ウチの夫は仕事ができない

『カルテット』ロスの方に捧ぐ!痛快会話劇まとめ!第7話から抜粋セリフ全文!!

『カルテット』ロスの方に捧ぐ!痛快会話劇まとめ!第7話から抜粋セリフ全文!!


前回の6話で、ありす(吉岡里帆)と揉み合いになった真紀の夫、幹生(宮藤官九郎)は、真紀(松たか子)のバイオリンを持ち出そうとしたありすを振り払った勢いで、二階のベランダから落としてしまう。
そこへ、倉庫に閉じ込められた別府司(松田龍平)を助けるために会社の名刺を調べに、別荘に戻って来た真紀が、幹生と一年ぶりの再会をする。
予想してなかった再会に真紀は、自分の中に女が目覚めていることを感じる。

真紀と幹生の再会シーン!

別荘の中に戻って来る二人。
荒れているキッチン。
幹生のなにかを言い淀む異様な状態に恐怖を感じる真紀。

真紀:「なに、ねぇ、どうしたの?すずめちゃんに会った?いるんだよね?」
(二階を指さす真紀。ずっと俯いたまま顔を振っているだけの幹生。)
真紀:「寝てるのかな?」
幹生:「しばっ…」
真紀:「えっ?」
幹生:「縛った」
真紀:「えっ?」
幹生:「警察に通報する、とかいうから。動けなくした」
真紀:「………」
幹生:「その子は怪我してない、その子は元気」
真紀:「えっ、警察って…、通報ってなに?警察に通報ってなに?」
幹生:「浜松で…」
真紀:「浜松…うん」
幹生:「コンビニ強盗した」
真紀:「………」
幹生:「お金なくなっちゃって。あ、これ、そんときに…」
(血の滲む手の包帯を見せる。)
真紀:「店員さんとかって…」
幹生:「店員さんは怪我してない、店員さんは元気」
真紀:「お金盗っただけ?」
幹生:「いや、あと…肉まんの機械倒して、壊した…」
真紀:「そっか…」
(幹生の手を握る真紀。)
真紀:「良かった、警察行こう、私一緒に行くから、警察」
(大きく頭を横に振る幹生。)
真紀:「逃げたって絶対捕まるよ!大丈夫、分かんないけどそんな長くじゃないと思うし。幹生が帰って来るの待ってるから。あ、待たれるの嫌だったら、帰って来る…場所だけ、用意しとくから。帰って来るタイミングで、ご飯炊いて出掛けて、大丈夫、大丈夫…」
(ずっと俯いたまま頭を振っている幹生。)
真紀:「一緒に警察…」
幹生:「人、殺しちゃった」
真紀:「………」
幹生:「ひ、人も、殺しちゃった…」
真紀:「店員さん元気だって…」
幹生:「さっき…」
真紀:「うん?」
幹生:「そこで」
(ベランダの下の、雪の積もる道で倒れているありすを見る二人。)
幹生:「真紀ちゃん、あれって、まだだよね?」
真紀:「えっ?」
幹生:「まだ役所に持ってってないよね?」
真紀:「うん…」
幹生:「離婚届ってさ、東京の夫婦が軽井沢でも出せんのかな?いや、微妙だよね、長野で婚姻届け出した夫婦が、香川で離婚届出したら、うどんか蕎麦でって…、って、ならないか…。あ、検索できるかな?離婚届、居住地以外で…って」
真紀:「誰かに見られた?」
幹生:「えっ?…いや」
真紀:「すずめちゃんは?」
(俯き、頭を振る幹生。しばらく考え込んでから真紀は重い口を広く。)
真紀:「逃げよう。逃げて誰もいないとこで一緒に暮らそう」
幹生:「いや…」
真紀:「幹生、捕まっちゃうよ、もう刑務所から出られなくなっちゃうよ。大丈夫、私も一緒に…、2人いた方が便利だと思うし。一緒にいるのが嫌ならいい距離置くようにするから」
幹生:「なんで真紀ちゃんが?」
真紀:「なんで真紀ちゃんが、って言わないで」
幹生:「やったの俺だから」
真紀:「まだ夫婦だよ」
幹生:「………ちゃんと離婚届、出そう。真紀ちゃんはもう、ちゃんと自分の人生を…」
真紀:「いいよ、自分の人生なんか、面白くないもん!こんな人間の人生なんかいらないもん!」
この言葉はなかなか衝撃的でした。
こんなふうに自分の人生を思ってるって、真紀の過去に一体どんな背景があったのかなって。
それが家族を作ることを強く求めていた、家族になれたことの喜びに繋がっていたのかなって、感じました。
気になりますね。

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夫、幹生を選んだ真紀と追い掛けるすずめのシーン!

コンビニでカルテットドーナツホールの車を見つけ、コンビニに入るすずめ。
何も言わずに逃げようとする真紀の腕を、コンビニの外に出てから掴む。
真紀:「さっき、ほどかなかったの怒ってる?」
すずめ:「すごく怒ってます。見捨てられた感100です」
真紀:「ごめんなさい」
すずめ:「いいよ。私も巻さんに嘘ついてたし、だましてたから。これでチャラにする。別荘戻ろう!」
真紀:「今、ちょっ、ちょっと…」
すずめ:「どこ行くの?」
真紀:「知らない方が良いし」
すずめ:「…犯人隠匿罪?合ってる?」
真紀:「………」
すずめ:「巻さん?」(掴んでいる腕を揺らす。)
真紀:「困ったな」
すずめ:「困ったな、じゃないよ!カルテットどうするの?どうなるの?じゃあね、バイバイ?へぇ…、へぇ~」
真紀:「夫婦だから」
すずめ:「夫婦が?夫婦がなんだろう?こっちだって同じシャンプー使ってるし。頭から同じ匂いしてるけど?」
(掴んでいた腕をずらし、手を繋ぐすずめ。)
すずめ:「行かないで」
真紀:「…彼のことが好きなんだよ、ずっと変わらないまま好きなんだよ」
(すずめにゆっくり近づき、耳元でささやく真紀。)
真紀:「抱かれたいの」
(その言葉にとっさに手を離すすずめ。その隙に車は走り去ってしまった。)

東京の部屋に戻り、最後の晩餐をする真紀と幹生のお別れのシーン!

(最後の晩餐、おでんを囲む2人。)
真紀、幹生:『いただきま~す』
真紀:「初めて、おでんでご飯が食べられるって聞いた時、ビックリした」
幹生:「全然食えるっしょ」
真紀:「今はね、食えるけど」
幹生:「だって汁がさ、ご飯に…」
真紀:「合うよねぇ」
幹生:「2日目もうまいしさ」
真紀:「うん。………ふふふ、」
幹生:「うん?」
真紀:「うちのメンバーに、家森さんって人がいて」
(カルテットのチラシを持ってきて、諭高の顔を指さす。)
真紀:「この人。この間、カレー食べた次の日に「あれ~?2日目用のカレー食べたの誰ですか~?」って」
幹生:「ははは…」(真紀の物真似に笑う幹生。)
真紀:「前の晩に全部食べちゃって、「はい?カレーを一晩で食べきるってことは、旅館を一泊で予約したのに日帰りしちゃうのと同じことですよ」って」
幹生:「はは、めんどくさい」
真紀:「めんどくさいの。あ、カレー食べちゃったのは、すずめちゃん」
(チラシのすずめの顔を指さす。)
真紀:「そんなの食べたい時に食べた方が美味しいじゃないですか、って」
幹生:「ははは、そうだね」
真紀:「で、2人が言い争いになって、止めに入ったのが別府さん」
(チラシの司の顔を指さす。)
幹生:「へぇ~」
真紀:「小学校の時のあだ名が幹事長」
幹生:「はははは」(幹生、大爆笑。)
真紀:「でも、たまに充電切れちゃうときあって、家森さんに責められながらずっとこうやってニットめくってて、気が付いたら両袖ともタンクトップになってたの」
幹生:「はははは、面白い人たちだね」
真紀:「みんな面白い、みんなの面白いところをみんなで面白がって、欠点で繋がってるの」
幹生:「ふ~ん…」
真紀:「ダメだね~、ダメだね~、って言い合ってて」
幹生:「いいね」
真紀:「幹生は?」
幹生:「うん?」
真紀:「幹生の冒険の話が聞きたい」
幹生:「あぁ、この1年の?」
真紀:「いろんなことあったでしょ?」
幹生:「うん。あったね。う~ん…、マカロニサラダ、サービス券300枚奪い合い事件とかね」
真紀:「なに、それ~」(大爆笑の真紀。)
幹生:「1泊800円の宿があって、そこに泉谷さんって人がいたの…」
真紀:「あ!ゆず胡椒あるよ」
幹生:「あ、欲しい」
(話が途中になってしまい、黙ってしまう幹生。)
真紀:「あ、ワインもあった、飲む?」
幹生:「あ…」
真紀:「やめとく?」
幹生:「あっ、…飲もうかな…」
真紀:「…今度にしようか」
(間を置いてから頷く幹生。ワインを置き、ゆず胡椒も忘れて席に戻って来る真紀。)
真紀:「あ、ゆず胡椒わすれた…」
幹生:「座ってて」
(今度は幹生がキッチンに向かう。キッチンから、背を向けて座る真紀に言う。)
幹生:「それ食べたら、本郷警察署行ってくる」
真紀:「………」
幹生:「あと、その前に、区役所行って…」
(目を閉じる真紀。)
幹生:「やっぱり飲もうかな、1杯くらい飲んでいっても…」
(しばらくの沈黙ののち、キッチンから出てきた幹生は真紀に近付き、頭を下げる。)
幹生:「ごめんなさい。勝手にいなくなって、1年間心配かけて」
真紀:「別に謝られるようなことされてないけどな」
幹生:「したよ…」
真紀:「私、結構楽しくしてたし、好きなことしてたし。バイオリン弾いて自分らしくして」
幹生:「1人にさせた」
(幹生の顔を見上げる真紀。)
幹生:「ほんとに申し訳ないと思ってて」
真紀:「帰って来てくれたし、会いに来てくれたよ」
幹生:「もう待ってないと思ってた。忘れててくれても良かったのに」
真紀:「だって、私はまだなにも言われてないんだよ。直接言われたわけじゃないから」
(頷く幹生。)
真紀:「うん」(席についた幹生は、真紀と向かい合う。)
幹生:「真紀ちゃんのことずっと考えてた」
真紀:「うん…」
幹生:「忘れたことない」
真紀:「そっか、どんなふうに?」(嬉しそうに微笑む真紀。)
幹生:「2年間夫婦だったし」
真紀:「うん」
幹生:「ここで一緒に暮らして、楽しかった」
真紀:「うん」
幹生:「いい想い出いっぱいある」
真紀:「うん」
幹生:「ホントに大事に思ってた、いつも。…今も、大事に思ってる」
真紀:「うん」
幹生:「だから、幸せに…、」
真紀:「うん」
幹生:「幸せになってほしいって思ってる」
真紀:「………」
幹生:「感謝してる、ありがとう」
(頭を下げる幹生。涙をこらえて俯く真紀。)
真紀:「こちらこそ、ありがとう。結婚して2年、3年間ずっと幸せだったよ。好きだったよ」
(向かい合って微笑み合う二人。最後の晩餐を楽しんで過ごす。それからお互いの結婚指輪を外し合った二人は、夜、一緒に区役所の時間外受付に離婚届を出しに行く。真紀に両腕を広げる幹生に、真紀は握手を返す。なにかを納得するように頷いた幹生は一人、本郷警察署の階段に姿を消していく。その姿を見送る真紀。)

別荘でお好み焼きを囲むカルテットたちのシーン!

諭高:「えっ?じゃあ巻さん、苗字変わったってことですか?」
真紀:「はい、旧姓に戻りました」
すずめ:「じゃあ巻さんじゃないんじゃ?」
真紀:「苗字的には」
司:「なんてお名前なんですか?」
真紀:「早乙女です、早乙女真紀です」
(真紀を見るすずめ。真紀を直視しているすずめを見詰める諭高。)
司:「早乙女真紀さん」
真紀:「はい」
すずめ:「なんかみぞみぞしますね」
真紀:「なんで?」
諭高:「いい家の方ですか?執事は?」
真紀:「普通の家です、執事はいません」
諭高:「お好み焼きでご飯食べてますもんね」
司:「それは関係ないんじゃないですか。でも確かに早乙女感…ありますね」
真紀:「早乙女感、ありますか?」
すずめ:「レベルアップした感じする」
諭高:「ハマチがブリになったみたいな」
すずめ:「離婚してよかったですね」
司:「実は僕、巻真紀さんって名前、あんまり触れたらダメなのかなって思ってたんです」
諭高:「恥ずかしいんだろうなって」
真紀:「思ってなかったですよ」
すずめ:「巻真紀ってアイドルぶってんのかなって」
真紀:「本名だよ~」
司:「これからは早乙女さんって呼べばいいですか?」
真紀:「あ、下の名前で、真紀で、結構です」
諭高:「それだと元の名字の巻さんで呼んでる感じしません?」
司:「ですよね、離婚した感減っちゃいますよね」
真紀:「離婚した感いりませんから」
諭高:「せっかく名前、自分の取り戻したのに、なんか巻き戻ってる感出ちゃって………」
(なにかに気付いたような諭高の顔。)
すずめ:「じゃあ…、真紀ちゃん、でいいのかな~?」
諭高:「巻き戻ってる感じありますよね??」
真紀、すずめ、司:『…………』
諭高:「巻、戻ってる感じありますもんね????」(ドヤ~~~~。)
司:「じゃあ下の名前で真紀さん、真紀ちゃんで」
諭高:「巻き戻ってる感、ありません?」(司を覗き込むように。)
真紀:「(司の言葉への)はい」

諭高の存在は結構重要で、この存在に救われてる感は否めない。
良い役貰ってます、高橋一生さん。良いキャラ過ぎる!!
義理の母(もたいまさこ)に幹生との出会いが幼馴染みたいな出会い方で、男でも女でも家族でもないそんな関係だったら上手く行ったのかな、って語る真紀の理想はきっとカルテットのみんななんじゃないかなって感じますね。
でもやっぱり真紀は心から幹生が好きなので、今のカルテットにおける真紀と司みたいになってしまうので、それはそれでまた実際そうなったら苦しい片思いの連鎖になるんだろうけど。
この夫婦の終えんで、第二章が終幕。
続いては8話いきま~す!!