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『小さな巨人』第7話岡田将生がユースケを手伝った理由は!!【ネタバレ】

『小さな巨人』第7話・山田春彦が内偵捜査中の江口を手伝った理由は!!?

毎回詰めが甘いぞ!香坂!!上司の小野田も意外と大変!?

信念が一本立っていて、ぶれずに真実を追い求める香坂真一郎(長谷川博己)。
毎回毎回いいところを突き、所轄全員で一致団結し、所轄が所轄を信頼しあって、その熱意が捜査一課をも動かしてきた。
数々の名場面を作って来た香坂ですが、毎回最後にはひっくり返されてしまいます。
頼りは「刑事としてのカン」と「覚悟」で証拠がいつも弱い!!
まだ時期尚早な段階でこいつが怪しい、こいつを任意で引っ張りたいなどと言ってしまう。
それが偉い立場の人物でも厄介な人物でも関係なく言い出すので、上司としてはヒヤヒヤものでしょう。
今のところ捜査一課長の小野田(香川照之)は敵なのか、味方なのかは分かりませんが、香坂のことを買っています。
それは事実だと思います。
刑事としてのいろはを香坂に叩き込み、ここまで大きくしてくれたのは小野田でしょう。
小野田のあとも香坂が継ぐのだと小野田自身が第1話で話している場面もありました。
しかしその手厚い指導のお陰?で香坂はどんな場所でもどこまでも突っ走っていく部下になりました(笑)。
その後処理は、小野田がもし良いヤツというテイで見てみたら、どえらい大変さだと思います。

小野田も正義の信念はありつつも、上との板挟みで苦しんでいる立場かもしれませんよね。
現場の気持ちをよく知っている渡部(安田顕)が、たとえ建前でも香坂や山田を自由にさせないのは守るためでもあるのだ、と香坂や山田に厳しくする小野田の命令と、わずかな時間でも足を動かしたい香坂たちとの板ばさみに苦しむように、小野田も、ノンキャリから身一つでここまでのし上がってきた弊害や敵を体で体感してよく知っているでしょうから、香坂たちが事件に向き合ううえで感じている苦しみなども分かっているでしょう、多少荒っぽい捜査も自身にも見覚えがあるでしょうし。いい部下と買っているが、その真っ直ぐさに辟易してしまうこともあるではないでしょうかね(笑)。
小野田が悪いやつだったら、香坂をどんどん左遷して下の方へ追いやっちゃえばいいのですから。
元捜査一課長の三笠(春風亭昇太)や元捜査一課長の富永(梅沢富美男)を平気で疑う香坂に、普通だったら胃薬ものですよ(笑)。
香坂は容疑を吹っ掛ければいいけど、その後捜査に当たるのは捜査一課だし、責任を取るのは小野田だし。
ましてや富永は小野田の恩師です。小野田の精神もハンパなくきついものがあると思います。
毎回毎回強気で正義感溢れる香坂ではありますが、小野田から言わせれば、勝手に動いちゃダメだけど、余計なことはしてほしくないけど、それでもそこまでそんなにも言うならば、200%以上の証拠を自分の前に持ってきてから言え、ですよね。
そして今回200%の覚悟で臨む宣言をした香坂は富永が嘘をついている事を暴きました。事件当日のアリバイを崩しました。
しかし、まだちょっと甘いような…(笑)。
事件当日の3日前になくしたはずのペンが事件当日の富永の胸ポケットに写っていたことを指摘しましたが、これだけじゃあ弱くないですかね。ああいう記念の品というのは余ることもあるし、事務所にいくつか置いてあるものだし、なくなったから代わりのものをまた胸に挿していても何の不思議もないですよね?なんか甘いような…。
そして実際に「富永が殺人をした」かどうかの証拠は結局なにも出てこなかった。
例え、江口の件が富永によるものだったとしても、富永ほどの人物なら外部から人を雇った可能性もあるし、何もかも証拠が甘い!揃えたものは、事件当日の証言の嘘を暴いた事と、富永の犯行として考えればすべてのつじつまが合う、という仮説くらい。
香坂は殺人についてが聞きたいがために引っ張りたいと小野田に言った。
引っ張る理由がもう証拠が見付からないからお手上げと言ってるようなもの!
そしてまたもや最後はひっくり返り、小野田により、富永は任意同行したものの無罪放免となりました。
元捜査一課長と現捜査一課長が手を組んだことにより、もう香坂たちが富永に手出しをすることは許されなくなりました。
う~ん!甘いんだよなぁ、早いんだよなぁ!なんか自分たちで状況を苦しめていないか香坂!!!
長くなりましたが(笑)、今回は前回までの山田の単独行動の理由が明らかになりました。
ここでまとめてみますね!

『小さな巨人』第7話で判明!山田が江口を極秘に手伝っていた理由とは!!

同じ所轄の刑事が容疑者として逮捕されたことを受け、怒り狂う小野田捜査一課長(香川照之)。
またもや香坂は所轄は指示があるまで待機!と言い放たれてしまう。
それを受けて豊洲署の同僚刑事たちもこの事件からは手を引くような態度に。
この事件についてを一番深く知る山田はいまだ拘留中。
やる気を向けているのは香坂と三島佑里(芳根京子)のみ。
どうしても有力な情報が少なく、捜査が思うように進まない。
やはり、山田から聞かなくてはいけないことがたくさんある!そう思い立った香坂は大胆な行動に出る!
なんと山田春彦の父、内閣官房副長官・山田勲(高橋英樹)を使ったのだった。
こうして山田は釈放され、豊洲署に帰ってくる。
息子が容疑者とはどういうことか、と事情を問い詰められた小野田は電話でヒヤヒヤ(笑)。
そして傷心した山田が豊洲署、香坂の前に現れる。
「父を使うだなんて、随分、残酷なことをしてくれるんですね」
悪かった、と香坂。それから早速山田に質問をぶつける。
どうして単独で、江口警部の内偵捜査を手伝うなんてことをしたのか、と。
「危険だと分かっていても動いたのは、そのお前の「父親」が関係しているのではないか」
山田は観念したように、香坂に話し始める。
「早明学園の不正な土地売買に関わっていた政治家がいます。それが僕の父だったんです」
山田は続けた。
その証拠を江口に見せてもらった、と。
江口は失踪した横沢(井上芳雄)が手に入れていた裏帳簿のコピーを持っていた。
その「早明学園寄付者名簿」の中には「山田勲」の名前があった。山田は続ける。
「父は、官僚になる前は刑事局長を務めていました。その父の下で働いていたのが、当時、捜査第一課長だった富永さんだったんです。その後、早明学園の専務となった富永さんと父は、土地買収に絡んだ癒着関係にありました。その裏帳簿の実物さえあれば、父の不正も明らかにできる、僕にとっては譲れない問題でした」、と。

父の不正を暴きたい、江口への信頼などもあったのでしょう。
警察組織というのは厄介ですね、つくづく胸糞です(笑)。
しかしその警察組織は強力な大きな力で団結されていて、その下の方で何人かの小さな刑事たちが正義の元、わちゃわちゃ動き回ったとしても、痛くもかゆくもないのでしょうね。香坂たちのやることは意味がないのかもしれないとすら思えてきますね。
このようなことはあってはならないことだけど、どうすることもできない現実。
悔しいですねぇ。
癒着なんてものはあって当然、あった方がが良い事もある、と山田の意見は小野田に簡単に吹き飛ばされてしまいました。
正義をもとにひた走っている香坂や山田は小野田にとっては幼すぎるのかもしれませんね。
しかし、出来れば小野田は良いヤツであって欲しいです。
香坂たちと同じ気持ちを持って走ってきたことを思い出し、警察体制を変える第一人者になって欲しいところです。