陸王

『陸王』最終回・茂木裕人の選んだシューズはどっちだった??陸王?その理由は??【ネタバレ】

『陸王』最終回ネタバレ・ケガ以来2年ぶりの豊橋国際マラソン・茂木裕人(竹内涼真)が選んだシューズはアトランティスのR-Ⅱ??こはぜ屋の陸王??どっちを選んだ??選んだ理由も判明!!


ケガ以来2年ぶりの豊橋国際マラソンに出場する茂木裕人(竹内涼真)に会いに練習会場に訪れる「こはぜ屋」宮沢紘一(役所広司)とシューヒッター村野。
練習会場の茂木はピンク色のランニングシューズ、アトランティス社のR-Ⅱを履いている。
しかしもう陸王を作れない身分ではあるものの、これまでの感謝を伝えるため、こはぜ屋からのお守りを渡すため、宮沢は茂木に声を掛ける。
変わらない応援と気持ちを伝える宮沢。
その後ろをアトランティスの営業部長・小原(ピエール瀧)がやって来て、二人の仲を引き裂く。
そんな小原に茂木は話し出す。

「俺はこの陸王を履きます。」
声を荒げる小原。
ふざけるんじゃない!我々がどれだけの時間と資金を費やしたか分かっているのか!
「スポンサー契約を破ってしまった事は謝罪します。本当に申し分ありません。」
茂木は深く頭を下げる。
謝って済む問題か!そんなことをされても何の得にもならん!
大声に気付き、遠くからこちらを見ている茂木のライバル・毛塚(佐野岳)。
今、君がすべきことはR-Ⅱを履いてアトランティスのために走ることだ。それ以外にはない!
「はぁぁ」
茂木の大きなため息。
「もうたくさんです。」
なに?
「怪我をしてからこの2年間、都合よく離れていく連中を何人も見てきました。良い時はすり寄って来るのに、悪くなるとあっという間にいなくなる。そしてレースに復帰した途端、また手のひらを返したように近付いてくる。」
確かに、ウチはきみの評価を誤ったかもしれない、それは私からも謝罪しよう。だが、だからといって、R-Ⅱを脱いでそんな靴を履く理由がどこにある!?あの足袋屋はシューズ造りそのものが出来なくなっているんだぞ?
「今のこはぜ屋さんは、2年前の俺なんです。」
その言葉に顔が変わる宮沢紘一。
「こはぜ屋さんは今、生きるか死ぬかの厳しい状況の中で、必死で這い上がろうともがいている。もし俺がこの陸王を履かなかったら、それは俺が苦しい時に、背を向けて行った連中と同じですよ。俺は自分が信じたものを、信じた人たちを、ずっと信じていたいんです。」
宮沢紘一の頬を涙が伝う。
このシューズを履かなかったら、そう言う自分自身も裏切ることになる。だから…」
そう言って、茂木は小原の前でR-Ⅱを脱ぎ始め、隣に並べた陸王を履こうとする。
慌てて小原はそれを奪い上げる。
わたしを失望させないでくれ。本当に優秀なランナーなら、冷静に客観的に、シューズの性能で判断するんじゃないのか?
「確かにR-Ⅱは、陸王に勝るとも劣らない、良いシューズですよ。履く人間や条件によっては陸王以上かもしれない。でも、技術の差はわずかでも、込められた想いは雲泥の差なんです。」
想い?
「はい。こはぜ屋さんは俺と一緒に走ってくれますよ。良い時も悪い時も。俺がこのR-Ⅱを履いてる時だって!!」
涙が溢れる宮沢紘一。
「気付けば、いつもとなりで走ってくれてました。俺はこれからもこはぜ屋さんと一緒に走りたいんです。」
本当にそれで後悔しないのか?これはきみにとって人生の重大な岐路だ。情に流されて大きな目標を見失ってほしくない。きみは世界を目指すんだろう。
そう話す小原を見る茂木。
アトランティスならそれが出来る。いや、我々を大いに利用すればいい。これが最後の忠告だ。R-Ⅱを履きなさい、茂木裕人。きみなら正しい判断をしてくれると信じている。
取り上げたシューズを茂木に返し、道を翻していく。
茂木はいつまでもその2つのシューズを見詰めていた。

そしてこんなやり取りの後、スタートが近付き、選手たちの入場。
茂木が選んだのは最新で最後のたった1足の「陸王」。
スタート地点で並ぶ毛塚と茂木。毛塚は茂木の足下を見てから声を掛ける。
「結局そっち履いたんだ?」
毛塚に気付く茂木。
「良いシューズなんだな、それ。」
スタートで構える選手たち。茂木は穏やかにこう答える。
「あぁ、最高だ。」
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ということで、最終回・豊橋国際マラソンの復帰戦で茂木裕人がえらんだシューズは「陸王」でした!!
ネタバレしてしまいますが見事この大会で茂木は優勝を飾り、優勝インタビューで「陸王」と「こはぜ屋」への感謝を述べました。
「こはぜ屋」だけでなく全視聴者たちまでもが夢にまで見た念願の光景でした。
その後の「こはぜ屋」には注文の電話が引きも切らず鳴り続けます。
そして売り上げは30億を超え、各スポーツ店ではこはぜ屋・陸王の名前が躍っていました。

豊橋国際マラソンのシーンの終盤・1位を走る黒人選手が怪我に倒れたあのシーン、すごかったですね。
目の前を倒れ、しかも自分が経験した場所とまったく同じ地点。
一瞬、茂木の再発か!?と焦った視聴者は自分だけではないはず!!(笑)
痛みに顔を歪める1位の選手。
目に見えるほどの茂木の動揺が見ていて辛かったですね。
でもそこへ宮沢紘一の登場ですよ。
沢山の観客の中に埋もれているはずの小さい、たった一人の熱い視線に、茂木は気付きます。目が合う両者。
「陸王を信じて!はしれ~!」
たったその一言で茂木の足には力が戻りました。
いや、足ではないですね、心に力が戻ったのでしょうね。
そのまま茂木は自分を信じて、陸王を信じて、仲間を信じて、走りぬきました。