなのか??
気になりましたよね。
第1話の冒頭で本人が出てきていました。
幸村(鈴木保奈美)法律事務所に仕事を依頼していた依頼人(清原翔)です。
甲斐が鈴木大輔に成り代わるための資料を、大貴に話していた時に色々と明らかになりましたが、相当優秀な男でした。
ハーバード大学を卒業し、超一流のロースクールを卒業し、弁護士資格を取得。
しかし結局弁護士にはならず、起業家へ。
現在はシンガポール在住で、ほとんど日本には帰ってこない。
しかしいまだ関西弁護士会に登録したまま、ということ。
これは使える!
と甲斐は思ったのでしょうね。
ここだ!と。
すごいですよね。
たまたま仕事の依頼人として出会っただけの人物の状況や環境を見て、たまたま面接で出会った不思議な男と照らし合わせ、ここが空いてる!と閃いたのですから。やり手です。
鈴木大貴という名ではもう司法試験を受ける事ができないこと、「鈴木大貴」という弁護士はあり得ない事。鈴木大輔は一字違いで呼び方としてはなんらバレない。ハーバード大学卒を名乗れるほどの天才的な記憶力と頭脳を感じたこと、などなど。
全てを総合して、この男(中島裕翔)の力を自分のものにしたいと甲斐は思ったわけですね。
さすが手段を択ばない男だ!!
そして「鈴木大輔」本人からの依頼を気持ちよく解決して信頼を得た甲斐は、鈴木大輔本人と出会い、シンガポールでいつか永住権を得るつもりでいる、と話を聞きました。
それを聞いた甲斐は「ちょうど良かった」、と呟きました。
そして「実はちょっとご相談があるのですが」、と話を持ちかけました。
きっとここで自分の名に成り代わった男の存在を聞くのでしょうね。
そしてその男を、自分である「鈴木大輔」として働かせ、弁護士の実績を上げさせ、「鈴木大輔の起業家との二つの顔、同時並行で弁護士としての力もある事」のための道具として提供させる的な話を匂わせたのではないでしょうか??
しかしこうやってでも「鈴木大輔」本人からの許可が出ていれば大貴自身も危なくない。
「ご相談」の内容は映りませんでしたが、実際はなんなのか気になりますね。
甲斐正午、やり手すぎてすごいけど、危ないヤツですね。
ひらめきと行動力、そして大貴の天才的な記憶力、こいつらはなかなかヤバい!