波瑠主演の新土曜ドラマ『サバイバル・ウェディング』第2話の宇佐美編集長(伊勢谷友介)のミッション内容はコレ!!「自分を愛する」「リセット」だ!!
自分の価値を下げるな、という宇佐美。戦略どうのの前に好きだから断ち切れない、とさやか。そこで宇佐美の説く今回の話は!?
元カレを断ち切る勇気がない、と宇佐美(伊勢谷友介)に話す黒木さやか(波瑠)。
安い女だと分かっていても、ボロボロになると分かっていても、頭では分かっているのに、と。
そこで宇佐美は「自分の価値を下げるな」、というところからルイ・ヴィトンの話を例えに引用しました。
宇佐美:ルイ・ヴィトンが日本で初めて出した広告がどんなのだか知ってるか?
「だから、もう、そういう話は…」
宇佐美:「ルイ・ヴィトンはネクタイを作っておりません。」という新聞広告だ。ルイ・ヴィトンが日本に進出すると同時に、当時作っていなかったネクタイを売る(偽者販売)業者が出始めた。だから「買ってください」っていう広告じゃなくて、「偽物に気を付けてください」って注意喚起の広告を出したんだ。何年経っても変わらないことを保証するために、価値を下げる要因は徹底的に排除する。それがルイ・ヴィトンだ。
それにルイ・ヴィトンは160年を超える歴史の中で一度もセールをしたことが無い。古いシーズンの服を取っといても在庫コストがかかるだろ?だから多くのブランドは売れ残ったら値段を下げて売る。でもルイ・ヴィトンは価値を下げないために、仮に廃棄することになったとしてもセールはしない。ルイ・ヴィトンならセールで安く売ったとしても相当な利益になるはず。…にもかかわらずだ。
あ、昔な、『ルイ・ヴィトン』っていうブランドムックみたいな本が出版された時、表紙のモノグラムの「LV」が規定より少しだけ大きく、少しだけ左寄りに印刷されたんだ。まだブランド文化が日本に定着していなかった頃だ。
「それで、どうなったんですか?その本」
※ちなみにその本がこちら!!
宇佐美:ルイ・ヴィトンの社長が出版社に言って絶版にさせた。今ではその本にはプレミアがついている。
「絶版?」
宇佐美:ルイ・ヴィトンもモノグラムは何があっても規定を外れることを許されない。もうビジネスとかマーケティング域を超えてるだろ。
「どうしてそこまでできるんですか?顧客の為になってるのかなってないのか、分からないポリシーを貫くなんて…」
宇佐美:自分たちのブランドや商品を愛してるからだ。決して商売の道具だなんて思ってない。自分の命のように愛してるからこそ、損をしても嫌われてもブランドを守ろうとする。俺はそう思う。お前は自分が好きか?
「………。」
宇佐美:いかなる時も、自分にだけは愛を注がないといけない。あっ、自分を愛すると言っても自分を甘やかす事じゃないからな。
「どういう意味ですか?」
宇佐美:自分を愛すれば時間を無駄にしないし、自分を磨くことができる。自分を傷つけることもなければ、自分の体を大切にする。もしお前が、身体だけの関係を続けて行こうとするなら、それは自分への愛が足りないからだ。バッグならいくらでも代わりはあるが、お前の体はこの世にたった一つしかない。お前自身が愛を注いでやらないでどうする?自分を愛せ、…俺みたいにな。
涙ぐんでいたさやかは思わず吹き出してしまう。
「編集長、次の戦略を教えてください!」
宇佐美:うん、次はリセットだな。
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次の戦略は「リセット」!!
宇佐美:今日から新しい自分に生まれ変わって、またイチからやり直せばいい。
「じゃあ髪を切って、温泉に行って、傷ついた心と体を癒して、凛とした大人の女性になります!」
宇佐美:取り敢えずデスク片付けて貰っていい?凛とか、いいからさ。
「はい?」
宇佐美:お前のデスク、いつも散らかってるだろ?
「?、そうですかねぇ?」
宇佐美:ついでに、今お前の部屋にある要らないものも全部捨てとけ。どうせお前の部屋にはしょうもない物がいっぱいあるんだろ?
「なんで、そんなこと決めつけるんですか?」
宇佐美:お前を見てれば分かるよ、バッグからなにか出す時、いつもゴソゴソゴソゴソしてるもんな?バッグの中を片付けられないヤツは部屋も片付いてない。あっ、ココ・シャネルも言ってたぞ。「インテリアは心の表れだ」ってな。
ということで、さやかさん自分の部屋の大掃除(断捨離)に挑むのでした。