2018年07月期

『高嶺の花』俎上の姉妹対決の結果はコレ!!【ネタバレ】

『高嶺の花』第8話ネタバレ・月島家次期家元後継ぎ(後継者)を決める姉妹対決の行方は!!

月島家ももVSななの次期家元を争う戦いの結果は!?

実の娘・なな(芳根京子)を次期家元にしたい、市松(小日向文世)の後妻・ルリ子(戸田菜穂)の息のかかった師範代たちが集められた月島家の俎上対決が第8話でいよいよ行われました。
ななを押してくれる師範代ばかり20人を集めたにやりのルリ子だったが、鬼の市松はこの中から自身で6名を選び、作品だけを見せて投票させるという。
後ろ生けを皆に披露させるではなく、出来上がった作品だけを披露し、票を投じたい作品の方に菊を添えていけ、と。
そして最後の1票は家元であり、父でもある市松が投じるという。
活けているところを見せることで先入観が邪魔してしまう、誰かへの忖度も、と。
表情が歪むルリ子。
そして審査する師範たちを一度退席させ、姉妹だけの時間となる。

ななは宇都宮龍一(千葉雄大)や母・ルリ子の裏切りを思い出し、心を怒りに燃やし、花と向き合っていた。
一方、姉のもも(石原さとみ)は花が定まらず、パニックになっていた。
焦るほどぷーさん(峯田和伸)の言葉が蘇ってきてしまう。
市松からの亡き母の真実や、兵馬さまの言葉にもかられ、自分の宿命に気付き、再びはさみを手にした。

そしていよいよ二人の作品が大勢の師範代たちの前に立ち並ぶ中、審査が始まる。
選ばれた6名は姉妹のどちらの作品か判断しかねるため、1人ずつ交互に票を添えていく。
3対3の菊が並んだ、最後の1票、それは市松に委ねられた。

市松が選んだのはもも??なな??結果はこちら!!

市松が菊を添えたのは大胆な作品であった印象の「なな」のものだった。
しかし自分より姉の方が、とななは言葉を濁す。
市松は言う。
「確かに、ななの完成度はももに及ばぬとはいえる。
しかしその危うさ、内から滲む悲鳴のような憤りが点在し、私はハッとするほど引き込まれたのだよ。
薬は毒から生まれる。
よくぞ短い間にその感性を手に入れたものだと。」
勿体ないほどのお言葉に頭を下げるなな。
「一方のももよ。」
市松は続ける。
「お前はあえてななが選ぶ花材を避け、その対比で遊ぼうとした。
受けて立ったつもりなのだろう。
才気、技量、決して妹に負けるものなどないとな。
後ろ生けの妙手などと褒めそやされて、いつしか増長したか?
しっとりとした上品な色合いをまといながら、その印象は高慢であったと言わざるを得ん。」
「はい。」
「まだわからぬか?
それならば圧倒的であらねばならんのだ。俎上において一輪の菊をも妹に与えてはいかんのだ。」
恐れ入ります、焦点の合わないような目をしたももは市松に頭を下げる。
「ななには限りない成長を、ももにはあらがえぬ衰退を見たのだ。
おごれるものは久しからずや。」
申し訳ございません、とももは頭を下げる。
お家元、私にもう一度だけチャンスを、と涙をこぼす。
家元は何も言うことなく去って行った。

誰もいなくなった舞台に遺された月島姉妹二人の渾身の作品を見た兵馬。
「月島は、終わるなぁ。」

ななが家元に認められ、あとは本部の承認が下りれば次期家元は確かなものに、というご機嫌なルリ子。
その報告を宇都宮龍一(千葉雄大)にした際、家元の指示で龍一が動いていたこと、妻である自分すらも利用されていたことを知り衝撃を受ける。
一方、この敗戦により、すっかり壊れてしまったもも。
何も見えなくなってしまった、自分はもうどうしたら良いのか、ダメな子でごめんなさい、と母のお墓で泣きじゃくる。
そして怪しすぎる(笑)兵馬さまの胸もとに抱かれに向かうのでした。