2018年07月期

『絶対零度』第6話・闇のお仕置き人は平田満だった!!【ネタバレ】

『絶対零度』第6話ネタバレ・法で裁けないこれまでの犯人を闇討ちしていた必殺仕事人の真実はコレだ!!

とうとう判明!闇のお仕置き人はこの人!!

これまでの「ミハン」システムでデータが挙がってきた危険人物たちの真実を知り、また法でその悪人たちを裁けないことも判明し、やりきれない思いを抱えてきた「ミハン」のメンバー、井沢範人(沢村一樹)、小田切唯(本田翼)、山内(横山裕)、南(柄本時生)、田村(平田満)、藤堂(伊藤淳史)たち。
これまでの内容から闇の仕事人は、闇に消された悪人たちが「ミハン」が叩き出した危険人物ばかりのため、中のメンバーであることは濃厚だとネットでも盛り上がりを見せていました。
そしてとうとうその犯人は誰なのか第6話で判明いたしました。
第5話では、闇の仕事人が第5話の悪人だった川上(近藤公園)を撃ち殺した現場に、井沢らしき男性の後ろ姿が映った場面で終わっていました。
まるで闇のお仕置き人は「井沢範人」だったのでは、と完全に思わせるがのごとく。
そしてその真実はこちら!!

ある場所を張っていた井沢。
そして「ミハン」にメンバーを集める藤堂。
同時進行に進み、明かされていく真実。
隠れていた井沢はそのある場所にやってきた人物の顔を見て「ここに来て欲しくなかった」、と嘆いた。
深くフードを被った人物が顔を明かす。
そこには「ミハン」の仲間、田村(平田満)さんの姿が。

必殺仕事人の正体は「すみません」が口癖の田村薫(平田満)だった!!

藤堂が幼い頃にあるショッピングモールで経験した「練馬台無差殺傷事件」。
この事件には幼い藤堂と、若かりし頃の刑事・田村が関係していた。
練馬台無差別殺人事件の実行犯・堀部が以前から動物虐待を繰り返していることを突き止めていた当時・所轄の刑事だった田村は上司に堀部を張るように訴えていた。
しかしまともには取り扱って貰えず、また田村も一人では行動を起こさなかった。
そしてその後、悲劇は起きてしまった。
田村は婚約者の女性と会う約束をしていたショッピングモールで堀部が起こした無差別殺人の現場に出くわしてしまうのだった。
逃げ惑う人々、凶器を振り回し叫びながら暴れる堀部、阿鼻叫喚の地獄絵図。
事件が起こる少し前、藤堂少年は落としたものを近くにいた綺麗な女性に拾ってもらっていた。
しかしその女性が暴れる犯人に刺され、倒れ落ちたことも目撃していた。
その女性の元へ駆け寄り、名前を叫ぶある一人の男性。
その男性は憎しみの形相で、その犯人の名前を叫び、近付いて行った。
まるでその犯人を最初から知っている人かのように一目散に立ち向かっていった。
自らも首を切られ、父を失った藤堂。婚約者を亡くしたらしいあの時の刑事。
娘を返してよ!責め立てる被害者遺族たちに懸命に「すみません。」と頭を下げるその刑事を藤堂少年はずっと見ていた。

井沢(沢村一樹)はどうして犯人を掴めた!?

その時その時の監視カメラに不審な車があったことを突き止めた「ミハン」のメンバーたち。
その車のナンバーを特定し、所有者を割り出す。
しかしその特定した所有者は「ミハン」の全く知らない人で、養子縁組や転籍を繰り返し、あらゆる個人情報も改ざんされ、全くの手掛かりがない名前だけの人物。
捜査は振り出しに戻ったその時、川上殺しの重要参考人として井沢が引っ張られたという。
急いで向かう「ミハン」のメンバー、藤堂、小田切、山内。
川上が死んでいる現場から立ち去った井沢の顔を見た一般人の証言からだという。
取調室で向き合うも捜査一課の刑事・早川(マギー)には何も語らず。
すると突然井沢は立ち上がり、藤堂を呼びつける。
二人きりになり、向き合う藤堂に井沢はようやく話し出した。
あの時、現場にいたと目撃されてしまった理由は、川上をGPSで追っていたからだ、と。
そして、「もっと言うと、川上が殺されるんじゃないかと思っていた」、と。
井沢はこの流れに気付いていた。そして行動を予測し、川上を張っていた。
しかし駆け付けた頃にはもう川上は胸を撃たれて死んでいたのだ、と。
藤堂:今回の犯人像には特徴があります。
井沢:ありますね。ミハンの情報を熟知し、犯罪者に強い憎しみを抱くもの。それが法で裁かれないならなおさら。でもそれは私だけじゃない。
藤堂:おしゃる通り、ミハンのメンバー全員、その思いは持っています。
井沢:あなたがあえてそういう人材を選んだ。
藤堂:ですが、相手を自らの手で暴こうとするのは…
井沢は藤堂の言葉を遮る。
井沢:25年前の練馬台無差別殺傷事件は動物虐待の兆候があった。未然に防げる事件だったかもしれない、しかし犯罪を防ぐことは出来なかった。
藤堂:あなたは私を疑ってるんですか?
井沢:疑ってますよ。
見詰め合う二人。視線を外さない井沢。何かに思い当たった藤堂。激しく動揺する。

そしてある場所で犯人を待ち伏せるシーンに切り替わる。
井沢はここに来て欲しくなかった、とその人物に言った。
殺風景な広い事務所のようなその部屋の、真ん中にポツンとあるデスク。
そのデスクの上のパソコンをその人物は慣れたように開き始めた。
しかし井沢の存在に、観念したように被っていたフードをおろした。
「あなたが犯人だったんですね、田村さん。」
井沢は続ける。
「過去の経歴から、田村さんが詐欺で逮捕した「木本啓介」という男に戸籍売買の前科がありました。木本はすでに病死してる。でも、裏のビジネスを引き継いだものがいて、そのオフィスがここです。あなたは昨日一日の私の行動をGPS情報から調べて、私がこの場所に来たことに不安を覚えた。もし個人情報改ざんの痕跡が残っていたら。私が取り調べを受けている今こそ、証拠を隠滅しなければいけない。証拠は残っていませんでしたよ。でも、この場所にあなたが来たことが犯人だという証拠です。」

ミハンを熟知した人間、そして犯罪者に強い恨みを持つもの、元公安だった井沢は「練馬台無差別殺傷事件」に田村が関係していたことを知っていた。また、過去に詐欺、戸籍売買の人物と繋がっていた経歴もあった人物。こうして犯人を絞り込んだのでした。

田村の選んだ結末は…!?

もうそちら側の人間ではない、私は一線を越えてしまった、もう戻ることは出来ない。
「分かってください。」
そう井沢に言葉を遺した田村はどこかへ向かった。
そしてミハンのメンバーを集め、25年前の練馬台の事件についてを話す藤堂。
田村があの事件に刑事としてかかわり、婚約者を失ったこと。
そして「田村さんの所に行きます。今、あの人がどこに向かおうとしているのか、私には分かる。」、と藤堂は言った。

車を走らす田村。後を追う井沢。ミハンの車もある場所へと向かう。
藤堂は思い出す。
自分が刑事としてやって来た時、田村は同僚の刑事に「すみません。」と頭を下げてばかりの備品整理の事務員になっていた。
あの時のあなたが刑事になられたとは、と田村は言った。
あの事件があったから私は刑事になりました、と藤堂は話した。
犯罪を未然に防ぐ、私はそのシステムを警視庁で立ち上げようと思っています。≪未然犯罪捜査システム≫、時間はかかるかもしれない、でも必ず実現させる。そのときは手を貸してもらえませんか?
いえ、私は…と渋る田村。二度とあのような惨劇は起こしたくない、藤堂は言った。
「私とあなたは同じ想いのはずです。」

そして夜を越え、あの時と同じショッピングモールに着く田村。
遅れて続くミハンのメンバーたち。
すると事務所に残った南からの電話が。
「田村さん?田村さん聴こえてますか?25年前犯罪を未然に防げなかったのは別にあなただけの責任じゃない!それなのに全部背負い込んで?あなたバカなんですか?強迫観念?PTSDなんでしょ?法で裁けない犯罪者を野放しにしていたら、また犯罪を犯してしまう。誰かが、…誰かが止めないと…?…そう追い詰められて…」
涙声で田村の名を呼ぶ南。
私は人殺しです、南さん、と田村はミハンのメンバーに向き合った形で口を開き始める。
この手で小松原を殺しました(第2話)。それに湯川も私が殺した(第3話)。殺して山に遺体を埋めて失踪に見せかけました。でも川上には先を読まれ、予定外の場所で殺してしまった。そしてその場に誰かが来た、立ち去るしかなかった。それが井沢さんだったんですね。
歩み寄ろとする井沢に銃口を向ける田村。
「来ないで下さい。」
井沢さん、あなたが怖かった、と田村は言う。
「いずれ見破られるんじゃないかと思っていました。」
藤堂さん、と田村。
「足を引っ張ることになってすいません。一連の事件はミハンとは無関係。身勝手な動機で常軌を逸した私が、殺人を繰り返していた、そう処理してください。」
田村さんやめて、と震える小田切の声に慌てる南。
南:なにしようとしてるんです?…やだよ、やめてくれ!
田村:皆さんと出会えてよかった。ミハンを必ず実現させてください。
「すいません。」いつものようにそう言って田村は銃口を自分のこめかみに当て、引き金を引いた。
鳴り響く銃声。それはほんの一瞬の出来事。
南:何の音です?ちょっと!なんの音です?田村さん?…田村さん!
急いで駆け寄り、田村の血まみれの頭を押さえる小田切。
「田村さん…?どうしよう…、血が止まらない…、ねぇ、…ねぇ!だれか救急車っ!」
小田切を宥める山内。まったく聞いていないパニック状態の小田切。
「だれかぁ、救急車っ、呼んでっ…」
肩に手を触れようとした山内を激しく振り払う小田切。
「やめてよっ!」
立ちすくむ山内、井沢、藤堂たち。
「血が…、だれか…田村さんっ!…なんでよ、ああああああぁぁぁ…」
頭を押さえて泣き崩れる。
小田切の泣き声を聞きながら事務所で蹲る南。
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以上が第6話の真相でした。
見事な改ざんや監視カメラの熟知などから「危険人物」とは割り出されなかった田村。
次々と殺人を犯していました。
犯罪を未然に防ぐため、という己の正義感に乗っ取った行動でした。
必殺仕事人は田村さんでした。
複雑ですね。刑事ともなれば悪人やサイコパスはもう死んでも治らないというのは分かり切っている所でしょうし、たった何人かの悪人の為に(法で裁かれないことでなおさら)沢山の一般人が恐怖にビクビクしたり、苦しみを抱え続けながら生きていかなければならなくなる。たった少しの悪人に善人たちその他大勢が苦しめられる。これが今警察たちの出来る限界。
「ミハン」で事件を解決?すればするたびに田村はその現実を目の当たりにして行ったのでしょうね。
でも仲良かったころを思い出すと切なくてやり切れませんね。
田村という人物は基本的に何一つ変わっていなくて、一緒に笑いあったり話していたあの時はもう二度と戻らない。
ただ、あの事件が、あの悲しみが、田村を変えてしまった。
あの時、気付いていたのに動けなかった自分自身への後悔と呵責、犯人・犯罪を憎む気持ち、婚約者の最期の表情、忘れられませんよね。
忘れることができなくて当然です。しかし川上殺しの犯人を捜す刑事たちから見たらただの殺人犯。
もしバレていなかったら自分はこれからも「ミハン」でお仕置き人をやってしまうだろう、自分は「危険人物」と化してしまったのだろう。
田村はこれ以上「田村」を野放しにはしておいてはダメだ、と思ったのかもしれません。
自分で自分をお仕置きしたのでした。

南くん切なかったなぁ。
いつもいつも仲間を信じていて、信頼していて、そのまま裏切られた。
でも田村を責めることは出来なくて、ただただ、慰め、受け止め、悲しんだ。切なかった。