『トドメのキス』並樹尊氏(新田真剣佑)のおじ・新井郡次(小市慢太郎)がいつも胸ポケットに入れて持っているカセット「18:00~20:00 N6-24」にはなにが映っている!?
とうとう第5話までやって来ました中盤戦ですね『トドメの接吻』。
ここ最近になり、過去起きた船の事故は旺太郎(山崎賢人)たちの父親・堂島旺(光石研)ではない可能性が浮上してきていました。
そんなことは知らない旺太郎たちは過去に縛られ苦しみながら毎日を何とかやりくりして生きてきました。
しかし旺太郎が1億の女(新木優子)と出会ってから不思議な歯車がかみ合い、予想外の真実に気付ていくことになります。
ここで第4話、第5話と劇中で重大な役割を果たすあるカセットテープについてをピックアップしてみる事にしました。
並樹グループの養子であった長男・並樹尊氏(新田真剣佑)のそばについている、秘書で叔父の新井郡次(小市慢太郎)がいつもあるものを使って尊氏を支配しています。
その本意はただ並樹グループの副社長の座が欲しいだけ。
尊氏の過去のある弱みを握り、自分の思うように、言うとおりに尊氏を動かそうとするのです。
それがいつも胸ポケットに入れて、逐一その存在を尊氏にアピールしている小さなカセットテープです。
その中身を尊氏の女性スキャンダルだと読んだ旺太郎ですが、第5話でとうとう旺太郎も気付きました。
旺太郎の母(奥貫薫)からの言葉で「船が沈んだのは機械トラブルで、父・旺のミスではない」という言葉と、新井から奪って実際に自分で見たその映像の内容で、ある真実に。
カセットテープに映っていた映像とは!!
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— トドメの接吻[公式] (@todome_kiss_ntv) 2018年2月4日
その映像に映っていたのはとてもとても短い時間のものでした。
映っていた場所は(沈んだあの時の船の)機関室で、ある少年が映っていました。
その少年は突然立ち上がり、自分の手に持っていたものを力の限り投げ付けました。
床に投げつけたつもりだったのか、投げ付けたものは目の前の機械にぶつかり、ショートし、たちまち機関室の爆発へとつながるのでした。
爆発によりあっという間に切られてしまう映像。
意味も分からずその場所もどこなのか、何も分からず何度も何度も不思議そうに見入る旺太郎。
訳が分からずだったが、のちの母からの言葉で全てが繋がった。
そして真実が繋がったのもつかの間、そのテープは目の前で尊氏に燃やされてしまうという第5話でした。
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投げ付けた理由は??
その少年はなんで投げ付けたの??って思いますよね。
並樹グループと血の繋がっていない尊氏は養子縁組として並樹家に入りました。
勿論世界の並樹グループを継ぐために探されて選ばれてやってきたはずでした。
しかしのちに妹・美尊(新木優子)、生粋の並樹グループを継ぐ者が生まれ、尊氏は存在自体がお払い箱とされてしまいます。
最初は可愛い妹のため、妹を守る兄として幸せいっぱいだった尊氏、自分は家族と愛で繋がっている、血なんて繋がっていなくても愛がある、そう心から思っていた幸せな日々でした。
しかしあの船の沈没事故の日、並樹父の本音を聞いてしまった尊氏。
父は自分になんて興味がなかった、妹のことでいっぱい。自分に存在価値はなかった。
実は自分はもういらない存在になっていた。愛で繋がってなんてなかった。
たまたま近くの機関室に逃げ込んだ尊氏。ふと手に持っていたのは美尊と一緒に貰った父からのプレゼント。
でも心なんてこもってない、自分はもういらない存在。父から見た自分はもう…。
その悲しい思いに支配されてしまった存在すら行き場のない少年は、父から貰った心の入っていないただの置物を思いっきり叩きつけて壊したのでした。
そしてその証拠がのちに並樹父たちに見つかってしまいます。
すでに世間的には船長だった堂島旺が捕まり、もう罪を償っているところだった。
このテープは処分させるし、この真実は内密にし、お前をこの家にもおいてやる、だから一生美尊を守って生きろ、と一生飼い殺し宣告を父からされてしまう尊氏。心を殺し、存在を殺すように、苦しみながら生きて来た尊氏は父の逝去後、反撃を開始し始めるのでした。
しかし今回このテープは闇に葬られてしまいました。
もう証拠はなくなってしまった。どうする旺太郎!!!