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『カルテット』ロスの方必見!4人の痛快会話劇!第9話抜粋セリフ全文!!パート2【ネタバレ】

『カルテット』ロスの方必見!4人の痛快会話劇!第9話抜粋セリフ全文!!PART2

カルテット残念会&祝賀会の夜、警察がやって来るシーン!

別荘を守るために家族との話し合いから玉砕して帰って来た別府司(松田龍平)と、雨の中傘を折られながらバイトをつかみ取ってきた家森諭高(高橋一生)の帰宅により、残念ながらも祝賀会的食卓を笑顔で囲むカルテットたち4人。

真紀(松たか子):「え?決まった仕事って「ノクターン」なんですか?」
諭高:「うん。ありすちゃんの代わりにホールに立つの。これで僕もまともな社会人です」
すずめ(満島ひかり):「家森さんはまず、ノーパンやめた方が良いと思います」
司:「はははは!」
諭高:「じゃあ聞きますけどね、パンツだけ履いてる人と、パンツだけ履いてない人、どっちがまとも…な、…しゃ、かい…じん………」
司:「どっちもまともじゃないですよ」
諭高:「ねぇ」
(笑っている真紀、すずめ、司。)
すずめ:「ねぇ」
諭高:「そりゃそうだって」
真紀、すずめ:『ねぇ』
諭高:「仕事と趣味、両立すればいいじゃないの」
司:「でも、カルテットドーナツホールとしての夢だって」
真紀:「咲いても咲かなくても花は花ですよ。私の考えたことわざです、ふふふ」
(楽しそうに笑う4人。)
すずめ:「起きても、寝てても、生きてる」
(楽しそうに笑う4人。)
司:「つらくても、苦しくても、心…」
(優しい表情を司に向ける3人。)
すずめ:「でも、一度でいいから大きなホールで演奏してみたいですね」
(頷きあう4人。)
(キッチンでワインとおつまみの用意をしている3人。そこへ司がやって来る。)
司:「映画で見ましょう。これ、「STARSHIP VS GHOST」って映画なんですけど。宇宙も幽霊も出てこないんですよ、ふふふ、一度も、ただの一度も」
(笑いながら受け取った真紀はそのDVDを後ろにポーンと放り投げる。偶然にも一度キャッチできた諭高だったが、再び落とし、後ろでバタバタする諭高。声を上げて笑うすずめ。そこへ来客のチャイムが鳴る。お菓子を食べながら対応に行くすずめ。)
大菅:「早乙女真紀さんは御在宅でしょうか」
すずめ:「真紀さ~ん!お客様です~!」
(玄関の扉を開けるすずめ。キッチンから玄関にやって来る真紀。)
大菅:「少し、お話よろしいですか?」
真紀:「はい」
大菅:「(すずめを見てから)出来ればお一人で」
真紀:「なんでしょう」
(警察手帳を提示する大菅。)
大菅:「富山県警からまいりました」
すずめ:「なんですか?」
大菅:「山本彰子さんですよね?」
(動きが止まる真紀。)
大菅:「任意同行のお願いにまいりました」
すずめ:「あ、間違いじゃないですか?早乙女…」
(そう言って、真紀に振り返るすずめ。明らかに動揺している真紀に気付くすずめ。)
真紀:「すみません」
大菅:「いえ。ご同行いただくのは明日なんで、またお仕事終わられたころに伺いますんで」
(呆然としているすずめ。)
真紀:「宜しくお願いします」
(刑事たちが去り、玄関の扉を閉めると、真紀はなにも言わずに早い足取りで自分の部屋がある二階に上がって行こうとする。必死で追うすずめ。)
すずめ:「真紀さん?」
(足を止める真紀。呆気に取られる男子2人。)
真紀:「ごめんね、すずめちゃん。私達、地下鉄ですれ違うはずなかったの」

早乙女真紀がみんなに山本彰子を語るシーン!カルテット全員両思いのシーン!

二階から降りて来て、椅子に座る真紀。
司:「ハーブティー淹れました」
(小さく頭を下げる真紀。じいっと真紀を見ているすずめ。)
諭高:「きっと、なにかの間違いですよ」
司:「もしあれだったら、僕が行って…」
(俯いて首を左右に振る真紀、ようやく口を開く。)
真紀:「私、昔、悪いことしたから…それが今日、返って来たんです」
司:「真紀さん」
真紀:「ごめんなさい、私、早乙女真紀じゃないです」
(真紀を見詰める3人。)
真紀:「嘘ついてたんです。私、嘘だったんです。本名は別です、別にあります。14年前、戸籍を買いました」
(口元を指で触りながら震えるように真紀は話す。)
真紀:「戸籍買って、逃げて、東京行きました…それからずっと早乙女です。ニセ早乙女真紀です。なりすましてました。幸い…、幸いずっとバレなくて、調子乗って結婚しました。名前貰って、しれ~っとして、ず~っと、騙してました。皆さんのことも騙しました。カルテットなんか始めちゃって、仲良くしたフリして、私嘘だったんですよ。見付かったので、明日の演奏終わったら、警察行ってきます。もうおしまいです」
(落ち着かない様子で淡々と話し続ける。)
真紀:「お世話になりましたね。本当の私は…」
(言い淀む真紀。口元に手を当てる。)
真紀:「私は、…私は…」
(言葉が出ない真紀。涙があふれる。)
すずめ:「真紀さん、もういい!」
真紀:「本当の、私は…、私…」
すずめ:「もういい、いい、いい、いい、いい!もういいよ、もうなんにも言わなくていい。真紀さんが昔だれだったかとか、なにも…」
(俯く真紀。)
すずめ:「私達が知ってるのは、この、この真紀さんで、他のとか…」
真紀:「みんなに嘘…」
すずめ:「どうでもいい、すっごくどうでもいい」
(顔を上げた真紀の頬には涙が伝っている。)
真紀:「みんなを裏切って…」
すずめ:「裏切ってないよ。人を好きになることって、絶対裏切らないから。知ってるよ、真紀さんがみんなのこと好きなことくらい。絶対それは…嘘なはずないよ!だってこぼれてたもん!人を好きになるって、勝手にこぼれるものでしょ?こぼれたものが嘘なわけないよ!」
(涙が止まらない真紀。)
すずめ:「過去とか…、そういうのなくても、音楽やれたし。道で演奏したら楽しかったでしょ?」
(俯いたまま頷く真紀。)
すずめ:「真紀さんは奏者でしょ?音楽は戻らないよ?前に進むだけだよ」
(胸に手を当てるすずめ。)
すずめ:「一緒。心が動いたら前に進む。好きになったとき、人って過去から、前に進む」
(真紀、小さく頷く。)
すずめ:「私は真紀さんがすき。今、信じて欲しいか、信じて欲しくないか、それだけ言って?」
(俯いたままの真紀。すずめの言葉に真紀を見詰める司と諭高。)
真紀:「信じて、欲しい」
(顔を上げて強い口調でそう言い、また顔を俯く。笑顔になるすずめ。)
すずめ:「それ!」
(そう言って微笑むすずめは力いっぱいに真紀を抱きしめる。目を潤ませた諭高は暖炉に薪をくべ、目と鼻を赤くした司はハーブティーを注ぐ。)
すずめ:「じゃあ別府さん、「STARSHIP VS GHOST」見ましょうか」
(強く抱き合った後、4人はリビングのテーブルに置いたパソコンで映画を見ている。真顔の3人と、首を傾げている諭高。)
諭高:「別府くん、この映画いつになったら面白くなるの?」
すずめ:「宇宙出てこないですね」
真紀:「幽霊はどこにいるんですか?」
司:「だから、そういうのを楽しむ映画なんです」
(無表情で司を見る3人。)
諭高:「2種類ね、いるんだよね」
(部屋中にスティック・ドミノを張り巡らす真紀とすずめ。諭高と司はワインを飲みながら二人で話している。)
司:「はい」
諭高:「人生、やり直すスイッチがあったら、押す人間と、押さない人間」
(お菓子をボタンに見立てて話す諭高。)
諭高:「僕はね、もう…、押しませ~ん」
(黙って聞き入る司。じゃんけんホイホイして盛り上がる女子二人。真紀はもうすっかりいつもの、みんなと一緒の真紀に戻っていた。)
諭高:「ねぇ、なんで押さないと思う?」
司:「さあ…」
諭高:「みんなと出会ったから」

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真紀が警察に行くまでの4人最後のシーン!

演奏が終わり、着替えを終えたメンバーたちは楽屋にいた。
真紀は明日の朝のパンの事や、シャンプーの心配をしている。
すずめは椅子に座り、うな垂れている。
出発する真紀のために髪を調えてやる諭高。
司:「昨日、実家帰ったとき」
真紀:「チワワに鼻かまれた時ですか?」
司:「そうです。聞いたんですけど、やっぱりあの別荘、春になるとリスが来るそうです」
真紀:「へぇ~」
司:「小さい、こんなおにぎりあげると両手で持って食べるんですって。半分食べて、半分は持って帰るそうです」
真紀:「しっかりしてる!」
司:「ははは、雨が降ると、玄関に座って雨宿りするそうです。雨宿りしながら春の雨を見上げるんですって」
(微笑む真紀。)
司:「春になったら見ましょうね」
(司の顔を見詰める真紀、だが言葉は出ない。)
真紀:「ありがとう」
(真紀を見詰める諭高。)
諭高:「きれいですよ」
真紀:「ふふ、別府さん、家森さんに褒められました」
司:「ははは、きれいですよ」
真紀:「すずめちゃん?」
(男二人の言葉に、眉間にシワを寄せた真紀は、後ろにいるすずめへ振り返る。)
(すずめは何も言わない。顔も上げない。俯いたまま動かない。)
真紀:「家森さん、私も、人生やり直しスイッチは、もう押さないと思います」
諭高:「…はい」
(精一杯の笑顔で頷く諭高。)
真紀:「別府さん、あの日カラオケボックスで会えたのは、やっぱり運命だったんじゃないかな?」
司:「はい」
(そこへ警察たちが楽屋の扉をノックする。)
真紀:「はい、今出ます」
(真紀はバイオリンをもって立ち上がり、椅子に座ったままのすずめの隣りにしゃがむ。)
真紀:「すずめちゃん、預かっててくれる?」
(無言のすずめ。しばらくの沈黙ののち、顔をゆっくり真紀に向ける。)
すずめ:「真紀さん」
真紀:「うん」
すずめ:「誕生日いつ?」
真紀:「…6月1日」
(微笑むすずめ、手を差し出す。真紀がバイオリンを渡す。)
すずめ:「一緒に待ってるね」
(小さく頷く真紀。立ち上がって上着を持つ。みんなが真紀へ寄って行くと、真紀は手でみんなをけん制し、後ずさる。)
真紀:「ちょっと、お手洗い、行ってきますね」
(涙目で笑顔を作るすずめ。なにも言葉を選べない司と諭高。みんなに背中を見せずに、真紀は部屋を出て行った。扉が閉じられた瞬間、泣き崩れるすずめ。肩や背中を摩ることしか出来ない司と諭高。)
(警察車両に乗り込む真紀。)
真紀:「ラジオ切って貰っていいですか?」
大菅:「長旅になりますよ」
真紀:「頭の中に、思い出したい音楽がたくさんあるんです」
(そう言って真紀は、静かに目を閉じた。)

泣ける!とにかく泣けた一時間でした。
真紀の山本彰子に戻った時の落ち着かない、あの変わりようがすごかったですね。
急にすべてにビクビクするような、不安そうな、怯えるような。
山本彰子としての生活が垣間見えました。
でも、やっぱり4人でいる真紀はその後も楽しそうに顔いっぱいに笑っていて、凄く救われた気持ちになりました。
この4人でずっと居られたら、みんなで孤独死(?)出来たら本望なんじゃないか、とすら思えてきました。
ずっとみんなで笑っていて欲しいです。
苦しい片思いや辛い事もあると思うけど、互いに大切に思いあえる関係性をずっとこのまま続けて行って欲しいです。
笑顔の4人を見たいです。笑顔の最終回に期待です!!