『ドクターX』第5期・第2話ゆとり新米外科医・伊東亮治(野村周平)が医者を辞めたのはなぜ??医者を辞めた後はどうするの?
第2話限りでゆとり新米外科医集団の一人、伊東亮治(野村周平)が『ドクターX』から離脱してしまい、話題になっています。
いつも伊東亮治は西山(永山絢斗)、有馬(中林大樹)、黒川(上杉柊平)たちと4人で行動を共にしていた。
彼らはいつでも淡々とし、飄々とした態度を貫き、そのうちに院長回診をもさぼるようになって行く。
注意してもスマホのアプリゲームをピコピコしたり、先輩の話すら聞いてなかった、と言い退ける始末。
そもそも医者を目指した理由が花形でステータスだからと平気で先輩たちの前で言っちゃう。
しかし仕事面では熱心に論文に当たったり、まじめに勉強をする面も持ち合わせており、中でも伊東は群を抜いて優秀だった。
第2話では伊東の母親(中田喜子)が東帝大学病院に挨拶にやって来た途中で、吐血し倒れてしまう。
海老名先生(遠藤憲一)の「誰か―!血い吐いたぁー!」は笑った(笑)。
病名は進行胆のうがん肉腫、ステージ3。相当難しい手術になるという。
しかし優秀な伊東は淡々と「肝膵十二指腸同時切除」を提案する。これならば根治ができる唯一の術式だ、と。
そして大勢のカンファレンスの場で「このオペ、海老名先生では難しいかと」、と悪びれずに発言。
「異議な~し!私できま~す!」手を挙げる大門未知子(米倉涼子)。
「でも、大門先生、バイトっすよねぇ~」、とこれまた悪びれずに伊東。
こうして母親の手術に伊東と大門であたることになる。
医者を辞める宣言をした伊東亮治の言葉はコレ!!全文掲載!!
主治医・伊東亮治、第1助手に大門未知子として、母親の手術が始まる。
しかし中盤、損傷部位が見付からず止血ができず、増えていく出血量にパニックになり始める伊東。
心臓を止めて損傷部位を修復すると発言したまでは良かったが、思うように動けない。
見かねた未知子が伊東をどかし、手術に当たる。
その手際の良さに息を飲むのも忘れるほど、伊東の完敗だった。
そして日本医師倶楽部の会長・内神田会長(草刈正雄)の命により、今回の肝膵十二指腸同時切除達成した若きドクターとして成功記者会見を開くことになる。院長・蛭間(西田敏行)と海老名に挟まれ、真中に座る伊東。
「我が東帝大学病院医局から新しいスターが誕生した」、と話す蛭間。記者たちから歓声が上がる。
挨拶を、と促され、不安そうな重たい表情で隣の海老名を見る伊東。
謙遜しなくていいから胸を張って言え、と海老名が優しく微笑む。ゆっくりと伊東が口を開く。
「今回の件を通して、つくづく医者というのはすごい、と思い知りました。自分がどの程度の者か、ということも。」
たくさんの記者たちが注目するなか、伊東は顔を上げる。
「なので、僕は今日、医者、辞めます。」
場が一斉にざわつく。
何かこの病院の体制に問題でも?パワハラですか?いやがらせ?いじめですか?
記者たちが一気にまくし立てる。パニックになる蛭間と海老名。
「「私は諦めない」、「意地を張るのと覚悟を決めるのは別だ」、そして「私、失敗しないので」、尊敬する大門未知子先生の言葉です。今回のオペはほとんど大門先生がしました。大門先生が母を救ってくださいました。」
大門?執刀医が違う?どういうことですか?空気が変わって行く会見会場。
大きな複数台のカメラがこの光景をしっかりととらえている。
「医者を目指すなら、誰だって、大門先生の領域を目指すべきです。大学の医局員だとかフリーランスだとか、そんなの関係ないです。「私、失敗しないので。」医者であるならそれを言いたい、いや、言えるべきです。少なくとも僕には無理です。覚悟も足りない。自分というものがなんなのかよーく分かりました。」
伊東は身を乗り出し、いつものイントネーションで「これも、大門先生のおかげでス~」、と言い残し、深く頭を下げ、1人でその部屋を出て行ってしまった。歩いて行く伊東にたくさんの記者たちが張り付いて質問を投げかけている。
大門先生とはどういう方なのか?たちまち会見会場中に大門の名前が飛び交う。
それをテレビで見ていた内神田。画面には「手術成功会見で不正発覚!?名誉欲しさに執刀医すり替えか?」の見出しが。
怒りを露にする。
「これ以上の屈辱を、私は知らない。」
優秀外科医・伊東亮治は医者を辞めて何になった??
この会見を最後に伊東亮治は東帝大学病院から姿を消しただけでなく、医者自体を辞めてしまったという。
馴染みの麻酔科医・城之内(内田有紀)の話によるとミュージシャンになるのだという。
「うそ~!」、とはしゃぐ未知子。
「担当はね、ベース!なんかさ、ベーシストって潰し利かないって感じしない?」、と城之内。
笑って盛り上がる一同。顔がゆがんでいく名医紹介所所長の神原(岸部一徳)。
「なんかさ、暗いの!照明当たってないから!地味なの」
「わかる~!」、と未知子も乗っかる。
「音も地味なの!」
そんなことないわよ、と神原。
怒ってる?、と神原の顔を覗き込む一同。
怒ってないわよ。
なんか顔が怒ってるよ?
という、タイガース・ベーシスト出身の岸下一徳さんのふくれっ面で第2話の幕が下りました。
最後、飄々と去って行く伊東を見た海老名先生の「若いって良いですよね」、の一言はよかったです。
なんか、切ないけど、好かったです。
つくづく海老名先生可哀想な回でしたけど、なんか最後よかったです。
伊東くんゆとりなのかな、この子の個性って感じもしますけど、間違ってはいないですよね。
ゆとり世代だって実家の母が倒れたら動揺しますよ?(笑)
院長回診なんかに時間を使うなら論文書いたり勉強に充てたいし(これは西山論(永山絢斗)でしたが)、それを証拠にしっかり勉強して術式を考え抜き、堂々と発表出来ていましたもんね。なかなかできる事ではないです、本当に勿体ないくらい優秀だったのだと思います。5時きっかりに上がってライブに行っちゃう感じは若者ですが。
でも変に残業する美学は良くないと自分は思っている派なので(笑)、これも賛成でしたよ。
日本人は仕事やしがらみに自分を犠牲にし過ぎですよね。蛭間院長にへこへこしている大人は本当にこれでいいと思っているのでしょうか。
そういう美学はもう終わりにしてほしいです。したい人は良いけど押し付けないで頂きたい!
やはり他人を思いやる気持ちはいつの時代もどんな間柄でもとても大切なものですが、でもゆとり達のように端から大人たちを信用していないサバサバしていて淡々とした感じ、見てて新しい風って感じで気持ち良かったです。好意的に見ていました。
今回限りで野村周平さんの出演は終わってしまったようです。公式HPのキャスト欄からもいなくなってしまいました。
もっと見たかったなぁ。淡々としている伊東くん。野村さんこれ演技してないよね?(笑)
あのイントネーションすら素だと思って見ていました。それって演技がうますぎるのか?演技していないのか??(笑)
またひょっこり現れて欲しい!
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