『陸王』第7話で判明!老舗足袋屋さん「こはぜ屋」を買収しようとしている社長・御園(松岡修造)の会社「Felix」社とは!!?
Felix
2007年創業。
あらゆるアウトドア用品を手掛け、トップブランドの一つに急成長した世界的アウトドア用品メーカー
劇中説明がこちらでした。
第7話で、年間6千万で独占使用契約させて欲しい、とシルクレイの特許を持つ飯山(寺尾聰)はFelix社の人間に声を掛けられる。
あの誰もが知る大手Felixに声を掛けられたとあって飯山は驚く。
その頃、「こはぜ屋」にあったシルクレイの製造機械が故障し、爆発してしまう。
手の施しようがなく、それは巨大なただの鉄くずと化してしまった。
この機械を1からまた作るには軽く1億は必要になる。
融資のお願いに行くも銀行はいつものように冷たい扱い。
行き詰る「こはぜ屋」宮沢紘一(役所広司)たち。
シルクレイをつくることが出来ないのであれば、飯山はもう「こはぜ屋」において貰えなくなる。
だから作れないままここにいても仕方がない。
それならば6千万が入る、シルクレイをもつくることも出来るFelixに行った方が良いのではないか、と飯山は妻(キムラ緑子)に話す。
すっかり弱気になっていた宮沢はシューヒッター村野(市川右團次)からも愛想をつかされる。
機械は壊れ、銀行にも蹴散らされ、意気消沈。
しかし1人だけ諦めていなかった人物がいた、それは紘一の息子・大地(山崎賢人)。
一人、就活の時間も削り、新しいアッパー素材探しに奮闘してくれていた。
それに気付いた宮沢は坂本との再会もあり、活力を取り戻す。
そして「こはぜ屋」のいつものメンバーで集まった飲み屋の席で、紘一は決意を新たに、「陸王」を続けていくことを宣言。
一同は一致団結。その光景を見ていた飯山はFelixに断りの連絡を入れることに。
「うちの社長が諦めの悪い男でねぇ」
そんな飯山を満足そうに見ている妻。
すると銀行を辞めて投資会社へと転職した坂本(風間俊介)から宮沢へ新しい提案が。
それは「こはぜ屋」を買収したいと言っている会社がある、というのだ。
「会社を売りませんか?」、と。
その会社は、と驚きを隠せない宮沢に、坂本がある会社のパンフレットを差し出す。
その会社のパンフレットには大きく会社のロゴが。「Felix」。
そのFelix社の社長・御園(松岡修造)が来日してくるという展開で第8話へと続きます。
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いやぁ、前途多難すぎますね。見ていてつらいです。
ただみんな一生懸命なだけなのに。
胸張れるような仕事してなくてもお金だけあったら勝ち、みたいな社会、嫌ですよね。
でもそれが現実だと感じざるを得ない展開。苦しいです。
経営者として決断に苦しむ宮沢を、自分の会社を潰したという経営者として苦しんだ過去のある飯山は決して責めなかった。
村野さんが愛想をつかして出て行ったシーンです。苦しかったですね。
役所さん素晴らしい方ですね。表情だけで泣けてくる!!
なんとかしたい、力になりたい、ここで働きたい、そういう声に出さない気持ちを痛いほど感じていた妻は顔をほころばす。
あの飯山夫婦も良いシーンばかりでした。
こういった仕事に出会えている人間が実際はどれほどいるのでしょうかね。
幸せなことですよね。
苦難は続きますが、彼らは輝いています。
そして一回ずつ何かあるごとに弱気になる宮沢紘一。
自分の足袋屋、仲間たちを愛しているくせに息子に継がせるには申し訳ないと引け目を感じている宮沢紘一。
息子と言い合いしたりして涙目になったりする宮沢紘一、なんか人間臭くて良いですよね。
迷いも、怒りも、全てしっかりと伝わってきます。
役者さんてすごいなぁ~と改めて思いました。
さてさて次回の松岡修造さんどうなるのでしょうか。
急成長した会社なら一から作り上げていくときの苦労や実績のない状態でやってきた信用信頼0の頃の事をまだよく覚えていらっしゃるでしょうから悪い味方にはならないような気もしますが、アトランティスの小原(ピエール瀧)みたいな人間でさえなければ期待できるのではないでしょうか。
楽しみですね!!
終わりに向かっていく終盤戦が悲しい!!
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