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『カルテット』ロスの方必見!痛快会話劇!第9話抜粋セリフ全文!!パート1【ネタバレ】

『カルテット』ロスの方必見!4人の痛快会話劇!第9話抜粋セリフ全文!!PART1


いよいよ早乙女真紀(松たか子)の真相が明らかにされるという、一週間待ちに待った視聴者にとっては、かなりのみぞみぞ回だったのではないでしょうか第9話。
しかも相変わらずの伏線張りが巧妙で言葉仕掛けが素晴らしい坂元ワールドでした!
お気に入りシーンのみんなのやり取りをいくつか抜粋して、挙げてみようと思います。
ではでは、早速行ってみましょう!
今回はゲストはいなく、真紀さんメインなのでカルテットのやり取りは多めです。
なのでPART1と2に分かれています!!

カルテット達の朝食、ニモは商品名!家森諭高力説のシーン!

いやぁ、キッチン男子よかったですね。
仲良く真紀とすずめ(満島ひかり)が買い出しに行ってお洋服を見たり、公園でブランコをしたり、とっても仲良く楽しそうに過ごして、別荘に帰って来てからのキッチン男子風景。
新鮮でさわやかで良いシーンでした。
男子組が作ったチャーハンとお味噌汁。春雨サラダとお漬物。
いつものように4人で食卓を囲むシーン。
猫の鳴き声が聞こえてベランダの方を振り返る諭高(高橋一生)。

別府司(松田龍平):「隣りの家の猫ちゃんですね」
すずめ:「うちも猫飼いたいですね」
諭高:「でも留守にしてる間かわいそうでしょ」
真紀:「熱帯魚とかどうですか」
すずめ:「いいですね!ニモとか?」
(顔つきが変わる諭高。素早くすずめを見る。)
真紀:「ニモかわいいですよね」
司:「かわいいですよねー」
諭高:「…………ニモって?」
(すずめ、手でお魚が泳ぐ様子を表現している。)
司:「ニモですよー」
(箸を置く諭高。突然立ち上がり、暖炉の前のテーブルの上にあるものを走って取りに行く。そしてみんなの前に掲げて提示する。)
諭高:「これはなんですか?」
司:「ホッチキスです」
諭高:「いいえ、違います、これの名前はステープラー」
(司、真紀、すずめ、黙々と食べる。)
諭高:「これは?」
(袖を肘上までめくり、みんなに肘を指さして見せる。)
すずめ:「肘」
諭高:「これ~!」
(前のめりに肘を突き出す。目の前にあるものに気付く真紀。)
真紀:「バンドエイド」
諭高:「違う!絆創膏」
真紀、すずめ、司:『………』
諭高:「ホッチキスは商品名でしょ、バンドエイドも商品名でしょ。ポストイットは付箋紙。タッパーはプラスチック製密閉容器。ドラえもんは?」
司:「猫型ロボット」
諭高:「YAZAWAは?」
(諭高、両手を広げて態勢を低く取り、YAZAWAポーズ。)
真紀:「矢沢永吉」
諭高:「トイレ詰まったときのパッコンは?」
すずめ:「………?…」
諭高:「ラバーカップでしょ!あと君、また袖にご飯粒つく!」
(すずめちゃんの腕を慌てて持ち上げる諭高。)
諭高:「ほら!カピカピ!ほら~!」
(袖のご飯粒に気付き取ろうとするすずめ。そのやり取りを笑って見ている司。)
諭高:「あの魚の名前はカクレクマノミ、ニモは商品名です。本当の名前で呼んでえ?」
(その時別荘に来客のチャイムが鳴り響く。諭高の長話から早く解放されたかったメンバーたちは我こそはと玄関へ猛ダッシュ。それに気付いた諭高はおう!おう!とお相撲さんのように手を叩き、通せんぼを試みる。一番最後の司も構えている諭高の横を平然と通り過ぎていく。)
諭高:「おう!わしを倒してから行けえ~(Vシネ時代の声で。)」

すずめがまた惚れてまうやろー!司、みんなを全力で甘やかしますシーン!

夕方、この別荘が売りに出されるかもしれないという話になっていることを告白する司。
司の3人への熱烈告白でした。とってもいいシーンでした。

諭高:「ここ売っちゃうの?」
司:「実家の方でそういう話が出てて」
諭高:「なんで黙って…」
司:「ごめんなさい」
(みんなに頭を下げる司。三人は順番に目くばせしあう。リビングの段差に腰かけている真紀とすずめ。すずめの手には三角コーヒーとふくろうドーナツ。)
すずめ:「別に…」
真紀:「そうですね」
諭高:「いいんじゃない?」
すずめ:「ここなかったらカルテット出来ないって…」
真紀:「わけじゃないし、それぞれ…」
諭高:「安いアパート借りて」
(抹茶味のふくろうドーナツを手にして、真紀たちの隣に腰かける諭高。)
すずめ:「私も仕事始めたし」
真紀:「私も仕事増やします」
諭高:「僕も就職するから」
(真紀、すずめ、諭高が並んで座り、司と対峙する立ち位置。)
司:「それじゃあそっちが本業になっちゃいますよ」
すずめ:「…いいんじゃないですか?」
司:「よくありません。仕事やバイトが優先になって、シフトがあるからって本来やりたかったことが出来なくなった人、僕はたくさん見てきました」
諭高:「でも、このままだと将来本当にキリギリスになっちゃって…」
真紀:「飢え死にしちゃって」
すずめ:「孤独死しちゃって」
諭高:「僕たち、もう、そろそろ社会人としてちゃんとしないと…ねえ?」
(真紀とすずめの顔を順番に見る諭高。頷く二人。)
真紀、すずめ:『ちゃんと…』
司:「ちゃんとした結果が僕です」
(驚く三人。)
司:「ちゃんと練習しようよ、ちゃんと楽譜見ようよ、子供バイオリン教室の頃から僕、まわりの子達に言ってたんです。その頃ちゃんとしてなかった子達は今、世界中で活躍してます。「ちゃんとしようよ」ばっかり言ってた僕は、今…」
真紀、すずめ、諭高:『………』
司:「飢え死に上等、孤独死上等じゃないですか。僕たちの名前はカルテットドーナツホールですよ」
(自分の分のふくろうドーナツを手に取り、立ち上がる司。)
司:「穴が無かったらドーナツじゃありません。僕はみなさんのちゃんとしてないところが好きなんです。例え世界中から責められたとしても、僕は全力でみんなを甘やかしますから」
諭高:「…確かに、穴がなくなったらねぇ」
すずめ:「揚げたパン、ですね」
真紀:「カルテット揚げパンは…嫌ですね」
司:「少し時間下さい、この別荘は僕が守りますから」
(真紀、すずめ、諭高、三人で深く頭を下げる。)
真紀:「ありがとう」
諭高:「ありがとう」

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境子と幹生が面会で真紀について話すシーン!

境子(もたいまさこ):「山本彰子さんは10歳の時にお母さんを亡くしてるの」
(回想シーン。真紀を庇ったために母親が自転車事故に遭ってしまう。)
境子:「山本彰子さんは」
幹生(宮藤官九郎):「真紀ちゃんだよ。警察の人はそう言ってたけど、俺はそんなの…」
境子:「真紀ちゃん、あなたにはなんて話してたの?」
幹生:「子どもの頃、父親病気で、母親も事故で死んでる、って」
境子:「うん、でも実際はお母さん再婚されて、…その人とも結局離婚してるんだけど。真紀ちゃん一人になった後はその人に預けられて」
幹生:「そいつが…ひどいヤツだったって…」
境子:「うん。顔にアザ作ってたって…」
(幹生、深いため息。)
境子:「でもね、その人、義理のお父さんとして、ちゃんと育ててはいたみたいで」
幹生:「事故起こした奴から賠償金出てたんでしょ。その受取人が真紀ちゃんだったからでしょ」
境子:「うん…2億円。真紀ちゃんをバイオリン教室に通わせて、大学にも行かせて」
幹生:「母親の賠償金でバイオリンならっちゃダメなわけ?」
境子:「そうじゃなくて、う~ん…」
幹生:「暴力受けて、逃げるために戸籍買っただけでしょ」
境子:「そう。公正証書原本不実記載」
幹生:「そ~んな、今さら書類だけのことで」
境子:「その義理のお父さんが亡くなられてるの」
幹生:「えっ…?」
境子:「真紀ちゃんが姿を消したのと同じころに心不全で…」
幹生:「…たまたまでしょ?…心不全でしょ?…いや、母さんはさ…」
境子:「母さんが言ってんじゃないんだよ!警察の人が、真紀ちゃんのこと、疑ってるんだよ」
(呆然とする幹生。)

不思議の国のアリスちゃんが去るシーン!

大二郎(冨澤たけし)に色仕掛けをしようとしたアリス(吉岡里帆)をクビにしたライブレストラン「ノクターン」のママ、多可美(八木亜希子)。お金を受け取ってにっこり笑ったありすはみんなに別れを告げて行く。
ありす:「多可美さん、どうもありがとう。」
(丁寧に頭を下げるありす。いいえ、と取り繕う多可美。しかし顔は怒りでいっぱい。ありすは席を立ち、近寄って行くと多可美にハグ。顔を引きつらせる多可美。)
ありす:「多可美さん、だあ~いすき!」
(その行動に驚くカルテット4人。その次に真紀の目の前に立つありす。)
ありす:「真紀さん、私のこと忘れないでね」
真紀:「…たぶん、忘れられません…」
(真紀とハグをするありす。続いて、隣りの諭高の前に立つ。)
ありす:「家森さん、いつスキー連れてってくれるんですか?」
諭高:「…こっちから連絡します」(行間案件!?)
(諭高にハグをするありす。しかし諭高はハグを返さない。次に司の前に来るありす。)
ありす:「…え~っとぉ~…」
司:「…あ、別府です」
ありす:「別府さん!!大好き!」
(目が笑ってない笑顔でそう言うと、ハグをせずに、すずめにハグをする。)
司:「………」
ありす:「すずめさん、私と組んでなんか大きいこと…」
(小刻みに首を振りまくるすずめ。)
ありす:「そう?」
頷くすずめが離れ、4人を見詰めて「そうですか」と呟くありす。
入口の階段を上って行く。ドアの前で立ち止まり、人差し指を一本立てる。
ありす:「不思議の国に~連れてっちゃうぞぉ~?」
(そう言うと、自分の耳に手を当て、オーディエンスの声援を待つありす。諭高だけが咄嗟に手を挙げかけたが、ノクターンには静寂がこだまする。)
ありす:「アリスでした!じゃあね、バイバイ!うふふ!」
(アリスの姿が見えなくなった瞬間に転んだような音だけが響く。思わず目を逸らす司。)
諭高:「淀君…?」
真紀:「楊貴妃」
強烈ありすちゃんの有終の美でした。
次はどこを引っ掻き回すんでしょうね。
お金の亡者は今日も行く、ですね。

すずめと真紀のお昼シーン&幹生が真紀の願いに気付くシーン!

仕事の途中でお昼を食べに別荘に帰って来たすずめとおうちにいた真紀。
お昼ごはんの中華丼を作る真紀とそれを見ているすずめのやり取り。

真紀:「仕事どう?」
すずめ:「うち、パソコン使えるの私だけだから、多分もう少しで乗っ取れると思う」
(笑いあう二人。)
真紀:「すずめちゃん、会社員だったんだもんね」
すずめ:「ちゃんと朝、電車乗ってたんですよ」
真紀:「すごいな~」
すずめ:「真紀さんは?会社勤めしたことないの?」
真紀:「楽譜出してる出版社でちょっと、バイトとか?」
すずめ:「ずっと東京でしょ?」
真紀:「うん…」
すずめ:「地下鉄とかですれ違ったりしたかも?」
(目を輝かして言うすずめ。)
真紀:「地下鉄で?」
(嬉しそうに頷くすずめ。)
真紀:「チェロ背負った小学生と?」
すずめ:「バイオリン背負った中学生が、改札とか、連絡通路とか、隣同士の車両とか。ね?」
真紀:「ね」
すずめ:「その頃会ってたら、色々違ってたかな?」
真紀:「うん?」
すずめ:「周りは嘘ばっかりだったから。自分も。どっか遠くに行きたいなぁって、いっつも思ってて…。真紀さんみたいに嘘がない人と出会ってたら、子供の頃も楽しかったかなぁ?」
(すずめの顔を見て、何も言わずに微笑んでいる真紀。)
すずめ:「いつも、どこにいたの?原宿とか?行ったりした?」
真紀:「原宿かぁ~、行ってないかなぁ」
すずめ:「学校終わったら、すぐおうち帰ってたの?」
(なにも言葉が出せずにいる真紀。微笑むことしかできない。)
すずめ:「うん?」
真紀:「うちからちょっと離れたとこに、空き地があったの」
すずめ:「空き地?」
真紀:「そこにね、廃船があったの、使わなくなった船」
すずめ:「へぇ~」
真紀:「そこで寝そべって一晩中星を見たり」
すずめ:「星?」
真紀:「うん。そこにいるとね、そのままワーッて浮き上がって星を渡る船?になって、どっか遠くに行けそうな気がしてた」
すずめ:「へぇ~」
真紀:「んで、軽井沢に到着したの」
すずめ:「ふふ、地下鉄も船も軽井沢行きだったんだ」
真紀:「ああ、ここに来たかったんだなぁって、今はね、思う。もう充分」
(そう言って一人で納得しているような素振りの真紀。不思議そうに見ているすずめ。)
そのまま場面は変わり、警察署で話す幹生のシーンに切り替わる。
幹生:「真紀ちゃんはあなたに疑われるような人じゃないですよ」
刑事・大菅(大倉孝二):「まぁ、2億円の賠償金受け取ってますからね」
幹生:「被害者だったら当たり前でしょ」
大菅:「加害者は12歳でした」
(驚き、目を見開く幹生。)
大菅:「その日彼は、弟の生まれてくる病院に、駆け付けようとして事故を起こしてしまいました。12歳で人を殺してしまった彼の家族は、家と職を失って離散しました。楽しみにしていた弟とは一度も一緒に暮らしてません。それでも山本彰子のご家族は賠償金を請求し続けました。12年間にわたって。まぁ、それでも被害者、加害者で分ければ当たり前ってなるんでしょうけどね」
幹生:「………」
大菅:「はい、分かりました」
幹生:「え?理由、って、それじゃないですか?」
大菅:「はい?」
幹生:「真紀ちゃんって、賠償金の受取人だったんですよね?」
大菅:「ええ」
幹生:「真紀ちゃんいなくなって賠償金支払いって、どうなってたんですか?」
大菅:「支払いは停止しました」
幹生:「やっぱりそれじゃないですか!真紀ちゃんが戸籍買ってまで失踪した理由って、それじゃないですか。被害者なのに、加害者になったような気持ちになって、義理のお父さんの請求止めようとして」
(大菅刑事はなにも言わず黙って聞いている。)
幹生:「え?ちょっと待って、あなた、それ分かってて俺に聞いたんですか?」
(首をかしげる大菅。)
幹生:「そうですよ!俺の知ってる真紀ちゃんはそっちを選ぶ人ですよ」
大菅:「でも、あなたも騙された一人なんですよ」
幹生:「いや違います違います、あの子は俺と結婚して、俺の戸籍に入って、名前も変わったんです。山本彰子じゃなくて、早乙女真紀じゃなくて、巻真紀になったんです!それが真紀ちゃんの欲しかった名前だった…」
(なにかに気付き、言葉が止まる幹生。)
幹生:「…そうか、真紀ちゃん、普通の人になりたかったんだ…」
(手で顔を覆う幹生。涙声になっていく。)
幹生:「ずっとビクビクして生きてきたけど…普通に、普通の人になって、生きようとして…。これでやっと、って思って…」
大菅:「そしたら今度はまさか夫が失踪しちゃった、と。離婚して、振り出しに戻っちゃった、と?」
(あざ笑うかのような大菅。大きく肩を落とす幹生。)

このクドカンシーン泣けました。
気付くの遅かったけど、真紀は戸籍の事なんて、親からの虐待なんて、言わなかったのですから、自然に気付くのは無理ってものです。
ただ、ただ、後から知らされる真実が悲しかった。
でも、幹生が真紀という人柄を信じていて、愛していたことを肯定していた感じに救われました。
PART2に続きます!