『となかぞ』第9話ネタバレ!!流産してから姿を消した五十嵐奈々(深田恭子)から大器(松山ケンイチ)への置手紙の詳細はこちら!!

大ちゃんへ
今日は今後の治療スケジュールを組むために病院へ行くことになっていました。
でも、行くことができませんでした。
私の中に一度宿った命が消えてしまったことが、どうしても受け入れられないのです。
妊娠してから、生まれてきた赤ちゃんを、大ちゃんが抱っこしてあやしているところを、何度も夢に見ました。
大ちゃんは本当に幸せそうで、それを見ている私も本当に幸せでした。
その夢を見るうち、私はママになりたかったのではなく、大ちゃんをパパにしてあげたかったんだと気づきました。
でも、その願いはもう、叶えられないかもしれません。
ごめんね、大ちゃん。
ごめんね、赤ちゃん。
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以上が、9話ラストの置手紙の詳細でした。
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いやぁ、泣きました。ひたすら第9話は泣きました。
朔ちゃん(北村匠海)を失うかと思って我を忘れたわたるん(眞島秀和)にも泣けたし、なにより奈々(深田恭子)が辛かった。
そして電話を受けた大器(松山ケンイチ)の母親(高畑淳子)の後ろ姿でも泣けた。
何もしてあげられない無力さに泣くお皿洗いの大器にも泣けたし、マタニティーキーホルダーを引きちぎる奈々にも泣けた。
本当に見ていてつらかった。
凍結してある受精卵がまだある、というおそらく希望の言葉がとても残酷なものに聞こえました。
ずっと見てきて自分も親戚の一人のような気持ちになっていたようで、感情移入ハンパない自分に気付きました。
こんなにつらい思いを大事な人にさせて、不妊治療って、妊娠出産っていったい、何なんだろうと思ってしまいました。
体も心も傷付けて、なんで自分たちだけがこんな目にって。
いち視聴者の自分すらもそう思えてなりませんでした。
確かについこの間心臓が脈打っていたあの子は一体どこに行ってしまったのだろう、自分たちのもとにやってきてくれたあの子は?って。
大ちゃんをパパにさせてあげたかったんだ、って言葉も響きました。
苦しい。痛い。つらい。本当に涙が止まらなかった回でした。
どうか、どうか、赤ちゃん、五十嵐家に来てあげてください!お願い!!