『貴族探偵』第6話 執事山本の注目ポイント(捜査情報)はこちら!
『貴族探偵』使用人たちの捜査情報っておもしろいですよね。
貴族探偵の使用人たちの捜査情報のまとめ方って毎回面白いですよね。
今回の執事山本のまとめ方は新聞のようにまとめられていました。そしてそれを、鼻形曰く「ひるおび」のようにメイド田中が紹介してくれました。
捜査情報が新聞のようにまとめられていましたが、テレビ的にはささっと終わってしまって、全文が読めなかったのでまとめてみました。
高宮担当・執事山本の注目ポイント
桜川家花婿候補たち、3人死亡
高宮悟様
背後から襲われ考察される
15日21時過ぎ、神奈川県浦崎市にある桜川家の邸宅内に置いて、3つの殺人事件が発生した。その被害者の一人である高宮悟様は背後から首を絞められて殺された。最後に高宮様を見掛けたのは、19時頃リビングにいる姿である。この時、御前に挑発され、高宮様は襲い掛かろうとしたが、御前が見事にかわし、圧倒されてしまう。それが皆が高宮様を目撃した最後の姿であった
そして、21時ごろ、水口圭史様の緊急の電話を受けた桜川弥生様の報告を聞き、御前、運転手佐藤、高徳愛香様、鼻形雷雨様、豊郷皐月様、愛知川友也様が駆けつける。しかし、水口圭史様、尼子幸介様は何者かに殺されていた。残る部屋を開けてみると、高宮悟様の絞殺死体が横たわっていたのだ。田宮様は部屋の中央に、座り込んだ体制で死亡していた。これは何者かが背後から首を絞め、座り込んでしまった神谷様をさらに強く締め、確実に殺そうとした証拠である。物取りの犯行の可能性は低く、さらに殺害された3人の部屋は、桜川家の別棟に位置するのだが、発見時、全ての出入り口、窓に鍵がかかっていた。完全なる密室状態で起きた事件である。部家の鍵は殺害された全員の部屋全てが開いたままであった。
殺害された高宮悟様は住丸商事創業一族の血を受け継いでいる。この一首感は桜川家の婿選びの儀に参加していた。桜川弥生様の婿になるべく、他に殺害された水口圭史様、尼子幸介様、毒を飲み重症の金山俊市様らと、雉狩りに励んでいた。雉を仕留めた金山様が毒で倒れた後、運が回ってきたと思った矢先の出来事であった。
左手に握っていたボタン判明
水口圭史様のジャケットの左袖のボタン
高宮様の左手には、ボタンが握られていた。首を絞められた際に抵抗して、犯人のボタンが取れたものと思われ、調査を進めたところ、殺された水口圭史様のジャケットの左袖のボタンと判明した。
指紋は水口様と被害者である高宮様のものしか検出されなかった。水口様が高宮様の首を絞めた際にボタンがちぎれた可能性と、何者かが水口様のボタンを盗んで、首を絞め、手に握らせた可能性がある。どちらも有力な仮説。
このジャケット、ボタンはどちらもオーダーメイドで作られており、他の店などで手に入れる事が難しいものだという事も判明。よって、このボタンは確実に水口様のものと思われる。
水口様は三ツ橋製紙創業者一族。水口様は何者かにナイフで刺されて殺されていた。そしてその指紋には尼子様の指紋がついていた。さらに尼子様は何者かに撲殺されている。水口様は電話で子の方に話していた。「尼子が頭の左側を殴られて殺されている」と。確かにあおむけで横たわる尼子様を正面から見たら、左側から血を出しているが、自分にとって右側を殴られているという事を説明しなかったのはなぜか。水口様は初めて死体を見たから、興奮状態でそこまで頭が回らなかっただけか。真相は定かではないが、3人ともに犯人と思わしき痕跡は残っていた。
左手に握られていたボタンは水口様のもの。この時点で疑いは否応なしに水口様に向けられる。もしかしたら現場を困惑させるため、話あとこのような状態に犯人が仕向けたのかもしれない。なんとも謎の多い3つの殺人事件である。
水口様の部屋でジャケットを発見
高宮様の遺体の左手に握られていたボタンは水口圭史様のジャケットの左袖のボタンという事が判明した。高宮様が犯人に背後から襲われ、抵抗した際に取れたものと思われる。
ボタンが取れたジャケットは水口様の部屋にあった。何者かが侵入して持ち出した可能性もある。もちろん殺された水口様が高宮様を殺したという事も考えられるが未だ真相は分かっていない。
水口様のジャケットのボタンには指紋が水口様と高宮様のものしか残されていなかった。確かに水口様の部屋でジャケットは発見されたが、それが水口様が高宮様を殺したという決定的な証拠にはなり得ない。水口様も殺害されてしまった今、分かることはここまでと思われる。高宮様は左手でむしりとった理由は、彼が左利きだからだと思われる。しかし、むしりとったボタンは、指先から離れないまま手の中に綺麗に残されていた。もしも首を絞められていたとすると、犯人の動きを静止させようとして、ボタンが取れてしまったら、それを離してもう一度犯人の動きを止めようとは思わないだろうか。高宮様がボタンをむしりとった可能性、犯人がわざと残した可能性、どちらも捨てきれない。
山本手帳
春の風が頬を緩やかに撫でて通り過ぎる。そのコースを勢いよく3匹の蝶々が仲良く通り過ぎて行った。「バタフライ効果」という言葉をご存じだろうか。力学系の状態にわずかな変化を与えると、そのわずかな変化が無かった場合とは、その後の系の状態が大きく異なってしまうという現象のことである。地球の裏側で町長が羽ばたけば、その風が後々大きな嵐となって行くこともあるという因果を説明した言葉だ▼この3匹の蝶々を飛ばしてきた私の頬を撫でた風はどこの蝶が羽ばたいた風邪だろうか。どこからの風がこの蝶々たちを楽しませる風になったのだろうか。そして今回の3
一番面白そうな山本手帳が全部見えませんでした。
一番面白そうな編集後記的な「山本手帳」が一部しか読めませんでした…。
「バタフライ効果」とこの事件をどのように結び付けているのか…。この続きが読みたいです。