『小さな巨人』第6話疑惑の早明学園の深い闇とは!黒い癒着とは!?
『小さな巨人』第2章・豊洲編いよいよスタート!!
第1章の芝署編で、警察内部の情報を新聞社にリークした香坂真一郎(長谷川博己)。
その処罰による左遷で豊洲警察署へ異動となった香坂と元捜査一課の山田春彦(岡田将生)。
今回の事件は早明学園の経理課を務める横沢(井上芳雄)という男性が失踪した、というものだ。
しかし、早明学園の金崎玲子理事(和田アキ子)や富永拓三専務(梅沢富美男)、警視庁捜査一課長の小野田(香川照之)、そして山田もこれ以上は捜査はしない、と口を揃える。なにかが匂う香坂。
芝署の時のリークした相手、毎朝新聞社の佐川(好井まさお)に再び連絡を取り、香坂は早明学園についてを調べさせる。
自分のせいで香坂が左遷となったことを気にしていた新聞社の佐川は、なんでも協力する、と香坂にいう。
そして佐川の持ってきた情報で、早明学園の黒い闇が見えてくる。
早明学園の疑惑とは!黒い癒着とは!?
佐川の言うことには、
早明学園が一部の政治家と手を組み、仕掛けた不当な土地売買のからくりだった。
・国→早明学園へ、持て余している土地
早明学園は広大なゴミ埋立地など国が持て余している国有地(0円)を10億という高額で買い取った。
・早明学園→国へ10億円
その代わりに、国は学園設立の許可が下りるための便宜を図り、有名政治家を顧問にし、さらには外務省を通して海外の優秀な教師や留学生を招き入れた。
・国→早明学園へ、学園設立の許可
・国→早明学園へ、有名政治家の顧問
・国→早明学園へ、外務省のあっせんによる優秀な海外の教師や留学生
この癒着によって早明学園のブランド力は高まり、急激に台頭していくことになる。
そして今回の事件、早明学園経理課・横沢の失踪。
横沢と同じ経理課に勤める矢部(ユースケ・サンタマリア)は学園内の聞き込みをしている山田に声を掛ける。
「お久し振り」、と。
なんと矢部は実は元捜査二課の刑事だった。
今は名簿を人事課付けにして、警察署データとは名前を変え、「矢部」という偽名を名乗り学園の職員として、ある任務に就いていた。本名は「江口和夫」。すぐに江口に気付いた山田。
江口は山田が新人刑事のときに指導担当してくれた先輩刑事だったからだ。
江口は言った。
横沢は6000万を横領し、失踪したという噂があるが、それは違う、という。
実際はその逆で、癒着や不正を知り、不正を暴こうとしていたのが横沢だったのだと。
この学園が隠している闇取引、その政財界との癒着の証拠を捜査してたという江口は、横沢に接触し、証拠集めの協力をしていたという。
そして、その証拠といわれるのが、それがあれば政治家への闇献金がすべて明るみにできると言われる、早明学園の裏帳簿。
横沢はついにそれを手に入れたのだと話す江口。
そしてそれを江口に渡す前に横沢は忽然と姿を消してしまったのだ、と。
そして、6話の後半、ユースケは山田を呼び出す。
証拠のありかが分かった、横沢の居所も分かった、協力してくれ、と。
山田に張り付いていた同じ所轄の三島佑里(芳根京子)は、動きのあった山田の様子をすぐに香坂に連絡する。
車で追跡し、山田を探す。屋上の鍵がない、ということから二人は屋上を目指す。
階段の途中で銃声音が鳴り響く。辿り着いた香坂と三島が見たものは。
山田の立ち尽くす足元には江口の死体。
その場に遭遇した香坂は、息荒く震えるような山田の姿を見る。
山田は何も言わずに走り去る。その後を追う香坂。取り乱しながらも懸命に署に連絡をする三島。
山田春彦は殺人の容疑者として緊急捜査網が敷かれる。
追い掛けてきた香坂に山田は震える声で言う。
「香坂さんに早く報告すればよかった…」
香坂の目の前で、山田の手には手錠が掛けられた。
ユースケは結局どういうヤツだったのか、今はまだよく分かりませんね。
いくら新人時代にお世話になっていて恩師だったとしても、山田はちょっと甘い、というか。
恩師の力になりたいとか可愛すぎだけども(笑)。
そこを利用されちゃったのかな、ユースケに。
いつもは敵は味方の振りをする、味方なんて最初からいないんですよ、なんて香坂にメンチ切ってるくせに!
警察署にも極秘にされている人間が、いくらかわいい後輩だからって、自分の極秘任務の内容をぺらぺら話すでしょうか。
話さなくても察してしまうくらい優秀な警察官にバレたからと言って、ちょっと、手の内を見せちゃうのは潜入捜査官としてはダメすぎでしょ、って思うし。やっぱり利用されたのかなぁ?
でもさすがに殺されるとはユースケ自身も思っていなかったのではないかなぁ、とも思うし。
でも極秘任務で、横沢もきっと消されている可能性があると考えれば、自分の身が危ない事も予知していたはず。
だから山田にすべてを託して呼び出したのかも?
う~ん、まだまだ情報が少ないですねぇ。
安田顕さんが小奇麗になって捜査一課長の運転担当はちょっとなぁ…(笑)
小汚いままで正義だけを信念に真っ直ぐ泥臭く走っていて欲しかったなぁ~。
さてさて、次回はどうなるのでしょうか!楽しみに待ちたいと思います。