『コウノドリ2(2017年)』シリーズ2・第4話ネタバレ!帝王切開後の自然分娩(トーラック)を希望していた秋野蓮(安めぐみ)は結局どちらの方法で出産したの?
上の子を可愛がれないのは帝王切開のせい?自然分娩なら愛せるの?トーラックを望む安めぐみの結果は?
『コウノドリ』第4話は二人目妊婦の秋野蓮(安めぐみ)のお話。
1人目の美奈ちゃんを帝王切開で出産した蓮は大きなお腹で毎日の生活に追われる。
幼稚園生の美奈は自我が芽生えて、イヤイヤ期も重なり、やりたい放題。
だんだん母親の言葉を聞かなくなっていく。
そんな美奈にイライラが募り、きつくあたってしまう蓮。
寝顔を見ては自己嫌悪。
そんな蓮に今までくすぶっていた思いが頭をもたげてくる。
―――美奈を帝王切開で産んだからじゃないか??
痛みから逃げて楽して産んだから??
この子に愛情が上手く湧かずうまく愛せないのではないだろうか??―――
そこで蓮は今度こそこのお腹の子を自然分娩しなくては、と考えるようになる。
「産道を通して産むからこそ愛情が湧くのだ」、と信じ込む。
しかし蓮は美奈を帝王切開で出産している。
お腹を切ったあとの自然分娩は様々なリスクが高い。
切り目が入った子宮が避けてしまう子宮破裂は1000人に5人の割合で起こるという。
しかしそのリスクも理解したうえで希望したいのだ、と蓮は言う。
これまでの産婦人科では断られてしまったため、トーラック(帝王切開後の自然分娩)を受け入れてくれるペルソナ総合医療センターにやって来た。
担当した鴻鳥サクラ(綾野剛)は出来るだけ妊婦の希望に沿いたいという。
人員不足の今、リスクの高い妊婦の希望をいちいち聞いてられない、とペルソナでも意見が対立。
一方、トーラックを目指し、毎日をイキイキと過ごし始める蓮。
夫(前野朋哉)・美奈にも蓮の笑顔につられて笑顔が戻る。
安めぐみ・結局トーラックはできた??
そしてとうとう37週で陣痛が付いた秋野蓮。
ペルソナ総合医療センターにやってくる。
初めての陣痛に耐える蓮。
「あの、生まれるのって何時ころですかね?」とおそるおそる夫。
「は?」、とベテラン助産師・小松(吉田羊)。
「もし間に合うようなら、この後、同僚たちと屋形船に乗る予定で…」
「やぁ~かた、ぶね!?」食い気味で声を張り上げる小松。
「え、…す、すいません…」
「…やぁ~かた、ぶねぇっ!!?」
「………」
そんなこんなで連の子宮口は陣痛が始まってから6時間でいまだ4cm。
長くかかりそうだと産科医・下屋加江(松岡茉優)。
痛そうな苦しそうな、ただひたすら痛みに耐える蓮を不安そうに見ている娘、美奈。
汗をしつこく拭きまくって怒られる夫。
なんでそこまでして下から産みたいのか、と理解できない研修産科医の赤西(宮沢氷魚)。
あんなに苦しんで痛みをわざわざ、下から産んだ方が赤ちゃんだって安全なのに。
そんな思いが消えない。
夜を病院で越す事になる夫と美奈。
待合のベンチで眠ってしまった美奈のために毛布を届ける赤西。
ふと夫が赤西に呟き始める。
「まさか、こんな大変だとは思いませんでした。女性は命懸けで出産に立ち向かっているんですね」
去って行こうとする赤西を呼び止める夫。
「先生!先生たちも大変ですね。僕たち夫婦のワガママを聞いてくれて本当にありがとうございます。」
そう言って夫は赤西に向けて大きく深く頭を下げた。
それを見詰める赤西。一人廊下を歩いて行く。
次第に顔つきが変わって行く赤西、足取りが早くなっていく。
夜を越し、朝がやって来る。
ベンチで夜を越した夫の隣に下屋がやって来る。
帝王切開に切り替えることになるという。
「嫌です!絶対に嫌です!」
目の前にはサクラ。このままだとお産が進まない、と伝える。
蓮を優しく摩り続ける小松。不安そうな美奈。
ベンチから蓮の部屋に入って来る夫と下屋。
サクラは続ける。
「陣痛促進剤を使うと子宮破裂のリスクも上げることになりますから、それも使うことが出来ません。」
「私はまだ我慢できます、頑張れます…」
「でもこの状況はお母さんにとっても、赤ちゃんにとっても良い状況とは言えません。」
泣き出す美奈。
「ママ、だいじょうぶ…?」
「なぁ、もういいんじゃないか…」、と夫。
蓮は首を横に振る。
「私は頑張って下から産むの。良い母親になるの。ごめんね美奈、ママもっといいママになるからね」
すると涙をためた美奈が言う。
「ママは頑張ってる」
「蓮はいい母親だよ」、と夫も声を掛ける。
涙する蓮。夫と目を合わせ頷きあう。
サクラに頭を下げる夫。頷くサクラ。
「よくここまで頑張ってくれたな」蓮に夫がそう伝える。
屋形船残念だったねぇ、と小松。
バカなこと言ってすみませんでした、と夫。微笑む小松。
いよいよ帝王切開手術となる。
研修期間が終わってしまう赤西に前立ちするかと問うサクラ。
やります、と赤西。
サクラと下屋の指導を受けながら手術に挑む。
たどたどしい手つきながらも、赤西は生まれてきた赤ちゃんに純粋に感動し、興奮した様子で「おめでとうございます!」、と何度も声を掛けている。
取り出された赤ちゃんを見詰める蓮。
ホッとしたのと喜びで涙が流れ落ちる。
隣に来た小さな赤ちゃんを見て、思わずつぶやく。
「かわいい…」
そこへサクラが声を掛ける。
「秋野さん、赤ちゃんもこんなに頑張ってくれたお母さんに感謝しています。どう産んだかよりもどう思って産もうとしたか、その想いはきっと赤ちゃんに伝わっています。美奈ちゃんにとっても、そして赤ちゃんにとっても秋野さんは世界一のお母さんなんです。」
はい、と涙をこぼす蓮。
「おめでとうございます。」
その様子をじっと見ていた赤西吾郎。
ペルソナでの研修期間が終わる。
三連休いかがお過ごしですか?チームコウノドリは絶賛撮影中❗️そして、コウノドリ第4話は今夜10時放送です❗️皆さんぜひご家族そろってお楽しみ下さい❗️
#tbs #コウノドリ #安めぐみ #前野朋哉 #トーラック pic.twitter.com/SNa11iA6vW— 『コウノドリ』DVD3月28日発売 (@kounodori_tbs) November 3, 2017
といった感じでした。
陣痛がついてからなかなかお産が進まず、一日を過ぎても状況が変わらず、とうとう帝王切開に切り替える事となりました。
母体の消耗や、赤ちゃんの安全を守るための苦肉の策だったのでしょう。
長引いてましたからね。
こういう意識、今でも多いのでしょうか、自然分娩神話説。
する前の一般的な意識よりも、むしろ(帝王切開を)やった方たちの方がその思いは強いのかもしれません。世間体だとか、親戚たちからの言い方など。
そんな世の中は良くないですが、気にするなってのは無理な話で、周りがそう言う空気に気付いていてあげるのが一番の理想なのですけどね。
しかし世の中が妊婦さんをそんなに重視していないというのもあって、むしろ社会では働く妊婦さんて無関心な対象というか、まだまだ風当たり強いですよね。そんな社会の中で自然と引け目に感じていってしまう、まだまだそんな世の中なのかもしれません。
産み方なんて関係ない、本当はそんな事、うすうす自分でもわかっているのかもしれない。
それでもどこかに責任転嫁しなきゃやっていられないほど育児がつらい時期っていうのがあるんですよね。心から愛していても、です。
しかもそのある一定の時期が永遠に続くのではないかと思えてしまう。
産んだお母さんたちだけがどんどんつらくなって行くんですよね。
だってお母さんて頑張っても頑張っても褒められないし、でも何かあったりトラブルが起きた時だけ責められる。
お母さんたちがもっともっと生きやすい社会や世の中になっていけたらいいなぁ。