2018年07月期

『義母と娘のブルース』綾瀬はるかが読んでいた漫画は「信長の絶望」!!?野望じゃないの??

『ぎぼむす』第4話・亜希子(綾瀬はるか)が読んでいた未完の漫画は「信長の絶望」!!?第4話ネタバレも!!

 

第4話でふたりのなれそめについての詳細を決めることになった岩木亜希子(綾瀬はるか)と宮本良一(竹野内豊)。
娘のみゆき(横溝菜帆)が学校のお友達の入れ知恵で「偽装結婚」という言葉を覚え、二人を疑ってきたことがきっかけだった。
なんで別々の部屋で寝てるのか、結婚指輪がないのは何故か、なぜいつまでも敬語なのか、なんで「ママ」の時のようにしないのか??
質問を責め立てるみゆきに、亜希子は林間学校が終わったらきちんと答える、と約束する。
そしてみゆきが林間学校中の2人だけの夜、二人は作戦会議をする。

ネタバレ・二人の結婚の秘密は良一の体の秘密にあった!

ここからはネタバレですが、宮本良一は亜希子との結婚前からスキルス胃がんを宣告されていた。
そしてそれをきちんと亜希子に明かしたうえでプロポーズをしていたのだった。
プロポーズと言うか、亜希子が真面目で仕事に真摯に向き合う人だと分かっていたので、次の任務的な感じでみゆきを任そうとした策略的な目的だった様子。
いつもはぽわ~んとしている良一ですが、愛する娘のためなら大胆な発想も、行動もするんですね。
どっちかって言うと、一番自分は我慢して抑え込んで耐えて、それでも「ま、い~かぁ」ってへらへら笑ってごまかしちゃうタイプでしょうに。
でもこれは自分のことじゃないから、愛する娘の未来のことだから。
我慢とか耐えるとかそういう次元じゃないですもんね。
「ま、い~かぁ」では終われない。
父親なんですね、これもすべてみゆきへの愛なのですね。
たった一人ぼっちになってしまうかもしれない、愛する娘に、自分が出来る最後の精一杯のこと、それが亜希子という義母だったのでしょう。

そんな無茶苦茶なプロポーズを何故受けてくれたのかと問う良一に亜希子が答えた言葉はコレでした。
「私はきっと人恋しかったんだと思います。」
あの日の前日、亜希子は部屋である漫画を読んでいたという。
しかし期待した気持ちで漫画の次のページをめくる亜希子の目に飛び込んできた文字は、

「作者急逝のため、この作品は未完となります。」

この気持ちを今すぐ誰かに話したい、しかし仕事以外の付き合いのある人は自分には誰一人いない。
くだらない話をできる人なんて自分には、と。
このあとの酔っぱらった良一のフォローが良かったなぁ。
良いヤツなんだなぁって亜希子の気持ちになってじーんと来てしまった。
そしてその漫画を読んでいる回想シーンで読んでいた漫画が映っていたのが気になりました。
その漫画の題名は「信長の絶望」21巻!
もちろん架空のもので実際にはありませんでした。
なんならゲームですよね、「信長の野望」ですよね(笑)。

終わりが見えているこの結婚生活、終わりに向かっているのに惹かれ始めている亜希子。
切ない。
良一に「人間味があっていい」と何気なく言われた亜希子。
良一と出会って仕事だけじゃない人生を知って、もっともっと人間味あふれる素敵な女性になって行くのでしょうね。
もう一度生きたいと思い始めた良一も素敵ですよね。
愛する妻を失って3年近く、ほぼ生きることに精一杯で、感情を忘れていたような毎日だったんじゃないかな、と。余裕なんてなくて、ただひたすら仕事とみゆきだけの毎日。
それが自分から作った縁だったとは言え、亜希子と毎日過ごすようになって、亜希子の真面目で突拍子もない行動に思わず笑うということが増えた。久し振りに思わず笑った。
気がついたら笑っていた。
楽しい、おかしい、笑っちゃう、そんな感情は久しぶりで、良一もまた亜希子に思いがけず生きる希望を貰っていたのでしょうね。
互いに、なんとなく出会ったようでいて、色々なものを貰っている、そんな素敵な二人です。

しかしみゆきが病気のリスク高すぎて不安になる!!
本当のお母さん(奥山佳恵)も父・良一もなんて、みゆきちゃんのメンタルどうなっちゃうんだろう。
ブルースって最初から謳っていたから悲しい展開が予測できてはいたような気はしますが、こんなにもとは…。

しかしちょこちょこ映る麦田くん(佐藤健)にはちょいちょいイライラさせられてます(笑)。
良一も亜希子も真面目に、今出来ることを誠実に、一生懸命に向き合って戦っているから余計、適当に生きている感じの麦田くんなんなの(笑)。
きっと亜希子と出会っていくのでしょうが、絶対麦田、ここから改心してくれないとなんだか救われないですよね。