テレビ

『CRISIS(クライシス)』第7話「坂本」パソコンのパスワードは!?【ネタバレ】

『CRISIS(クライシス)』第7話・「平成維新軍」「坂本」(今井悠貴)のパソコンのパスワードはこれだ!!

第7話・「平成維新軍」のメンバー?な少年を拘束!

かつてハッカー集団「TruthTroopers」に所属していた特捜班の大山玲(新木優子)は、その「TruthTroopers」の時のメンバーが「平成維新軍」なのではないかと特捜班の面々に打ち明ける。
そしてその「TruthTroopers」を立ち上げる前、「坂本」と、「岡田」を名乗っていた自分は2人である計画を練っていた事があった、と大山は言った。
栄進銀行のデータに入り込んでお金を奪う計画。
そのウィルスコードを二人で作っていたのだ。
その計画は結局失敗に終わったが、その後、メンバーが集まり「TruthTroopers」は見事結成された。
しかし途中から怖くなった大山はのちに一人脱退していた。
その時にやり取りしたメールアドレスからとうとう「坂本」を見つけ出した特捜班。
しかし大山玲の目の前に現れたのは高校生の、まだ幼い少年・大庭明人(今井悠貴)だった。

大山玲と話す「坂本」に笑みが!?「岡田」と「坂本」のやり取りも!

拘束し、特捜班班長の吉永(田中哲司)が事情聴取するも表情一つ変えない、口も割らない、時間だけが刻々と過ぎていく。
「平成維新軍」の仲間の話をした時だけ、少し動きを見せるも、言葉を発しようとはしない。
しかし、はじめて大山のことを見たあの瞬間、「坂本」はすぐになにかに気付いたようだった。
その幼過ぎる少年は確固たる意志と高い知能を持った人物だった。
何も話さないまま「平成維新軍の犯行予告の日」が近づいていく。
親しい友人も彼女もいない、部活動も入らずめぼしい趣味もない、大庭明人にとって「平成維新軍」の仲間との活動だけが生活のすべてだったのだろう、と吉永。しかし田丸(西島秀俊)は言う。
「すべてだからこそ、理解して欲しいと思っているはずです」
そして稲見(小栗旬)は大山に話して来い、と伝える。
「坂本」を一番理解できるとすれば大山だ、あいつも大山になら口を開くかも、と。
そして大山は「坂本」の前にやって来る。監視カメラの電源を落とすよう指示をし、二人だけの空間を作る。
電源が落ちた音がすると、「坂本」は一気に話し始める。
「もしかして、君が岡田以蔵?」
そうよ、と大山。お互いに、もっと歳取ったおっさんかと思ってた、と微笑み合う二人。
ある日突然消えたから捕まったか死んだかと思ってた。まさかそっち側に転向してたとはね。体制側の犬になった気分はどう?
突然堰を切ったように話し続ける「坂本」。
過去の栄進銀行の時の話になる。あの時どうやって栄進銀行のシステムに入ったのか、と坂本は大山に尋ねる。
同じ高校に栄進銀行のお偉いさんの娘がいた、その子と友だちになって家に招待してもらって、その家のパソコンの中に私達が作ったウィルスを忍び込ませた、と大山は答える。
すると「坂本」は言った。
友人という間柄に栄進銀行のお偉いさんがいるという事は、君は最初からそっち側の人間だったってことだ。きみにとって革命行動はお嬢様の暇つぶし程度のことだったんだ。いっときでも君のことを信用していたことを恥じるよ、と。
「公平と平等を売りにしている維新軍の人間が人を外側だけで判断するのね」
きみとはこういう話はしたくないな、裏切られたとはいえ、栄進銀行の計画を君と練っていた時が、僕のこれまでの人生で一番最高の時間だったんだ。そう言って「坂本」は大山に向けて微笑んだ。
「本当になにかを変えたかったから、人々の考え方を変えたかったら、姿を現して最前線に立つべきよ。そうしない限り、あんたはただの詐欺師で、誰の尊敬も勝ち取れない」
自分がチームを辞めたのは卑怯な自分に気付いたからだ、と言って涙を流し、席を立った大山を見た「坂本」は大きな動揺を見せた。
「いっときでも」信用していた「岡田」からの言葉は「坂本」にとってかなり響いているようだった。

「坂本」のパソコンを開くための「パスワード」とは!!坂本が一番固執していたものとは!?

「平成維新軍」の犯行予告の時刻が近付いて来ている中、拘束した「坂本」所有のパソコンがいまだ開けないでいる特捜班。
どんなトラップが仕掛けられているか分からないため、むやみに機械を使えないという大山は、独自にパスワードを探っていた。
しかし、ヒントもなにも分からない状態が続く。
もう一度「坂本」に接触することにした大山。
怒りを露に「自分の手を汚すこともなく、社会に混乱を起こすことがそんなに楽しい?」と責め立てる。
「きみの必死な表情を見るのが一番楽しいよ」、と笑って言う坂本。
そこでハッとしたようにパソコンに戻る大山。
パスワードを打ち込み始める。
坂本の一番思い入れが深いもの、二人で栄進銀行に忍び込んだときのことかもしれない。
「SO20140820」
坂本のS、岡田のO、そして栄進銀行に侵入した日付け。しかし失敗。
次に「OS20140820」
見事ヒット!
こうして、ようやく坂本のパソコンは開かれた。
吉永を呼びに行く稲見。帰り際に「坂本」をチラリと見る。
「お前、案外、センチメンタルなんだな」

「坂本」のパソコンの中に入っていたものは、官房長官、防衛大臣、財務大臣、総務大臣、厚生労働大臣たちの子供達のプロフィルと生活データ。
世襲を断って公平と平等をもたらす、ということのよう。
警備の弱い大学、また若い人たちも多いため、犯行に及んでも周囲に溶け込みやすいという利点から大学生(の子ども)にあえて狙いを定めている。
国会議事堂に厳重な警備態勢が敷かれる中、特捜班たちはそれぞれの子どもたちが生活する大学へと散らばる。
こうして事前に世襲を断つテロを未然に防ぐことに成功した特捜班たち。
結果報告を「坂本」にすると、残念だ、と口元を緩ませる大庭明人。
「でも、またすぐに維新軍の活躍を見られるよ」
今の時代、誰でもテロリストになれるんだから、と坂本は続ける。
「平等はあらゆる善の根源であり、極度な不平等はあらゆる悪の根源である」
坂本は微笑みながら立ち上がった。
「僕たちはこの国の英雄なんだ」
その頃大型匿名掲示板サイト「ふぁぼるん」には「平成維新軍」を支持する書き込みが次から次へと書き込まれていく。
「サイコー」
「参加希望」
「共に戦います」
「マジで神」
「この国のために」
「この国のために」
「この国のために」

大庭明人は逮捕されてしまいましたが、これからも「平成維新軍」は続くみたいですね。
あくまで「平成維新軍」のメンバーは手を汚さないみたいですから。
今日の実行犯も感化された人たちなのでしょうね。
これから西郷とか髙杉とかが具体的に出てくるのかな。
でも次は宗教団体に潜入捜査中の眞島さんのお話ですね、これも果てしなく胸糞悪そうな予感です(笑)。