櫻井翔が校長先生に!!『先に生まれただけの僕』第3話で登場したアクティブラーニングの本はこれだった!!鳴海校長の初授業の名セリフも!!
図解 アクティブラーニングがよくわかる本 小林昭文
第3話で塾に転職するため京明館高校を辞めた及川先生(木下ほうか)の空いた穴を埋めるべく、教職免許を持っていた樫松物産から異動して校長の座にやって来た商社マンの鳴海涼介(櫻井翔)が初授業をすることになる。
明日からの授業をどうするか頭を悩ます鳴海は本屋で「アクティブラーニング」の本を手に取ります。
それがこちらの本でした。
そうして鳴海校長の初めての数学の授業でアクティヴラーニングを始めたのが最初でした。
教師が一方的に教えるのではなく、生徒たちに「教え合い学び合い」をさせることを目的とした勉強方法のようです。
生徒たちは自由に席を立ち、様々に声を掛け合い、問題に取り組み始めます。
解けた人は解けない友人たちに教えてやる。分からない子は解けている子にヒントを貰ったり、答えを導くような解き方を教わりに行く。
しかし、初めてのアクティブラーニングは結局問題を解けなかった生徒たちがほとんどという結果に終わってしまう。
登場してきたばかりの鳴海に学校方針などを引っ掻き回されている京明館の教師たちは鼻で笑ってそれを見ていました。
自分で教えられないからって授業を生徒に丸投げしているだけだ、と。
しかし鳴海はこの時、生徒たちに良い事を言いました。
「今日、僕がやりたかったのはアクティブラーニングという授業なんだけど、先生が一人でしゃべって黒板に書いて、みんなはそれを聞いて書き写すだけって言う授業はつまんないかなって思ったから。だからまぁ、みんなで教え合って学び合う、っていうのをやってみようとしたんだけ、ど…。」
鳴海は続けます。
「みんなの先生はみんなの中にいます。数学が苦手だなって言う人は、自分より少し分かるっていう友達と一緒に考えたら、解き方が見えてくるかもしれない。だってその友達なら、自分がどこでつまずいたかっていうのも分かってくれるはずだろ?教える側だって人に説明することでより深い理解が出来る。」
クラス中はシーン…、でしたが真面目な教師・真柴ちひろ(蒼井優)にはなにか感じるものがあったようです。
いまや京明館高校では一般的になった「アクティブラーニング」ですが、この時は教師全員が否定的でした。
しかしすごく良い授業方法だなと感じました。学校は「生徒が受けるだけ」、「先生主導」なんて誰が決めたのでしょうね。
学ぶ側がメインなんだから、生徒たちが分からない時は分からない、と声を上げられる環境にないとおかしいわけで、だって先生たちのための学校ではないから。先生たちは子供たちがいなければ仕事がないわけですからね。子供を育てる、生徒たちのための場所なんですよね。
生徒達が抱えている、悩んでいる心の内を声に出して誰かに話せる、分からないと周りに助けを求められる、そういう雰囲気を出せて行ける環境作りが出来たら指導者としてこんなに素晴らしいことはないですよね。
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