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いくえみ綾実写ドラマ!『あなそれ』原作漫画2巻のあらすじ&ネタバレ!PART1

いくえみ綾実写ドラマ化!『あなたのことはそれほど』原作漫画の②巻あらすじ&ネタバレも!?その1

2巻/Section.5

「運命」「宿命」「必然」「奇跡」が大好物な、もうすぐ三十路の夢見る乙女(既婚者)な渡辺美都(旧姓:三好)は初恋の男性、有島光軌との再会を噛み締めていた。
一方、その有島は妻が出産したため産科にきている。
妻の母と一緒に生まれたばかりの赤ちゃんを見に来ていた。
名前は亜胡(あこ)だと話す有島。
麗華は地味な顔だから光軌さんに似て欲しいと呟く麗華の母。
僕は好きですよ、麗華の顔、と有島。
産後の麗華が入院している部屋で親子水入らず。
亜胡を抱く麗華を見ながら実感がない、と話す有島。
亜胡を抱いてみることに。
ぎこちない有島に優しい笑みを向ける麗華。
そんな幸せな光景の間じゅう、有島の携帯はずっと不協和音を鳴らしていた。
一方美都は、中学からの友人、香子に有島との再会、関係を持ってしまった事すべてを話していた。
呆れる香子。
あんなに良い旦那がいるのに!ありえない!最低最悪!と罵倒される美都。
しかしなにも響かない美都。
無節操、かなり動物的、わかってるわよ、それのなにが悪いの!と心の中で毒づく始末。
夫、渡辺涼太と一緒に過ごしている部屋でも有島からの電話を取る美都。
敬語で対応し、あくまで仕事の電話だというふうに偽って。
一方、会社で後輩と語らっていた有島は、生まれたばかりの愛娘、亜胡の写真を見せながら、ふと美都とのやり取りを思い出していた。
小さな小さな、産まれたての亜胡の写真を見て、「軽く、つぶれそう」と呟いた美都。
「他人の子供なんてちっともかわいくない」、と。嘘のつけない正直すぎる美都の姿を。
場面は渡辺家の食卓。
美都は、目の前でご飯が美味しいとニコニコしている夫の涼太を見て、知らない他人の赤ん坊より子熊の方がよっぽど可愛い、と考えていた。
子熊とは涼太の知らない所で美都が使っている涼太のあだ名。
すると涼太は突然言う。「子供欲しくない?」
血の気が引くようだった。
見透かれているような気持ちになる美都。
子熊はなにもしらないはずなのに。私たちのことなんて。知るはずがないのに。
産院を退院して実家に来ている麗華と亜胡。
有島は麗華の実家に向かうため一人夜道を歩いていた。
美都は一人心の中で微笑んでいた。
ー私たちは続くと思うー

Section.6

有島と麗華の愛娘、亜胡の生後107日を過ぎた頃、美都は相変わらずの秘密を抱えた生活を続けていた。
涼太との二人きりの生活。送り出して、迎えて、食卓を囲む穏やかな生活。
これはこれで好きだった。
しかし今日は「秘密の方」の、有島との約束の日。
いつものお店で待ち合わせ。
有島がチャーガティーを頼む日は早く帰る日。
なんとなくお決まりになってきていた今日この頃。
有島の娘、亜胡がロタウィルスにかかったなどと会話をしながら、今日もまた体を重ねる二人。
想いが強すぎるのか、有島に趣味を持て、と言われる美都。
そんな自分にはあるのかと美都が訊ねると「俺の趣味は美都」だといいのける有島。
いい趣味ねぇ、と肩を寄せる美都。
美都は思い返していた。
有島の妻、麗華がまだ里帰りしている時、一度だけ「友達と」と涼太に伝えて、有島と二人で一泊の温泉旅行に行ったことを。
古くからの友人、香子に話を合わせて貰った。
お土産のチーズタルトを持っていくと香子は言った。
あんた、いつか罰あたるよ、と。
土産は受け取って貰えなかった。
罰、そんなことは分かってる。
そのチーズタルトは一人で美都がその日のうちに全部食べてやった。
受付の仕事中、美都のもとに有島から電話が入る。
有島がロタウィルスになってしまったという連絡だった。
だから美都も具合悪くなるかも、という話だ。
その電話が終わってからにわかにお腹の違和感を感じ始める美都。
まさか、とは疑いつつも慌てて同僚に話し、消毒をお願いして早退することに。
具合が悪い中、涼太になんと説明するか考えを巡らす美都。
何て言おう、何て言おう。
受付で子供が吐いて、それを片付けていたら、とかなんとかかんとか…。
しかし翌日にはすっきりなお目覚めに。
朝、仕事の帰りに買ってくるから何が食べたいかと訊ねる涼太。トンカツ?カツカレー?とご機嫌に考える美都。
そんな美都に、「僕はヒグマになったら嫌だからカツだけにしよ~っと」と何気なく言って平然と会社に向かった涼太。
1日一人でゆっくりと過ごす美都。
気晴らしに外に出た時に陶芸教室を見つける美都。
なにげなく足を踏み入れ、一日体験に参加してみると意外に楽しかった。
夜、そこの陶芸教室に通ってみたいと話すといいんじゃない?と好意的な涼太。
趣味が出来たと一人でニヤニヤする美都。
毎日涼太と過ごしながら、仕事へも行き、時々趣味の陶芸教室にも参加している美都だが、心はいつも有島だけに向かっている。
ロタウィルスも落ち着いたであろう頃、そろそろ会いたいとメールを打つ美都。
陶芸とは「夜中のシャンプー」みたいなもので、頭がどんどんクリアになっていくの、と有島に美都の心は話し掛けている。
陶芸教室の最中、頭がクリアになっていくその時、美都はふと気付く。
涼太の「ヒグマになったら嫌だから…」の台詞。
私、涼ちゃんに「子熊」って言ったことあったっけ?
その時ふと陶芸の教室の中に「有島さん」と誰かが呼ぶ声が浮かび上がってきた。
反射的に顔を向けるとベビーカーを押した黒髪の女性が背を向けて立っている。
懐かしい!と声を上げているその女性。
陶芸教室の講師と慣れたように話をしている。
こないだまで子供のウィルスを移されて家族三人で倒れてた、と話しながら笑っている。
無意識に近寄って行く美都。
美都に気づき、振り向く女性。
可愛い、お名前は?と赤ちゃんの前で屈む美都。
亜胡です、と答えるその女性。
粘土付きの手で赤ん坊に触れようとした美都に気づき、反射的に素早くその女性は亜胡を抱き上げる。
「…………」
話しも終わり、女性が教室から去ったあとも動けないで立ち尽くしている美都。
粘土のついた手は震えていた。
賑やかな夜の有島家。麗華が亜胡を連れて電車に乗り、昔通っていた陶芸教室に一人で行ってきたと聞き、驚く有島。
休みの日に一緒に行ったのにぃ、と。
そんな有島を優しい表情で見ている麗華。
有島くん、私に趣味が出来て良かったね。
今日も美都の心は有島だけに向かっている。

Section.7

陶芸教室で美都が作ってきた食器で食卓を囲む美都と涼太。
今日も二人きりの穏やかな朝。
もうすぐ25日。25日は美都の誕生日&結婚記念日。
どう過ごすかで話に花を咲かせる二人。
涼太に笑顔を向けながら、時々自分が二人いるんじゃないかという錯覚に陥る美都。
相変わらず有島との秘密の時間は続いていた。
趣味の陶芸教室はどうかと聞く有島。
奥さんの趣味を訊ねる美都。
陶芸も、昔にやってたらしい、と話す有島。
そうなの?と美都が食い下がるともうやめたみたいだけど、お香をたく香台とか昔作っててうちにあるよ、と続ける有島。
今度それ写メして欲しい、と微笑む美都。
陶芸教室で涼太リクエストの薄いビアグラスに挑戦する美都。
その難しさにスランプ状態に。
一息入れましょう、と陶芸教室の仲間がお菓子を配っている。
粘土だらけの手で受け取れない美都。
ふいに赤ちゃんを抱き上げた「有島さん」と呼ばれる黒髪の女性を思い出す美都。
美都は思い返していた。
私たち夫婦は子供をもたない事に決めた、ことを。理由は私がいらない、から。
夜、パソコンに向かう涼太に声を掛ける。
涼太は25日の二人のためにお洒落なお店を探していた。
しかしそんな涼太の表情は浮かないものだった。
家の玄関にある麗華の作った香台を思い出したようにスマホで写真に収めていた有島は、慌てるようにバタバタと会社へ出社。
それを後ろから見ていた麗華。
出社途中、「三好物産」という名の宛先にメールを打つ有島。
“25日って誕生日じゃね?“
じゃあ24日に、との有島からのメールを受け取った美都は仕事中、顔のニヤニヤが止まらない。
受付の仕事の同僚が何でも飽きっぽくて、となにげない会話の中で話すのを聞きながら私は、ハマると長いよ、と心で呟く美都。
陶芸教室に行くと仲間同士の会話の中で、昔通っていた「有島さん」の話になる。
なぜかそこで知り合い的な言葉を口走ってしまう美都。
昔通っていた頃の忘れ物を、自分の友人の奥さんだから私が届けますよ、と。
返しようがないわ、と家に帰ってから一人冷静になる美都。
涼太が仕事から帰ってくると誕生日&結婚記念日の前日の24日、陶芸教室のみんなが誕生日祝いをしてくれるから行ってくる、と伝える美都。
有島の事は隠して。陶芸のだれだれさん?と食い下がる涼太。
その後も話しを捲し立てる涼太に、なんかしつこい、と質問を遮断する美都。
24日の朝、部屋でお洒落している美都を覗き見ている涼太。
「有島光軌」の名前が美都の携帯の電話帳に突然現れたあの日と同じネックレスをつけて、美都は鏡に微笑みかけていた。
待ち合わせのお店に着いた美都は有島からキャンセルの電話を受けとる。
子供が高熱で、無理だと。
来たばかりでこんな早い時間に家になんて戻れないよ、と美都はイラついて有島にきつくあたる。
重篤じゃないなら有島くんがついたってついてなくたって、きっと変わらないよ、と。
その言葉を聞いた有島に、もし今行けたとしても今日はお前のこと心から祝えないわ、と電話を切られてしまう。
不安でいっぱいになる美都。
「私、ハマるとしつこいよ。」
一方苦しい表情の涼太は街中で一人立ち尽くしていた。
25日を迎えた二人はレストランで向かい合い、美都の三十路と結婚一周年を祝っていた。
結婚一周年のお祝いのプレゼントに涼太が欲しがっていたビアグラスや蕎麦猪口を作って間に合わせたかったけど間に合わなかったと話す美都。
涼ちゃんの方のプレゼントは、と聞く美都に、涼太はゆっくりと話し始める。
みっちゃん、ありがとう。僕と結婚してくれて、と。
僕は小心者の小熊だから。
私、そんな事言ったこと、あった?、と美都。
ないよ、メールでしか、と涼太。
見たの?どうして?
美都の問いかけに涼太は答える。
「僕はそうやって覗き見る自分の浅ましさや君のずるさに耐えられなくて、もう確かめない事にしたんだ。君が夜中に呼んだあの名前の情報を僕の端末にも入れておいた。かけたらどんな人間が出るのか。でもかけない。知ったら、僕は自分がどうなってしまうのか、怖い…」
涼太は続ける。僕はずっと君を愛する。愛することができるよ。
「これが僕のプレゼントです」。
ただ、静かに唇を噛み締める美都。

ある日麗華の家の呼び鈴が鳴る。
ドアホンで対応すると陶芸教室でお会いした渡辺さんと名乗る女性。
麗華が昔通っていた陶芸教室の友人に貸したままの雑誌を届けに来た、という。
扉を開け、向かい合う二人。うちのことはどこで?と警戒している麗華。
ご主人の有島くんとは同級生で、少し前に偶然会って、おうちが自分の通勤圏内だと聞いていて、懐かしくなって、と渡辺さんと名乗るその女性は笑って話す。
赤ちゃんが泣き出し、麗華は挨拶をして扉を閉めた。
部屋に戻ってきた麗華はすぐに有島へ電話をかけた。
今、あなたの同級生だった渡辺さんという女性が訪ねてきた。
陶芸教室の本をわざわざ返しに持ってきてくれた。
「懐かしいなんて言いながらあなたがいない時間に来る、変わった人だった」。

長くなりそうなので、2巻を半分に分けたいと思います。
次は2巻のPART2に続きま~す。

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