『anone』最終回・辻沢ハリカ（広瀬すず）と紙野彦星（清水尋也）との手紙のやりとり内容はコレだ！！
辻沢ハリカ様
突然のお便り、ごめんなさい。
と言っても、手紙を書きはじめた今の時点で、君はニュースの中にいる19歳の女性で、僕にはこの手紙をどこに出せばいいのかわかりません。
ニュースを見て以来、ずっと考え続けて、出した答えをまずは書き連ねてみようと思うのです。
君はあの日この病室で嘘をつきました。
心のこもった嘘をつきました。
だから僕はその嘘を応えます。
香澄茉歩さんのご両親から借りたお金で転院します。
九州にある病院で先進治療を受けます。
なによりも生きて帰ってくること。
それが君がしようとしてくれたことに報いるたったひとつの方法なのだと思います。
今日から僕は、毎日君に手紙を書きます。
外の世界の出来事を伝えます。
それではまず、この手紙の送り先が無事見付かることを祈っていてください。
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残念ですが、届くことを祈る前に手紙が届いてしまいました。
彦星くんの決断、何度も読み返しました。
ありがとう。
ありがとう。
これ最高のプレゼントです。
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ハリカちゃん
今日、生まれて初めて飛行機に乗りました。
座席に謎のボタンがあって、両隣の人たちと3人で押してみたら、頭上から風が吹いて3人同時にゾワッとなりました。
（歴史）名前の先生が多かったので勉強には困りませんでした。
清盛先生、看護師の静香さん、足利先生、元気でしょうか。
知らない人ばかりで緊張していましたが、驚くことに、
なんと新しい病院の看護師さんの名前が織田さんと徳川さんでした。
さすがに豊臣さんはいないだろうと思っていたら、先生の名前が木下さんでした。
3人の性格についてはこれから調査します。
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ハリカちゃん
残念ながら徳川さんはせっかちでした。
1回押せばいい自販機のボタンを何回も押してます。
織田さんは面白い方で、お見舞いに来た子供さんにプーさんの写真をあげてと頼まれたのを聞き違え、プーチンさんの写真をあげてしまいました。
子供さんは泣いていました。
主治医の先生はとてもいい数値が出ているよと話してくれました。
最近、父や母とも仲良く出来ています。
いろんなことが上手く行ってる気がします。
ハリカちゃん、上手く行けば行くほど、君から遠ざかっている気がします。
それはもう決めたことだけど、僕の行く先に君がいないってことを改めて思います。
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私は元気です。
彦星くんの行く先には未来があります。
そこに私がいるかどうかなんて私にはささいなことです。
どうか治療に専念してください。
なにもかも上手く行き続けることを願っています。
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この手紙を経て、二人は初（？）対面を果たしたのでした。
手術は無事成功し、最初はぎこちなかった二人もすっかり打ち解け、話は盛り上がりました。
初めて彦星くんの手に触れて、違っていたら、もしも、って二人の違う未来を想像するハリカが切なかった。
持本さん（阿部サダヲ）と青羽さん（小林聡美）のシーンも泣けた！
でも大好きな愛する人を看取れたるい子は幸せだったのではないでしょうか。
二人の大きな愛は素晴らしかったです。優しい気持ちをありがとう！！でした。
良いドラマだったなぁ。
でも最後の最後に持本の霊が出てきちゃったのは、るい子が今、この上ない絶望を感じているからなのかな？？
まぁ、そりゃそうでしょうけど、でもいつも持本がいてくれたらそれはそれで毎日楽しそうですよね。
そして持本とあおばちゃんが一緒に仲良く居てくれたらもっと素敵！！
