六浦(平泉成)の病気はなんだった??根治が出来るの??未知子(米倉涼子)はどういう手術をしたの??
透析治療中の妻・敦子(松金よね子)に腎臓がんが発覚。
それに付き添っていた夫の良夫(平泉成)の体にも異変が!?
すぐに気付いた大門未知子(米倉涼子)は急いで良夫を検査。
すると敦子よりも重篤な病気が見付かってしまう。
良夫を呼び出し、説明に当たる未知子と新米外科医の西山直之(永井絢斗)。
良夫に「IPMN(膵管内乳頭粘液性腫瘍)」と話す未知子。
「膵臓に複数の嚢胞状の腫瘍。悪性の恐れもある」という。
膵臓は全摘しなければならないが、日常的にホルモン補充すれば生活できる、と、未知子は前向きに話す。
術後、インスリンの調節に時間が必要になる、という西山に、複雑な表情を見せる良夫。
近々に迫る敦子の手術。
助手を予定している西山は未知子に注意点を聴くなど熱心だ。
「透析をしている患者のオペは完璧な止血が必須 腎静脈を先に結紮することが重要。」
と未知子はエレベータードンして伝える。
術前カンファレンス。
妻・敦子 透析中に発覚した腎がん。
担当は未知子。右腎摘出術で問題はなし、とひょうひょうと答える。
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そして次に六浦良夫(平泉成)のカンファレンスに。
しゃしゃり出て来て、良夫に膵頭十二指腸切除術を提案する猪又考(陣内孝則)。
大きな腫瘍を切除したらあとは化学療法に切り替えるのがベストだという。
未知子は異議ありを唱える。
それでは根治できない、と。
膵尾部の主膵管も1cmに拡張しているため、膵癌が出来る可能性が高い、と意見。
「今の時点で全摘以外に方法はない!」、と未知子。
膵臓を全摘すれば糖尿病は免れない、と猪又。
そして良夫のサインが載った手術の同意書をかざす。
六浦に根治しない手術同意書の話を聞きに行くと、その手術ならすぐに仕事に復帰できると言われ、根治しない方法で説得されていた。術後の薬の費用も安く済むから、と良夫。
それじゃあ根治はしない、と伝えても手術の後の生活に支障が出ては困る、と良夫は揺るがない。
未知子はどうやって平泉成を救ったのか!?
妻・敦子の手術を見送る良夫、吐血し倒れてしまう。
敦子の手術という時に同時に良夫の緊急オペになるという。
敦子の担当は未知子。良夫の方が気になりながらも敦子の手術室へ。
するとそこには麻酔科医の城之内博美(内田有紀)の姿が。
喧嘩中であった二人。未知子は「祖の麻酔科医がいるなら私はオペ致しません」、と言い出す。
騒然とする現場。しかしあっさり執刀医を譲り、部屋を出て行ってしまう。
良夫の手術室を訪れる未知子。
見ていた海老名(遠藤憲一)は「こういうことか…」と呟く。
猪又には任せられない、と啖呵を切ると憤慨した猪又とウリ坊の麻酔科医(今野浩喜)が出て行ってしまう。
麻酔科医なしでの手術となってしまう。絶望する助手たち。
「私、麻酔も出来るので」、と未知子新しい名台詞。
早速手術に挑もうとすると手術室の電話が鳴る。
内容は良夫の切離断端の迅速結果。悪性の所見はない、とのこと。
それを聞いた未知子。
術式変更を宣言。
「膵体部を温存して胃に繋げば全摘しないで済む」
中央区域温存膵切除を宣言。
麻酔科医もいないのにこれ以上の術式変更は無茶だ、と声を荒げる助手の森本光(田中圭)。
そこへ敦子の手術を終わらせた博美が未知子たちの手術室に入って来る。安堵するスタッフたち。
「遅いよー」、と未知子。
「私の体は一つしかないのよ」
術式変更の内容を博美に伝える未知子。
「分かってると思うけど、リスク高いよ」
「私、失敗しないので」
上でそのやり取りを見ていた海老名(遠藤憲一)が呟く。
「膵臓の真ん中だけ(膵体部)を残して腫瘍を根治切除。そして膵臓の機能を温存。」
膵体部を胃と接続。
「そんなことができるのか?」
こんな術式は不可能だと苛立ちを隠せない猪又。
しかし手術は無事成功。ガッツポーズの海老名。悔しそうな猪又だが、ゆっくりとニヤリ。
こうして無事に良夫は根治し、また中華屋の仕事に打ち込めることになりました。
もともと未知子は妻・敦子の手術を担当していた。助手は西山。
良夫の手術は猪又が担当予定、助手は森本ら。
しかし敦子の手術に麻酔科医の博美がいたことで「この麻酔科医がいるなら私は手術致しません」と手術を放棄。
騒然とする現場だが、熱心に勉強準備していた西山を見てきていた未知子は執刀医に西山をし、原守(鈴木浩介)を助手とし、その場を出て行く。そして向かったのは良夫の手術室。
案の定あたふたしていた猪又をどかし、未知子が立つ。
「私、麻酔も出来るので」宣言と共に手術が始まる。
そこへ悪性所見がないという報告。そこで一気に考え方が変わり、大胆な術式変更を余儀なくされる。
やるしかない、未知子は言った。
敦子の手術が終わった博美が必ず来てくれると踏んでいたから。
そしてやっぱりいいタイミングで博美到着。
博美の能力を認めていた未知子だからこその行動でした。
妻・敦子の手術に当たった西山は未知子にその技術を褒められる。嬉しいような複雑な表情を見せる謎の男・西山。
そして信頼し合ったこの手術で仲直りを果たした未知子と博美。
第6話は良夫と敦子の営む中華料理屋さんに再び餃子を食べに行く未知子と博美の仲良しシーンで幕を閉じました!!