『Doctor-X』5期・第5話、若き天才棋士・五反田五郎五段(間宮祥太朗)の病名は寄生虫による「有鉤嚢虫症(ゆうこうのうちゅうしょう)」だった!!
将棋ロボットAI・マングースとの生放送対局中、腕に絆創膏を貼った右手を突然けいれんさせ、意識を失ってしまった将棋界の若きエース、五反田五郎(間宮祥太朗)。
それをテレビで見ていたドクターXこと大門未知子(米倉涼子)たち。
倒れた五反田は東帝大学病院に運ばれてくる。
未知子の働く東帝大学病院の外科副部長、鳥井高(段田安則)はAIヒポクラテスを使い、これを「脳膿瘍」と診断。
右腕だけの痙攣、右足だけ、右手だけの脱力、しかし全身検査や数値の点では何も異常は見たらない。意識を取り戻すと落ち着ている。
そんな五反田の様子をじっと見ていた未知子は、CT画像などの検査結果を見て「脳膿瘍」と言われても、どこか何かが引っ掛かり、納得がいかない。
「なんか違う、なんか違う!」
ひたすら頭をひねらせる。
五反田の病室にやって来た未知子はふとテーブルの上にあった将棋雑誌に目を落とす。
「五反田五郎五段の強さの秘密!」と書かれた記事には五反田の行きつけの焼き肉屋さんの紹介が。
勝負の前には豚トロ弁当を頼む、と書かれてある。
その焼き肉屋さん・聖々苑を訪ねてみるとやっぱり五反田の姿が。
「脳にメスを入れるんです。勝負メシくらい食べさせてください。」
そう言う五反田を渋々許す未知子。
腕を診ている未知子。右腕に小さな膨らみがあるのに気付く。
気付いたら出来てて、試合の時には絆創膏を、と五反田。
「いつから?」
「先月くらいかな」
話しながら五反田は網に載せた豚肉を充分には焼かずに生の状態で食べようとしている。慌てて止める未知子。
「僕これくらいレアなのが好きなんですよ」
五反田はそう言った。
その言葉にハッとする未知子。
「最近海外行った?」
去年、将棋の親善大使で何ヶ国か回りましたけど、と五反田は答える。
「その時も食べたの?レアな豚!」
はい、と五反田。
五反田の背中を見ると絆創膏を付けて隠していた右腕のものと同じ膨らみが背中にもあり…。
そして未知子は東帝大学病院・蛭間院長(西田敏行)と鳥井高外科副部長がAIヒポクラテスで若き天才棋士・五反田五郎五段を診断し、救ってみせると記者たちに大々的に会見を開いている途中に、独断で五反田のオペを開始。慌てて駆け込んでくる鳥井に、新米外科医の西山直之(永山絢斗)が病名を聞かせる。
「虫です。」、と。
驚き、声を上げる鳥井。
「有鉤嚢虫。」
寄生虫じゃないか、と言う鳥井に、頷いてから西山は続ける。
「大門先生は、患者が海外でレアに限りなく近い豚肉を食べたことを知ったんです。それで検査をしたら腕と背中から2匹の有鉤条虫の幼虫、つまり有鉤嚢虫が検出されました。」
それを聞いていた海老名外科副部長(遠藤憲一)が「有鉤嚢虫症」を説明する。
「有鉤条虫に感染した豚肉を摂取すると、体内で卵が孵化して嚢虫になる。その嚢虫が脳に寄生すると、頭痛や痙攣発作、局所神経症状を起こすんだ。」
こうして未知子の手術で有鉤嚢虫を全摘出された若き天才棋士・五反田五郎は再びの人工知能のAI将棋ロボット・マングースとの再戦で、見事勝利を収めるのでした。
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今回も面白かったです。スカッとして気持ち良かったですね。
五反田くんが未知子を信頼していく感じも良かったです。
この後10時からのフジドラマ『刑事ゆがみ』でも寄生虫寄生虫言ってて笑っちゃいましたけど(笑)。
良いですね、未知子。格好良いです。勉強や研究、考えることを諦めないところが素晴らしいです。
それにしても蛭間は全てにおいてタイミングが悪くて、哀れになるレベルだ。
会見するタイミングとかもう少しずれていれば身内だけで収まるような、騒ぎにはならず終わるような問題なのに、何やっても裏目に出て、哀れに見えてきました(笑)。
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