『サバイバル・ウェディング』第1話のミッション・宇佐美編集長(伊勢谷友介)の指令の内容おさらいはここだ!!
波瑠主演『サバイバル・ウェディング』で描かれる“本当の幸せ”とは(写真 全21枚)https://t.co/6scRyOQlZv
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— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) 2018年7月13日
たった一夜で婚約者も仕事も失ってしまった主人公・黒木さやか(波瑠)が辿り着いた先にいたのは強烈キャラの雑誌編集長・宇佐美(伊勢谷友介)。自分を実験台に婚活記事を書け、と言い出した。
それが出来ないなら、クビね、と。
そうか、私、三十路で無職だったんだ、これはヤバい、とてつもなくやばい状況なんじゃないの?ってことで、しぶしぶ…??
ここで、第1話でさやかに与えられたミッションを挙げて行ってみたいと思います。
婚活や人間を、マーケティング戦法になぞらえて説明していく宇佐美でしたが、とても分かりやすかった。
男としてどうなの?人としてどうなの?って思いたくもなりましたが、人間の心理をよく分析し、それを利用していくのはかなり有意義な講義でしたね。
宇佐美編集長(伊勢谷友介)室にて、無茶振り指令発令!!
新しい担当に移ったさやか。
宇佐美編集長の部屋に呼ばれ、ある任務を与えられます。
ここからセリフのっけて行きたいと思います。
婚活とは、という話になる。
宇佐美:婚活パーティーとか婚活サイトっていうと、結婚に困るような男しかいないとか、自分が必死になっているようで嫌だとか、心理的ハードルが高いわけだ。
つまり、ほとんどのヤツが普通に出会って恋愛して、結婚したいと思ってる。
でも現実はそう簡単にいかないから、みんな悩んでる。
だからお前は本当の婚活とは何か、これを実際に体験して読者に伝えるんだ、と。
30歳で男に結婚迫って、寿退社した翌日に出戻りした、お前しかいない!、と。
お前のようなB級女にうちのグルメ担当は無理だ、という話から、なぜ男に捨てられてしまったのかを宇佐美が説く展開に。
宇佐美:お前がなぜ男に捨てられたのか教えてやろうか。
それはな、お前が安いからだ。
安いというのは市場価値が相対的に低いということだ。
例えばお前がバッグを買いに行ったとするだろ、某ファストブランドのバッグが100万円で売ってたら、お前買うか?
さやか:「絶対に買いません!」
宇佐美:そうだよな、エルメスのバーキンが100万円だったら買うヤツがいるかもしれないが、ファストブランドのバッグが100万円だったら誰も買わない。
100万円のバッグと価値が釣り合っていないからだ。
バッグと同じように男も無意識のうちに女の価値を計算してるんだ。
男はな、いい女には金も労力も惜しまない。
プレゼントが欲しいって言われればプレゼントをするし、迎えに来いと言われれば迎にも行く。
逆にどうでもいい女にはなにも提供しない。
要するにお前の男は、お前に結婚という代償を払う価値がないと判断したんだ。
逆に言えば、お前がエルメスくらい価値を高めることができれば、男なんて余裕ってことだ。
お前、バーキンがなぜ100万円で売れるか分かるか?
さやか:「それは、…高級な革を使ってたり、職人さんが手作業で作ったりしてるからじゃないですか?」
宇佐美:もちろんそれもある。
だが、バーキンと同じ素材で、同じ職人が作ったとしても、エルメスじゃなかったら100万円じゃ売れないだろ?
エルメスはな、セールをしないし、すべて自社生産してアウトレット品を出さない。
高級バッグは予約してから数年待つほど希少性が高いし、修理に出せば作った職人本人(または弟子)が直してくれる信頼性もある。
こういう企業度努力があるからこそ、値段に釣り合う価値が生まれるんだ。
つまり、女としての価値なんて売り方次第でいくらでも上がる。
婚約相手(風間俊介)にフラれさやかはまだ元カレに未練があり、新しい相手を企画で探して結婚するだなんて到底無理だと話す。
すると宇佐美編集長、ちょっと思考を変えて、「元カレと復縁して結婚する」にテーマ変更。
それは難しいと顔を歪めるさやかに、俺の言う通りやれば簡単だ、と微笑む宇佐美。
宇佐美:日本で一番恋愛に詳しいのは俺だからだ!(ドヤ~~~~)
・「まずは2週間、相手からの電話もメールも無視をしとけ。やらなかったらクビだからね。」
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どうにかこうにか電話やメールを交わし、2週間後
その後、ちょこちょこ元カレ・石橋和也(風間俊介)からのメッセージや着信を受信するさやか。
鋭い目つきで自分を遠くから監視している宇佐美や自分の心に何とか打ち勝ちながら、見事2週間を過ごした。
そして宇佐美編集長室に再び呼ばれる。
そろそろ自分のやり方でやらせてもらえないか、とさやか。
そこで宇佐美一喝。
宇佐美:だめだ、お前の乏しい経験に頼ると失敗するぞ。
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。
男に大事にされたいならどうして男の意見を聞かない?
マーケティングの基本は顧客のニーズに耳を傾けることだろ。
今の客は誰だ?男だろ?だったら男の意見をもっと聴け!
さやか:「私だって、彼のためにいろいろしました!仕事が忙しいって言うから電車で1時間かけて家まで会いに行ってあげてたし、いつも部屋の掃除もしてあげてたし、和也がどうしても女性警察官の制服を着てくれっていうからネットで衣装買ってコスプレまでしたんです!」
宇佐美:「………」
ハッとして顔を歪めるさやか。
宇佐美:それはな、顧客のニーズを満たしてるんじゃなくて、顧客の言いなりになってるんだ。
良いか?男が喜ぶことをするんじゃなくて、男の脳が喜ぶことをするんだ。
人間に脳はな、不安になると興奮するんだ。
つり橋理論って知ってるか?
さやか:「彼をつり橋に連れて行けばいいんですね!!?」
宇佐美:アホか!つり橋で復縁を迫る30女なんてお前、怖すぎるだろう!!
つり橋理論で大事なことはな、人間は不安な状況じゃないと恋愛感情が生まれないってことだ。
ここで立ちあがって、宇佐美は周りにある物の値段をあげていく。
宇佐美:このテレビは10万、まぁ、そんなもんだ、この俺のグッチのジャケットは26万円。お前の着ているそのカーディガンは7千円くらいか?
じゃあお前の値段は?お前の値段。値段は分からないよなぁ~。
テレビだったら値札が付いているし、ネットで調べる事も出来る。
でもお前には値札が付いてるわけでもないし、ネットに載っているわけでもない。
じゃあ男はどうやってお前の価値をはかると思う?
いいか、物にはな、絶対的な価値なんてそもそも存在しないんだ。
人間が相対的に価値を計算しているに過ぎない。
仮にな、目の前に宝石を出されて「これは価値の高い石です、30万円です」って言われても、それが高いか安いかなんてわからないよな。
でも「世界にたった3つしかありません」とか、「500年前のものです」って言われたら、(30万円は)安いって思うだろう?
同じ石を駄菓子屋で売ったら?宝石?ガラス玉?
価値が分からないものはな、物差しの宛て方次第で、価値の感じ方が大きく変わるんだ。
つまり、お前がどんな男に狙われているかそれが物差しなんだよ。
お前が魅力的な男に狙われている事を知れば、それが判断基準になって一緒にいるお前も価値が高いと認識される。
ケリーバッグあるだろ、エルメスの。
ケリーバッグは最初、「サック・ア・クロア」って名前だったんだ。
グレース・ケリーっていうアメリカの女優がモナコの王と結婚してパパラッチにカメラを向けられた時、とっさに妊娠したお腹をそのバッグで隠したんだ。
その写真が週刊誌の表紙を飾ってバッグが一躍話題になった。
それでモナコ王室の許可を得て「ケリーバッグ」って名前に変えたんだ。
ナイキだってマイケル・ジョーダンやタイガー・ウッズに100億円以上の契約金を払っていただろう。
つまり、誰が持っているかが消費者が価値をはかる時の大きな判断材料になってるんだ。
・「元カレと会うのは30分で切り上げろ」
そしてその後、あらかじめ他の男と待ち合わせしておいて、その様子を元カレに見せるんだ。
完全に他の男のものに見えたら身を引くかもしれない。
でも今、お前が買い手を探して売りに出されている状態だったら、お前の価値は上昇するだろう。
問題は誰を見せるかだな。
競争意欲を煽るような魅力的なヤツが良いだろうな。
男は競争したがる。
そしていよいよミッションの日。
タイマーをセットし、30分のカウントダウン開始。
そわそわ会話にも身が入らないさやか。
頭の隅で宇佐美の指示がこだまする。
宇佐美:「ファッション誌に異動して、仕事とプライベートが充実してきた、と近況をすこお~~し、脚色して話せ。」
なんとか遂行するさやか。
宇佐美:「自分と別れて、落ち込んでいて欲しい、という男の期待を裏切り、もしかして他の男に売れてしまうのでは?と不安にさせるんだ。」
昔の話になったりして、もっと一緒にいたい、と心から思うさやか。
しかし残り時間はあとわずか。
しかし頼んでおいたはずのモデルのケイタを待たせるわけにいかない。
泣く泣く、今日は帰ることを伝える。
しかし宇佐美が用意しておいたはずのモデル・ケイタはやって来ない。
宇佐美:「間違っても絶対、お前から引き留めたりするなよ」
宇佐美の言葉が蘇るも、去っていく和也の後ろ姿に耐えられなくなり、思わず追い掛けるさやか。
今までのことを謝る。和也も同じように頭を下げる。
やっぱり和也が好きなんだな、と心から思う。
するとその時、どこからか車の轟音が。現れたのはなんとケイタではなく、オープンカーに乗った宇佐美。
「ケイタじゃないんか~~~い!」
和也にはにも言わず、慌てて隣に乗り込むさやか。
和也になぜかウィンクして去る宇佐美。
呆気に取られる和也。
二人で辿り着いたモツ屋さんにて次の戦略発表!
まったくさやかの話は聞く耳持たず、宇佐美は次の指示を。
宇佐美:次の戦略だが、次にお前がやるべきことは、安売りしない事だ。
高めた価値が一気に下がってしまうからな。
自分のもだと思っていたものが他の男のものになりかけている。
お前の男は自分のプライドを満たすためにもお前を取り返したいと思うだろう。
お前を自分のものだと認識するためにも、あいつは必ず体を求めてくる。
でもな、人間というのは苦労して手に入れたものほど大切にするし、楽に手に入れたものは大切にしない。
大切にされたかったら体を許すなよ。
適当に考えてるとな、「ライセンスの悲劇」と同じ目に遭うからな。
さやか:「ん?なんですか?」
宇佐美:第二次世界大戦後のパリに、100年に1人の天才デザイナーが現れた。
彼はココ・シャネルやクリスチャン・ディオールと共に20世紀のファッション界をリードしたが、自分の名前で立ち上げたブランド自体は地位を築くのに相当な苦労をしたんだ。
大体的にライセンス契約をし、ブランドの価値が低下したことが原因だと俺は思ってる。
ブランドの名前だけ貸して生産や流通を他の企業に任せる、それがライセンス契約だ。
でもな、ライセンス契約はブランドの命取りになりかねない。
なぜか。ブランドの名前を借りた方はライセンス料を払ってるわけだから、できるだけ儲けたい。
だから名前を使えるだけ使おうと考える。
その結果、大量生産されたタオルやスリッパにまでブランドのロゴを入れて売ってしまったんだ。
当然、ブランドの価値は落ちる。
目の前の利益にとらわれて、大切なものを安売りしてしまったら、価値を下げることになる。
タオルのように扱われるか、一生もののように扱われるかは、お前次第ってことだ。
すべてはお前次第、ね。
そして1話の終盤、高級オープンカーでさらわれた以来の和也がさやかを待ち伏せ。
そしてなんと求められてしまい、その時さやかは…!!?
ちなみに伊勢谷友介講座の中に登場してきたケリーバッグ挙げてみました!→