『監獄のお姫さま』第4話で判明!姉御(森下愛子)の罪はなんだった??夏帆と同じ冤罪??高田純次の罪を被ったの??
ヨーグルト姫(夏帆)の事件が冤罪であることにいち早く気付いていた元タレントの女囚・財テクこと勝田千夏(菅野美穂)。
詳しく聞きたい馬場カヨ(小泉今日子)。
結構他人の罪を被っている人は多い、と千夏は言う。そこで例に挙がったのが姉御(森下愛子)だった。
千夏は語り始める。セリフ全文でお届けします!(笑)
「足立明美。赤坂の高級クラブのママから関東極端会(きょくたんかい)三代目組長・足立鉄也(高田純次)に見初められ、極道の妻にのぼりつめるも…」
ここで回想シーンが始まる。
背中に大きな龍の入れ墨をこしらえた明美が背中を出してうつ伏せに寝ている。
その時、柄物シャツを着た伊勢谷友介が勢いよく駆け込んでくる。若い組員の様子。
「姉御!マトリが親父の身辺を嗅ぎ回っています。」
「何だって!?わけえの!」
驚く明美は思わず振りむいて体を持ち上げる。
目のやり場に困る若けえの(伊勢谷友介)。
「国内最大量のシャブの取引。裏で親父が手を引いてるって…」
若けぇの話しに言葉を失っている様子の明美。
それを良いことにチラッとだけ明美の体を見ている若けえの。
「あれほどシャブには手を出さないで、と言ったのに。」
着物に身を包んだ明美は言う。
「わけえの!いつなんだい?その取引ってえのは、若けえの!」
「今夜11時に、大黒ふ頭で。」
わけえのは感極まって来る。
「逃げましょう姉御!俺と、今すぐここから!」
「わけぇの…」
「姉御!大好きだぁぁ」
若けえのはそう言って後ろから明美を抱きしめる。あんあん言いながら抵抗する明美。
「あきまへん!」
突き飛ばされる若けぇの。
「うちの人が危ないシノギに手を染めるのもなにか考えがあってのこと、極道に道を踏み入れた以上、ついて行くしかおまへん。」
「姉御…」
「この世はでっかい宝島…」歌うように呟く明美。
「アドベンチャーどす!」
そしてその約束の時間、車に乗っていた明美は夫の鉄也に「お前はここで待っとき」、と言われる。
「懲役食らうのはわしだけで充分や」
そう言い残し、鉄也はバタバタと夜道に走り出し、迎えに来た黒い車に乗り、慌てるように逃げるように去って行った。明美ぽかん「?」。
ここで待つように言われた明美はその車の中でしばらくの時間を過ごしていたが、やがて車の窓が叩かれる。
「厚生労働省、麻薬取締部の者です。」
ここで千夏の解説が復活。
「夫に嵌められた姉御は現行犯逮捕。」
麻薬取締部の男性が明美の乗っている車のトランクを開けると中には荷物に紛れ込んだ大量の白い粉が。
「その隙に夫は国内最大量の麻薬取引に成功して400億の利益を得て、一方姉御の罪状は薬物法では最も重い、営利目的による輸入売買で懲役5年の実刑。」
罪を認めてしまったんですか?、と馬場カヨ。
「夫のためにね」、と千夏。
「形だけや、形だけ」、と面会に来た夫・鉄也の回想シーン。
渡された書類は緑色の「離婚届」。
「神戸のオジキがコレやねん!全てお前が勝手にやった事にせんと、なっ?組の看板守るためや!」
「かたち、…だけよね…?」
涙が溜まっている明美。
「あぁ!形だけや!出所したら必ず迎えに来るよって、再婚しよ!なっ!」
ということで明美はひとり身になり、実刑5年の無実の罪を償っているのでした。
なんか姉御、お偉い立場の人のはずなのに緊張感ないなー反省の色ないなー、なんか軽いな~と思ってましたけど(笑)、こういうことだったんですね。女優(坂井真紀)も常におちゃらけた感じで毎日反省の色ないですが(笑)。
それはまた女優の回を楽しみに待ちましょう!