2018年07月期

『高嶺の花』千葉雄大の狙いはコレ!小日向文世と手を組んだ理由!!【ネタバレ】

『高嶺の花』第7話ネタバレ・千葉雄大の狙いが判明!!月島(小日向文世)と手を組んだのはこのためだった!!

第7話・京都の超名門神宮流の次期家元・神宮兵馬(大貫勇輔)という新キャラが月島家にやって来たことから新たな動きが!!
兵馬との会食の場を持った市松(小日向文世)、妻・ルリ子(戸田菜穂)、長女のもも(石原さとみ)。
宇都宮龍一(千葉雄大)が京都出身らしいことを第6話で突き止めていたももは兵馬にさりげなく龍一の名前を出してみる。
すると兵馬は龍一が婚外子の弟であることをひょうひょうと答えた。
龍一の母親のことはよく知らない様子。
驚くももにルリ子、しかし市松だけは微笑んでいた。

そして第7話、市松は龍一といつものように裏で会い、ある計画を実行しろという。
娘、なな(芳根京子)が壊れてしまうかもしれないその計画に不安を感じている様子の龍一。
しかし市松は言った。それでいいのだ、と。

市松:この世の汚れを知らぬ者に、この世の美しさが分かるはずもない。
龍一:穢れを知らないまま幸せに過ごす人も居ます。
市松:普通の女ならそれでもいい。しかし道を究めんとする者はそれではいかん。月島に協力するのだろ?首尾よくやってくれれば月島もきみに借りを返す。

この、龍一が返して欲しい「借り」はなんなのか。
どんな見返りがは欲しくて龍一はこれまで身体を張って月島に、市松に忠誠ロボットのように尽くしてきたのか。
龍一自らの言葉で判明いたしました。
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作戦を実行した龍一。
それは自分の母・ルリ子と龍一の密会現場をななのその目に見せること。
自分の母が父・市松を裏切り、若い男と身体を重ね、また龍一も自分を裏切っていた事。
全てに絶望したななは龍一の予想通り、心も体も壊れてしまう。
しかしすべては市松の計画通り。

ななが音信不通になり、龍一を訪ねて来たもも。
ここで龍一はすべてを話し出します。
ルリ子さんとはもうずっと前からだった。
「通過儀礼だったんですよ、彼女(なな)が華道家として開眼するために。」
龍一:月島の、たゆたう光と影。清さと濁り、愛と憎しみ。
もも:まさか…お家元が?
龍一:あなたの結婚をぶち壊したのと同じようなことだ。
もも:ルリ子さんは妻なのよ?自分からあなたに誘惑しろって指示したって言うの?
龍一:近付いてきたのは彼女の方です。実の娘であるななさんを次の家元に、そういう意図で俺と手を組みたいと。夫婦はもう長い間セックスレスだったと。若い俺が誘えばたやすかろうと、えぇ、お家元が。
交換条件だったんです、月島と俺の。
もも:あなたの方の要求って?
龍一:「京都の、神宮流の次の家元になりたい。」
もも:兵馬さんと?
龍一:戦うんですよ、あなたたち姉妹と同じように。京都のお家騒動は日本華道界を揺るがす。俎上ともなれば協会に上がり、理事である各流派の家元が審査することになる。破綻寸前の3流派は押さえた。問題はあと1票。
もも:月島の票をあなたに…?
龍一:これで4票。俺が勝つ。
もも:卑怯者!
龍一:卑怯者はあいつだ。本妻の子というだけで何不自由なく贅沢してきたんだ!俺と母さんがどんなひどい暮らししてきたと思ってる?なにが伝統文化だ!そうした世界の連中が芸術家気取りで何人の隠し子をはした金で黙殺してきたか分かるか?
もも:消えればいい。ななを壊すっていうミッションが終わったのなら私に電話なんかしてこないで、そのまま消えればよかったのに!
急に動揺するような、乱れが見え始める龍一。
龍一:それは…
もも:いまさら…?ななのことが心配?
動揺を隠せず、子どものような顔になって行く龍一。近付いて行くもも。
もも:哀れだねぇ。普通に生きられない人間は。…まぁ、私も似たようなものね。

京都の次期家元になる、龍一が月島に近付いた理由はコレ一つでした。
最初からずっと、これだけでした。
しかしその途中、ななの純粋さと美しさには少し心を揺らがされてしまったということでしょうか。
この子は甘すぎる。ちょろすぎる。こんな子はまず上に上がって行けるわけがない。
そんな印象しかない単なる駒だったのに、予想外に心惹かれてしまっていたのでしょうか。
それともまだ純粋だった自分の幼い頃にでも重ねているのかもしれない。
壊れちゃったななさん、どえらい美しさに驚きました。
ボロボロなのに、血まみれなのに、怖いくらいに儚く美しくてぞくっとしました。
芳根京子さんすごい!凄い女優だって思いました。
月島と宇都宮龍彗会が手を取り合い、龍一は次期家元と結婚して月島を大きくしていくつもりなのだと思っていたなな。
次期家元に自分がなって、その婿(龍一)を家元にさせてあげるために、と華道家の道をまっすぐ清く歩んできた。
しかしそれは全部嘘だった。ななは裏切られた。龍一と母親に。それすら市松の計らいなのに。
あの血まみれの演技が素晴らしぎて、狂気なななが見たくなりました。
それにしても市松はやっぱり鬼だった。ひとではなかった。でも兵馬さんもかなりやばい気がする!!!