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『カルテット』ロスの方必見!第8話の痛快会話劇まとめ!8話から抜粋セリフ全文!!【ネタバレ】

『カルテット』ロスの方必見!第8話の痛快会話劇まとめ!8話から抜粋セリフ全文!!

冒頭のワカサギ釣りで夢の話シーン!

すずめ(満島ひかり):「なにか楽しい話でもしましょうよ」
真紀(松たか子):「私、昨日の夜、ははははっ、あの、面白い夢、見たんですけど」
(眉間にシワの寄る諭高(高橋一生)。)
真紀:「私達、大劇場のステージで演奏することになったんですけど、いざ行ってみると、なぜか空中ブランコやることになってて。わぁ~!とかなっちゃっててすごい大変だったんですよ」
すずめ、司(松田龍平):『へぇ~』
(諭高、怪訝そうにすずめと司を順番に見る。)
司:「そういえば僕も面白い夢見ました。ある日突然4人の体が入れ替わっちゃうんです」
真紀、すずめ:『へぇ~』(声を出して思い出し笑いをしている司。)
すずめ:「あ!私も昨日、夢…」
諭高:「ちょっと、ちょっと、ちょっと君たち一体なんの話をしてるのですか」
すずめ:「夢の…」
諭高:「夢の話じゃないでしょうね」
すずめ:「夢の話です」
諭高:「真紀さん、人の夢の話聞いてなんて答えます?」
真紀:「…へぇ~」
諭高:「すずめちゃん」
すずめ:「へぇ~」
諭高:「人の夢の話聞いても「へぇ~」としか答えられないでしょ。「へぇ~」からは何も生まれませんよ。「へぇ~」を生まないでぇ」
真紀、すずめ:『………』
すずめ:「おなかすきましたね」
真紀:「寒いし、帰りましょう」
すずめ:「うん、帰りましょう帰りましょう」
司:「あの、うちの別荘の事なんですけど…」
(みんなが帰り支度の手を止めて司を見る。)
司:「あ、いや、あの、うちの別荘、春になるとリスが集まってくるって知ってます?」
(目を輝かせる真紀とすずめ。残念そうな無表情の諭高。)
司:「え?」
諭吉:「ずっと話題に困ってたのに、なんで帰りがけになってから楽しげな話をついでっぽくするの?」
司:「ごめんなさい」
すずめ:「いいじゃないですか、リスの話は車の中でしましょうよ」
諭高:「帰りは5文字しりとりしようと思ってたんだよ?」
真紀:「なにしてるんですか?早く帰りましょうよ」
(先を歩く真紀に、続く3人。同じタイミングでずっこける。)

諭高、名言誕生「お離婚」シーン!

(リビングで求人誌を見漁る諭高。キッチンで料理をしている司。)
司:「今月は営業入ったし、無理にバイトすることないですよ」
諭高:「別府くん、結婚しても僕を追い出さないでね」
司:「僕、結婚するんですか?」
諭高:「真紀さん、お離婚したし、チャンスじゃないの?」
司:「…………」
諭高:「今、そうか、って思ったね?」
司:「思ってません」
(立ち上がってじっと司を見詰める。)
司:「思ってませんよ」
(なにか声にならない声で言葉を呟く諭高。階段を上って行ってしまう。それと交代ですずめが二階から降りてくる。)
(出来上がったお昼の蕎麦がテーブルに並ぶ。司と初めて二人で食べた時と同じナポリタンだと期待し、蕎麦で少しがっかりしたのか、ため息をつくすずめ。)
司:「どうしました?」
すずめ:「なんでお昼ご飯は「お昼」っていうのに、朝ご飯は「お朝」、夜ご飯は「お夜」って言わないんでしょうねぇ」
司:「お朝、お夜、…言わないですねぇ」
(本わさびをおろすすずめ。)
司、すずめ:『いただきます』
(効きすぎるわさびをこらえる二人。微笑み合う。)
司:「もうずいぶん一緒にいるような気がしますけど、すずめちゃんが初めて来て、ナポリタン食べたのって、ついこの間なんですよね」
すずめ:「別府さん、覚えてるんですか?ナポリタン食べたの」
司:「そりゃあ覚えてますよ」
すずめ:「じゃあ、…あれ、も?」
司:「あれ?」
すずめ:「………」
司:「…覚えてます。覚えてるんですけど、どういうふうに理解したら良かったのかなって。…Wi-Fiって…」
すずめ:「ロックンロールナッツ食べましたよね」
司:「あ、アイス。あ、コンビニ行きましたね」
すずめ:「行きましたよねー」
諭高:「別府くん?別府く~~ん~?」
司:「はい」
諭高:「2階のトイレ。便座があったかくならないの」
司:「あ、ちょっと、待ってください」
(2階に上がって行く司。それを見送るすずめ。司の席に着く諭高。)
諭高:「冷たい便座って寿命縮むよね」
(司の箸で司のそばを食べ始める諭高。わさびが効きすぎて目を強く瞑る。笑うすずめ。)
すずめ:「ふふっ、家森さんバイト見つかりました?」
諭高:「すずめちゃんって前に、別府くんとキスしてたよね」
すずめ:「なんで話そらすんですか」
諭高:「別府くんって、でも、真紀さんのこと好きだよね。真紀さんお離婚しちゃったし、ピンチじゃない?」
すずめ:「一緒にバイト探しましょうよ」
諭高:「5文字しりとりする?か、た、お、も、い」
(顔の横で手を広げ、指を折って行く。)
すずめ:「いいんです」
諭:「あ、いいんだ?」
すずめ:「「す」ですよ、「す」!」
真紀:「ただいま~」
(真紀、お買い物から帰って来る。)
すずめ、諭高:『おかえり~』
真紀:「単三だっけ?」
すずめ:「うん」
真紀:「はい、あ、これも」
(単三電池と一緒にいつものさんかくコーヒー牛乳を渡す。)
すずめ:「ありがとう」
(キッチンに入る真紀。)
真紀:「なに食べてるんですか?」
諭高:「なんだっけ、…蕎麦です」
(空いたすずめの席に座り、すずめの箸ですずめの分の蕎麦を食べ始める真紀。勢いよく蕎麦をすすった真紀はわさびに思わず鼻をつまむ。)
諭高:「真紀さん、晴れてお離婚したし、もう火照りまくりじゃないですか?」
(無言で、夢中で食べ続ける真紀。)
諭高:「別府くんとかってどうですか?相手として。も~う、食べない方が…」
真紀:「家森さんこそ、好きな人いないんですか?」
諭高:「僕は女性を好きにならないようにしてるんで」
真紀:「なんでですか?」
諭高:「向こうが僕を好きになる確率が極めて低いからです」
真紀:「家森さん、自分のこと分かってたんですね」
諭高:「分かりすぎているからこその、この性格です」
司:「家森さん、便座…あ、お帰りなさい」
真紀:「ただいま」
諭高:「便座、ぬくぬくなった?」
司:「ぬくぬくです」
(ダッシュで2階に駆け上がって行く諭高。真紀もお買い物袋をそのままにしてたことを思い出し、キッチンに戻る。司は一人で席に着く。真紀の変な鼻歌を聞いている。)
真紀:「上り坂、ははんはん♪ 下り坂、ははんはん♪ そうね人生はまさか~♪」

すずめの「好き」はどこへ行くの?のシーン!

司と弟(森岡龍)の話を偶然聞いてしまったすずめ。自分達3人が司の負担になっていると知る。
そこで、昔取得していた宅地建物取引士資格試験の合格証書を頼りに、不動産屋さんのバイトを始めることに。
とてもいい老人たちに囲まれた温かい職場に出会えたすずめ。
ハリのある毎日が始まる。
真紀と司が微笑ましいのをお手伝いしたかった。
ある時、ピアノのコンサートのチケットを会社の社長、根本(ミッキー・カーチス)から貰うすずめ。

根本:「これ、お友だちと行って来たら?」
すずめ:「これ、私の好きな人にあげても良いですか?」
根本:「もちろん、一緒に行っておいで」
(頭を振るすずめ。)
すずめ:「私の好きな人と、好きな人に、行ってもらっても良いですか?」
(驚く根本。)
すずめ:「私の好きな人には、好きな人がいて、その好きな人も、私は好きな人で、うまくいくといいなぁって」
(外のベンチで並んで腰かけている。)
根本:「えっ、君の「好き」はどこいくの?」
すずめ:「あぁ…」
根本:「置き場所に困らないのかね?」
すずめ:「私の「好き」はそのへんにゴロゴロしてるっていうか、」
根本:「うん?そのへんにゴロゴロ?」
すずめ:「寝っ転がってて、んで、ちょっと、ちょっとだけ頑張る時ってあるでしょ。住所をまっすぐ書かなきゃいけない時とか、エスカレーターの下りに乗る時とか、バスを乗り間違えないようにする時とか」
根本:「あぁぁ、あの、たまごパックをカゴにいれるときとか」
すずめ:「そう!白い服着てナポリタン食べる時。そういうね、ときにね、その人がいつも、ちょっと、いるの。いて、エプロンかけてくれるの。そしたら、ちょっと頑張れる。そういう。好きだってことを忘れるくらいの、好き」
根本:「ははははっ」
すずめ:「変かな?」
根本:「眩しいね」
(並んで笑いあう二人。)
凄い言葉だ、と思いました。
なんてロマンチックで素敵な言葉を書ける方なんだろうと思いました、坂元さん。
どれも情景とすずめちゃんの気持ちが浮き上がって見えてくるようで、なんて切ないんだと胸に来ました。
住所とか、エレベーターとか、なんてことない日常の中にいる、自分の、心の中にいる、存在、別府くんの優しさも見えてくるようで泣けます。

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すずめの部屋での諭高と二人のシーン!

その日の夜、根本から貰ったピアノのコンサートのチケットを、二人に行ってきてほしい、と真紀と司に差し出すすずめ。
僕が行くよ、と抵抗を見せる諭高を見かねて、自分の部屋に連れてくる。
すずめ:「家森さん、もしかして真紀さんのことすきなんですか?」
諭高:「僕は好かれたいだけで、人を好きにはなりません」
すずめ:「いい物件紹介しますよ、はい」
(1Kアパートの物件の資料を見せる。)
諭高:「きみ、僕を追い出そうとしてるの?」
すずめ:「私は私でアパート借りようと思ってるんです。もちろんカルテットは続けますけど独立しようかなって」
諭高:「ここ、あるじゃない」
すずめ:「別府さんの負担になってるんですよ」
諭高:「へぇ~」
すずめ:「…私、夢の話してませんけど…」
諭高:「夢の話でしょ。片思いって1人で見る夢でしょ。すずめちゃんがここを出たいのはさ、真紀さんを見てる別府くんを見てるのが辛いからじゃないの?」
すずめ:「…へぇ~…」
(なんとか声を絞り出すすずめ。諭高は立ち上がって続ける。)
諭高:「両思いは現実、片思いは非現実。そこには深~い川が…」
(座ろうとした諭高の洋服を掴んで迫るすずめ。)
すずめ:「協力してください。2人がうまくいくように」
(すずめをじっと見る諭高。泣きそうな表情で目を泳がせるすずめ。すずめの顔をじいっと見ながら、近くにあったすずめの布団に寄りかかる諭高。泣きそうなすずめ。布団に顔をうずめる諭高。)
諭高:「へぇ~…」

コンサートの夜、SAJの三段活用シーン!

鍵をなくして別荘の扉の前で座っているすずめを、後ろから来た諭高が声を掛ける。
諭高:「あれえ~?鉄板焼きは?」
(なにも喋らないすずめにたこやきを見せる諭高。)
(諭高の鍵で中に入り、たこ焼きを食べるすずめ。諭高は「旧軽ビイル」ビールを飲んでいる。)
すずめ:「家森さん、バイト見つかったんですか?」
諭高:「どこもピンと来ないんだよね」
(なぜかスマホを取り出し、写真を見せる諭高。ガソリンスタンドで働く諭高、道路工事現場で働く諭高、割烹着で居酒屋のようなお店で働く諭高。楽しそうに笑うすずめ。)
諭高:「今頃、二人はお酒でも飲んでるのかな?か、た、お、も、い」
すずめ:「い、い、ん、で、す。私には片思いでちょうど。行った旅行も思い出になるけど、行かなかった旅行も思い出になるじゃないですか」
諭高:「意味が分からないね」
(しばらく過ごしたのちのリビングでの2人。)
諭高:「興味のない人からの告白って夢の話と同じでしょ。「へぇ~」でしょ?別府くんに告白されても真紀さん困ると思うよ。S・A・Jの三段活用になりますよ」
すずめ:「S・A・J…なんですか?」
諭高:「好きじゃない人から告白された時はどうする?告白して玉砕しちゃった時はどうする?きみ、ちょっと告白して」
すずめ:「えっ?」
(諭高、キッチンの近くにある椅子でポーズをとる。しぶしぶながらも付き合うすずめ。諭高劇場の茶番スタート。)
諭高:「して、告白」
すずめ:「好きだねぇ、そういうの」
(椅子に座っている諭高の隣に来るすずめ。諭高に顔を寄せ、口を開く。)
すずめ:「好きです」
(諭高、何も言わない。時折、首を傾げたりするだけ。)
すずめ:「うん?」
諭高:「…ありがとう」
すずめ:「へっ?」
諭高:「こういうしかないでしょ、興味ない人に告白されても」
すずめ:「返事になってないですよね」
諭高:「返事したらダメだもん。「へぇ~」って言ったら傷つけちゃうでしょ?「好きです」には「ありがとう」。」
すずめ:「それがS・A?…Jは?」
(歩き出し、すずめから離れて距離を取る諭高。振り返って口を開く。)
諭高:「好きです」
すずめ:「ありがとう」
諭高:「………あ、…あぁ~…」
すずめはきょとん。
諭高:「…冗談です…」
すずめ:「へっ?」
諭高:「じょ~だんです~…、これ、このJでSはなかったことになるから」
(テーブルに戻り、残っていたたこ焼きを一つ食べる諭高。)
すずめ:「…なかったことになるかなぁ?」
諭高:「…ことにして、みんな生きてるの」
(そう言ってひとり頷く諭高。目は潤んでいる。)
(そこから司と真紀のシーン。コンサートが終わり、二人で「ノクターン」にいるシーン。近くにあったテーブルの上のカトラリーを派手に床に落としてしまう司。ごめんなさい、と急いで二人で拾う。)
司:「真紀さん」
真紀:「大丈夫ですよ」
司:「僕やっぱり真紀さんのことが好きです」
真紀:「…またですか」
司:「またですが、好きです」
真紀:「ありがとう」
司:「真紀さん」
真紀:「ありがとう」
司:「好きです」
真紀:「………サンキュー…」
司:「もう、一緒にいるの辛いです。このままだったら離れた方が…」
真紀:「えっ?」
司:「…………」
真紀:「………」
(しばらく無言で見つめ合う二人。)
司:「はは、じょ~だんです~…」
真紀:「……ですよねぇ…」
(立ち上がる真紀。)
真紀:「二人で出会ってたら、また違ってたかもしれないけど、私達は4人で出会ったじゃないですか。このままみんなと一緒にいたいんです。死ぬなら今かなってぐらい、今が好きです」
(「ノクターン」からの帰り、駅前のたこ焼き屋さんの出店でたこ焼きを買う真紀と司。)
たこ焼き屋:「ご夫婦?」
司:「いえ。ただの、僕の片思いです」
たこ焼き屋:「ははははははは!」
司:「笑いすぎです」
たこ焼き屋:「あ、はいはい、ごめん。いや、ちょっと前にもねぇ、お客さんでいらしたよ。好きな子がお腹すかしてるから持って帰りますって」
真紀、司:『へぇ~』
たこ焼き屋:「恋人さん?って聞いたら、いや、片思いです、って」
真紀、司:『へぇ~』

言葉遊びが本当に上手い脚本家さんなんだんぁ、と心から感じた回でした。
「へぇ~」の言葉一つとってもこんなに面白いものかと、感じられましたですね。
やはり実力派俳優さんだけあって、みなさん自然ですよね。
みんな実際にこうで、このまんま本当に恋してるんじゃないかなって、本当にこのまま生活してるんじゃないかなって、思えてきますよね。
いや、思いたいですよね!!
いよいよ終盤戦、9話に続きます。