先に生まれただけの僕

『先に生まれただけの僕』第4話・櫻井翔が3年生に贈る言葉!!セリフ全文!!【ネタバレ】

『先に生まれただけの僕』第4話のネタバレ!鳴海校長先生の名セリフ!受験・卒業を控えた京明館高校3年生の生徒たちに贈る言葉!!

「アクティブラーニング」等を取り入れ、学校改革を始めた鳴海校長(櫻井翔)。
しかし今始まった学校改革に3年生は対象とされていなかった。
受験を間近に控えた3年生たちの授業を大きく変更することは混乱を招くと考えたからだった。
しかし授業が楽しくなったとイキイキし始める下級生たちを見た3年生たちは変わらない授業、面白くない受験受験の毎日に疎外感を感じていた。
それを知った鳴海校長は3年生を体育館に集める。
そして3年生たちに言葉を送ります。セリフ全文です!!

「みんなに謝ります。」
床に座って並んでいる生徒たちお前に立つ鳴海。
「僕はこの京明館高校を改革するために校長として赴任してきました。でもその改革プランにみんなは入っていません。卒業が近い3年生だから仕方がなかった。」
ざわつく3年生たち。
「君たちの心を傷つけたのならば僕の失敗です。本当にごめんなさい。」
頭を下げる鳴海。
もうどうでもいいんじゃね?、と生徒。
「ただ、あえて言わせてもらいます。こんなこと社会に出れば普通にあります。社会では人は公平に扱われません。必ずどこかで線引きされ、評価され、誰かが選ばれ、誰かが落とされ、そうやってそれぞれの居場所が決まって行くんです。」
なに言い出すんだよ、と鳴海抵抗勢力勢の郷原先生(荒川良々)たち。
「卒業したら就職する人たち、立ってもらえますか?就職組、立ってください。」
顔を見合わせながらゆっくり生徒たちが立ちあがる。
「社会に出たら理不尽なことがたくさん転がっています。今、君は、君たちは、僕に腹立ててるかもしれないけど、社会での理不尽はこんなもんじゃないよ、それは覚悟していくべきです。もちろん入った会社がブラックだったら、そんなのはすぐに辞めてもいい。次の仕事を見付けるのは大変かもしれないけど、でも心を病んだり命を落としたりするような職場だと思ったならさっさと逃げていいんだよ。でもさっきも言ったように、理不尽なことは当たり前に起きます。理不尽な人はたくさんいます。ちょっと嫌なことがあったからってそれだけで心が折れてしまってはこの先、生きていけません。そんな時にまさに線引きです。どういうときに頑張るのか、どういうときに逃げるのか、よく考えて線引きしてください。」
鳴海に言い過ぎだと声を上げる抵抗勢力の杉原先生(秋山奈津子)。
同士の河原崎(池田鉄洋)も「そんなに脅かさなくても…」。
座っていいよ、と鳴海。
「専門学校に進む人たち立ってください」
じっと黙って見ている真柴ちひろ(蒼井優)先生。
「自分の将来のことを今から決めて、そのための勉強を選択したことは素晴らしいと思います。でも、ここでもやっぱり現実の厳しさがあるんだ。専門学校で習うことはまぁ、おそらくどの業種もそうだと思うけど、基礎中の基礎。実際にその職場に行っても最初はなにも出来ないと思います。その仕事で必要なスキルは現場で学んでいくんです。だから、「こんなはずじゃなかった」なんて思ってもそれは普通のことだと思ってください。仕事をしてお金をもらうということは簡単なことじゃないんです。」
その時、樫松物産の専務・加賀谷(高嶋政伸)が京明館高校にやってくる。学校を見上げる。
座っていいよ、と鳴海。
「大学に進学する人たち、立ってください。この中のどれくらいの人が勉強をするために大学に進学するのか、まぁ、僕はよく分かりません。でも大学を卒業した方が就職に有利だから、とか、まぁ、今は将来やること決められてないから、取り敢えず大学に進学してそれから考えようという人もたくさんいると思います。でも、でもあえて言います。今の京明館高校のレベルで、つまり、みんなのレベルで入れる大学は決して就職に有利と言える学校ではありません。」
動揺する教師たち。
「多くの企業は大学のランクを採用のポイントにいれています。それが現実です。だからこそみんなは大卒と言う肩書ではなくて、1人の人間として、人間力で勝負しなければならないんです。だから大学の4年間は絶対に無駄に過ごしてはいけません。まざ、僕の経験上から言うと大学の良いところは自由が増えるところです。受けたい授業を自分で選択することが出来るし、毎朝決まった時間に「起立」「礼」なんてものもありません。あとはまぁ、そう…、キャンパスで1人で居ても全然大丈夫。高校だったら、その、…付き合いが悪いヤツとか思われるかもしれないけど、大学だったら誰もなにも言いません。でも、大学に入れば戸惑うこともあるかもしれません。例えば、…例えば、政治学部に入ったらどんな授業があると思う?」
一人の生徒に尋ねる。戸惑う女生徒。
「例えば、18世紀のイギリス政治について勉強したりするわけさ。いやこれはもう、高校以上に「これ一体なんの役に立つんだろう」って思うかもしれない。でも仕方ないんだ。大学は専門的なことを勉強する場所なんだから。だから、受けたいと思う授業があれば面白いかもしれないけど、そうでなければ単位のために卒業する為だけに、頑張らなければならない。それが大学という場所です。でも、そこで勉強するのは学問だけではありません。僕が広島から東京の大学に来て思ったことは、とにかくいろんなヤツがいるっていうことなんです。同じ学年にも、上にも下にも。いろんな人間がたくさんいました。まぁ、そんなヤツらととにかく話したりするわけさ。教室とか、サークルの部室とか居酒屋とか。真面目な話からどうでもいい話まで、とにかく、熱く議論をたくさんしました。そうすることで自分の視野が広がって行くんです。そういう体験をすることですごく成長できると思うよ。」
真摯に受け止めて聴いている生徒達。
「今回みんなに指摘されて、僕は問題に気付くことが出来ました。やっぱり人と人は正面からぶつからないとならない。黙ってないで行動を起こさなければならない。そういうことをみんなは僕に思い出させてくれました。大学に行くみんなはこれからの4年間がこの先の人生を決めるくらいに思っていなければなりません。僕たち企業の人間から見るとダメなヤツはすぐ分かっちゃう。どんなに自己アピールしても、どんなに話し盛っても、嘘はすぐ見抜かれてしまいます。だからそういった場所で君たちが語るべきことは実際に自分たちが体験したことや、自分たちが感動したこと、感じたこと、そういったことでなくてはなりません。」
座るよう促す鳴海。
「君たちはまだ10代です。これから10年後20年後どうなるかなんて分かりません。まぁ、もちろん将来どうなりたいかもう決めていて、逆算して、それに向かう努力をして実際にそうなれば、まぁ、それはそれでいいけど、もし今将来の自分をイメージできていなかったとしても、それはそれで構いません。だって10代の君たちが思い付く仕事なんかたかが知れてんだから。これからみんなはたくさんの人に出会うと思います。いろんなことを体験して、いろんなことを考えていくでしょう。そうした中で、自分がどういう人間なのか分かって行き、自分にふさわしい仕事が見付かって行くと思います。まぁ、そうした中で君たちのことを分かってくれる誰かが「こっちへ来たら?」なんて誘ってくれることもあると思います。そうやって自分の仕事を見付けた大人はたくさんいます。思い通りの人生なんて絶対にないよ、絶対。人は壁にぶつかり、悩み考えることで自分をつくり、その壁を乗り越えることで自信を持って行くんだ。一番ダメなのは何もしないことです。なにもしないヤツにはチャンスはやって来ない。サッカーだってそうだろ。走ってるヤツにしかパスは回ってこない。」
いつの間にか鳴海の言葉に心打たれている抵抗勢力勢。頷いている河原崎。
鳴海と目を合わせ大きく頷く真柴ちひろ。
そこへ加賀谷専務が入って来る。気付く鳴海。少し動揺を見せる。そして生徒たちに向き直り、言葉を紡ぎ出す。
「これから京明館高校は変わって行きます。でもみなさん3年生も大事な生徒であることには変わりありません。これから卒業まで残り5か月。最後まで自分と向き合って、友達を大切にし、できるなら後輩たちを励まして充実したと言い切れるような高校生活を過ごしてください。」
睨みつけるような眼で鳴海を見ていた加賀谷は何も言わず、道を翻して行った。

というのが一部始終、セリフ全文でした。
良いドラマですよね。
こういう言葉、高校生時代に聞きたかったなぁ。ところどころ言い方がドライすぎて冷たい感じがするような気もしますが。「君たちの思い付く仕事なんてたかが知れてる」とか。こういう言い方はしなくても、とは思う所もありますが。
でもそもそも高校なんて義務ではないし、ましてや卒業後就職する組はあと何ヶ月かで大袈裟に言えば、樫松物産に勤めたら鳴海校長のライバルになって戦う事だって十分にあり得る訳ですからね。高校生は確かにまだまだ子供かもしれませんが、高校生を取り巻く環境は確実に社会へシフトして行っています。だからこそ今言わなくても、とか脅さなくても、という意見も理解できますが、こういう言葉を身近に聞ける機会と言うのはとても重要だと感じました。